荒平天神まで行ってきました | 電柱が高いのもポストが赤いのも政治が悪い…が、政治家を選んだのは誰だ!

電柱が高いのもポストが赤いのも政治が悪い…が、政治家を選んだのは誰だ!

長文が多い為か中々コメントが貰えないチラ裏です<

こんにちは、脳鋼ニーサンです。
先日予告した通り、ちょいとサイクリングへ出かけてきました。
鹿屋市街から「サンロード(旧国鉄大隅線跡をフィットネスロードにしたもの…紹介ページを探したが、市のホームページにすら記載が無かった…)」を、まずは吾平方面へ…

□鹿屋駅跡~吾平方面終点
吾平方面は途中で途切れていた記憶があったので、まずはそちらへ向けて走ってみました。
永野田駅跡までは比較的綺麗なままであったが、整備されているという感じではなかった。 どうやら地区の方が自発的に整備されているらしく、それなりにフィットネスロードっぽくはなっている。 でも、白線が消えたままになっていたりして、市の方では放置している様子が丸分かりだった。 あと、沿道には工場(酒造か澱粉工場だったと思う)のある場所もあって…そこは、ちょっとくちゃい。

で、永野田駅跡に到着。
ここはかなり整備されていて公園のようになっている。
きちんと管理もされているようで休憩所にはいいかもしれない。
ここで、当然の如く一服( ´ー`)y-~~

更に道は続いているので、再び吾平方面へ向かう。
ここから先の道は結構酷い…
伸びすぎた沿道沿いの樹木の枝が払われているのだが、それがそのまま沿道に放置されている。
道の方も落ちたドングリや枯葉が放置されている。
で…一番最悪だったのが───

終点の表示が無い

流石に標識くらいはあるだろうと思っていたのだが…
大姶良川の手前で途切れているだけで、何の表示も無い。
思わず、周辺に何かないかと探してみたが…本当に何も無かった!
初めての人なんか迷うぞコレ。

個人的には永野田駅跡から引き返す事をお奨めする。


□鹿屋駅跡~大隅野里駅跡
鹿屋駅跡は現在市役所になっているのだが…
その所為でサンロードの繋ぎが分かり難いったらありゃしない。
俺は昔を知っていたからいいようなモノを…

下谷川を渡る「鉄道橋」という名の橋が、こちら方面の入り口だと考えてもらった方がいい。
以前は鉄道橋前にファミリーマートがあって便利だったのだが、現在は無くなってしまっていた。 先に飲み物買っておいて正解だった。
この後、暫くは車道と併走するように自転車通行可の歩道がサンロードの一部になる。 入ってすぐの坂を登りきると銭湯があるので帰りに一汗流すのもいいかもしれない。 その横には、グランドゴルフのコースがあって、ご老人方が早朝から回っていらっしゃった。
なんか、フィットネスロードというより高齢者向け健康施設みたい…

更に進むと、車道の反対側にサンロードの入り口を示すゲートが見えてくるので、そこからは昔のままのサンロードが続いていた。 やっぱり地域の方が管理されているのか、確かに整備されている様子はあるのだが…市の方でお金をかけている様子は無い。 白線は消えっ放しだし、車道との交差地点に必ず設けられている障害物(バイクやクルマの進入防止用)も錆が…
まぁ、気にしなければそれなりに気持ちよく走れる。
暫く行くと向かって右側が自衛隊の敷地になっているので景観の悪くなる場所もあるけどね?

で、10kmほど行くと大隅野里駅跡にたどり着く。
ここで交差している車道を左手側に登っていくと(チャリだとキツいよ?)鹿屋市イチ押しの「鹿屋ばら園」に通じているのだが…看板がダサい…
いくら何でも「きこりたちの店」を一緒にして大工さんっぽいキャラ載せなくてもいいじゃない…
んで、素人にはこの辺でお戻りになられる事をお奨めする。
理由は…以下にて説明します。


□大隅野里駅跡~終点不明…
小見出しでご覧の通り、吾平方面同様に終点が不明確…
しかも、ここから先は山を切り崩して線路を引いていたようで、両脇を森林と崖、苔むしたコンクリで固められた道が暫く続く。 下り坂になっているのでスピードが出るのだが…もし、この先も行くというのであれば、くれぐれも控えめにして欲しい。 途中で地下水が泥を伴って流れ出ているらしき場所があって、盛大に誰かがコケたらしき跡が残っていた。 この辺は地元の方も手付かずのようで、沿道の木々から落ちたらしい枯葉や枝が散乱していて、ただでさえ危ない。

この危険地帯を抜けると、再び見晴らしのいい場所に出る。
道も整備されている高須海岸の辺りで景色も海を臨む見晴らしのいい光景に取って代わる。
因みに、ここにも「高須神社」なる社があるのだが、建立は1950年代と比較的新しいモノなので、個人的にはスルーさせていただく。

で、この後はしばらく海沿いを走る事になるのだが天神町までの間にはサンロードが途切れて、車道を走らなければいけない場所もあるので気をつけてほしい。 まぁ、見晴らしはいいので慣れた自転車乗りなら特に問題はないと思う。 ただ、アップダウンが激しい上に海風もあるのでママチャリで遊びに…というのは止めたほうがいいと思う…マジで。
実際、ロードレースの練習中らしき集団とすれ違ったし。

天神町までは先に示した通り、車道とサンロードが交錯しているが、
一本道なので迷うことはまずないと思う。
この道をどんどん走っていくと「菅原小学校」が左手に見えてくる。
ここは映画『チェスト』のロケ地になった…んだけど、俺がチェスト知らんのでスルー。
その先に見えてくるのが「天神島」と「荒平天神」だ。
因みに、サンロードはここまでで終わり…のはずなんだけど、ちょっと先まではサンロードの欠片がちょこちょこ残ってる。 しかも、また終点の表記はない…


□荒平天神
創建者は不明だが年代は天文年間(1532~1554年)となっている。
主祭神はお社の名前から分かる通り天神菅原道真公。

…実は、これが創建者を特定し難い理由にもなっている。

天文年間は戦国時代に属するのだが、この年代は肝付氏が優勢で島津氏は内乱から立ち直ったばかりの頃にあたるので、官軍である島津氏に対抗する為、朝廷に対する祟り神でもある道真公を肝付兼興公か、その子で名将であるところの肝付兼続公が建てられたのかもしれないのだが…そもそも、肝付氏は道真公の仇敵である藤原氏の氏神である春日大社を祀る事で納税を免れ続けた荘園の管理者…というか、所有者である。
いくら何でも、そんな相手の味方を道真公がしてくれるのか!?

とは言え、当時、この地を治めていたのは肝付兼続公で間違いはないようなので、創建年代に間違いがなければ兼続公、若しくは、ギリギリ兼興公が建てたと考えるのが妥当だろう…。

創建年代が、もう少し後ならば島津氏によって春日大社の向こうを張って島津氏が建てたとも考えられるが…こちらも実は惟宗広言という藤原摂関家筆頭だった近衛家の家臣に当たる人物を祖としている…

どっちが祀っても、道真公のご利益はなさそうなのだが…
結局、誰が何の目的で建てたんですかね…

因みに、現在のお社は大正の頃に一度燃えてしまい、ご本尊の木像以外は建て直されたものになるので、何らかの痕跡を見出すことはできませんでした…
ていうか、この神社、全国の神社を紹介しまくってるサイトさんにも掲載されてなかったんですがっ!

サイクリングロードとしては、ここにある休憩所を終点にされる事をお奨めします。 トイレも完備で屋根付の休憩所もありますし。
何でしたら車で行かれても駐車場が完備されていますよー。

ただ、天神様のお社までは急な階段になっているので、備え付けのロープを手掛りに大変な思いをして上り下りする事になるかもしれませんが(笑