「ピエール・カルダン・ジャパン」脱税、元社長遺族5人に罰金計2億9千万円の判決/横浜地裁 | 脱税・申告漏れ日記

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『「ピエール・カルダン・ジャパン」脱税、元社長遺族5人に罰金計2億9千万円の判決/横浜地裁』
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1107290005/
神奈川新聞 2011年7月28日

『相続税法違反:元社長遺族に有罪判決…横浜地裁』
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110729k0000m040060000c.html
毎日新聞 2011年7月28日 20時28分

『相続税脱税:カルダン元社長遺族に有罪』
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110729ddm012040091000c.html

毎日新聞 2011年7月29日 東京朝刊

海外資産を申告せずに相続税約11億円を脱税した事案
・横浜地検から相続税法違反罪で有罪判決を受けたのは仏高級ブランド「ピエール・カルダン」の旧日本法人「ピエール・カルダン・ジャパン」の元社長、故・武田正彦弁護士の妻敦子被告(75)と子供4人。
・武田弁護士は2006年11月に、がんで「余命3カ月」と宣告され、家族に「海外に資産がある」と打ち明ける。
・2007年2月に胃がんのため79歳で死去。
・5人は2007年12月に被相続人が海外の金融機関で保有していた株式など約25億円分を除いて税務署に申告し、約11億7千万円の相続税を脱税。
・2010年3月同法違反容疑で東京国税局の査察(強制調査)を受ける。
・東京国税局が横浜地検に告発。
・2011年4月18日横浜地検が同法違反罪で横浜地裁に起訴。
・2011念7月28日横浜地裁から妻に懲役2年6月、執行猶予4年、罰金1億3000万円(求刑・懲役2年6月、罰金1億5000万円)、子供4人はいずれも懲役1年6月、執行猶予3年、罰金4000万円(求刑・懲役1年6月、罰金5000万円)の有罪判決が言い渡される。

以下の記事の裁判結果です。

<関連記事>
旧カルダン日本脱税:在宅起訴 長男処理巡り後悔も あまり罪悪感なかった/神奈川



記事では、
朝山裁判長は「脱税額は多く非難を免れないが、(武田弁護士から)『海外で使うように』と唆すような指示を受けたためで、自らの発意とは言えない」と指摘した。
とのことです。

しかし、それに従ったのは申告義務がある遺族の意思なので、情状酌量の理由にはならないと思いますが。。




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