『小倉優子さん脱税疑惑浮上、年収は4600万円? 』
http://media.yucasee.jp/posts/index/7624
YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア) 2011年05月16日 16時20分
芸能人が給与の一部を親族の会社に振り込ませ所得税の脱税疑惑が浮上している事案
・記事によると脱税疑惑が浮上しているのは、タレント、小倉優子さん(27)
・実家のタイル業と所属事務所が業務提携を結び、健康管理や身の周りの世話を行うなどの対価として給与の一部を振込み。
・業務提携の実態が薄く「脱税疑惑」が浮上。
ネタ元が東京スポーツとのことなので、どこまで信憑性があるかは疑問ですが、契約が単に書面上のものでマネジメント等の業務実態がなければ、所属事務所から親族の会社(?)に支払われた報酬を含めて、全額がタレントへの給与との認定を受けることになるでしょう。
『これは、同じ事務所の先輩で独立騒動で係争中の眞鍋かをりさん(30)が使っていた手法と同じだ。実家の「マナベ電子工業」に毎月180万円が振り込まれていた。』
とのことですが、マネジメント会社等、本業周辺業務を行うサービス会社を設立して、収入を個人と法人に振り分ける手法は実務でも一般的に行われています。
所得税は所得が増えるほど適用される税率が高くなる累進課税制度が採用されていますので、収入を分散することによって節税が可能なんですね。
ただし、それが節税と認められるのは、会社としてちゃんと対価(報酬)に見合った仕事していた場合だけです。
ちなみに
『「小倉優子が逮捕されるのではないか」という不穏な噂が出ていた。』
とありますが、この金額での逮捕はないでしょう。
任意調査で十分実態解明が可能な案件です。
ただ実態がないのに契約書面を作って、実態があるように装っていたということですと、
単なる申告漏れではなく仮装・隠蔽があった場合に適用される重加算税が課される事案となるでしょう。
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