『巨人軍 GM 清武英利と言う人』
我が巨人軍が、大きく変わろうとしている。
一人の男が、大きな巨大な化け物に太刀をつきつけた。
清武英利、この人に拍手を贈りたい。
私は、清武代表と会話をさせて頂いた事がある。
宮崎キャンプの時、宮崎空港で巨人軍のスタッフと同じジャージを着てお客様をお迎えに来られていた時である。
清武氏に『いつもコラム楽しみにしています。香川から来ました。』と言うと『いやぁー、遠い所から、宮崎まで交通の便もないでしょ』と言ってくださり『ほんとにそういう、あなたのようなジャイアンツファンの皆様に満足して頂ける練習をしていますから、時間の許す限り堪能して行って下さい。』と柔らかな大きな手で握手をしてくれた。
清武氏『巨人軍の球団代表にして世界で一番の巨人ファン』と言われるように、宮崎キャンプでは、施設内を球団職員とおなじジャージで、時にはクグランドまで降りて仕事をしたり・・・その姿は、本当に凄い。
また、一軍の選手だけでなく、二軍、新人、または他球団の選手まで目を配り、球界にいい事であれば、自分から頭を下げることなど当たり前で、色々な新しいプロ野球界、いや、日本球界を考えた行動をされている。
清武氏のコラム、著書などは必見に値する。
スポーツライターの文章でもなく、ジャーナリストでもなく・・・新聞記者上がりの細やかな目線で、人間味溢れる文章が読む人の心をくぎ付けにさせる。
本当に、日本で一番野球が好きな人なんだろうと思う。
渡邉氏とは根本的に『野球好き』かどうかと言う部分で大きな差がある。
清武氏は、3軍とかフューチャーリーグ、独立リーグとドンドン若手主体で試合をさせる構造を作り上げた。
若手の育成と言う部分ではなく、18歳や20歳でせっかく、プロ野球界の狭き門をくぐった選手でも、一軍で活躍できるのは一握り、ファームの試合に出れるのも少しの人数・・・中には、2軍の試合にも出れずに終わる選手もたくさんいるという。
そういった具合で、完全燃焼できずにプロ野球を引退する選手は、次の仕事についても長続きできなかったり・・・悪い付き合いをして良い人生を送る事ができないい事が多いと言う。
清武氏は、その背景には、彼らはプロ野球に入ったが、出番もなく野球をしないで終わってしまい、『野球選手として俺は燃え尽きていない』と言う気持ちが、彼らの早すぎる第二の人生の邪魔をさせているという。
3軍とかフューチャーリーグ、独立リーグとの交流試合の機会を増やす事で、一試合でも多く試合に出れる環境与える。
それが、プロ野球に就職させた、経営者の役目と言う事も書いていた。
そうする事で、プロ野球選手としての持ち場を与えてあげる・・・
そこで活躍すればスターダムをかけあがれるしダメでも、納得して引退させてやりたいと言う事を書いていた。
清武氏と、渡邉氏、これから先、プロ野球が発展していく上で、どちらがしている事が正しいか????
百歩譲り、清武氏の行動は、巨人軍の恥をさらしたという部分、内部統制と言う観点では、正しい行動ではなかったかもしれない。
ただ、清武氏のエゴや、名声を乞うものでは無い事を理解してもらいたいと思う。
野球界ためには歴史的な一歩だと思う。2011・11・11 平成野球維新の日。
プロ野球は老いた権力者の遊び道具ではない! 私は、清武代表を応援します。
これで、巨人軍がおかしな行動をとるのならば、私は38年間の巨人軍の生活を辞めます。
巨人軍から去る覚悟はできています。
写真は、清武氏から頂いたサインボールです。