もうこれ以上、イイコになる必要はないんじゃないか？

アートのチカラで”自分らしさ”に気付いて、
自分が主役＜ヒロイン＞の人生を歩むサポートをする

元役者のココロ☆セラピスト　楓子です

先日、こんな記事を書きました。

一つ補足させて頂きたいのですが、
私はポジティブマインド等の自己啓発を否定したいのではありません。

これまでの自分の考えと違う視点から物事を見てみる。

こういうのを心理学ではリフレーミングと呼ぶのだけれど、
ポジティブマインドなどの考え方は、まさにこれだな～と私は思うんです。

このようなマインドを知ったことで、私も楽になったことがいくつもあります。

だからね、否定したいわけじゃないんです。

私が言いたいのは・・・

「ポジティブこそが良いこと！」と言いすぎることは、

やり方を間違うと、

余計人目を気にして、
感情を押し殺す”イイコちゃん”を量産しかねない

ということ。

・・・例えば、以前に個人アートカウンセリングで、
このようなことをお話してくれた方がいらっしゃいました。

その方は今現在、とても辛くて苦しい思いを抱えていたのだそうです。

そして、その思いを吐き出したくて、
とあるスピリチュアルヒーラーの方に自分の気持ちを伝えたら、

「でもそれが今のあなたの試練（役割）だから、辛くても仕方ないよ」

と返って来たそうです。

・・・スピリチュアルな世界では、この世で辛い思いをすることは自分にとっての試練であり、

その試練を乗り越えてこそ、魂のレベルの高い人間になれるのだと言われています。

この考え方は、
「今のこの辛さを耐えれば、幸せが待っている」
というように、

今の苦しい思いをリフレーミングすることが出来るかも知れません。

でも、その方は

そう人から言われたことで、
苦しい気持ちを理解されない事実に『悲しみ』を覚えたと共に

『辛い』という気持ちから抜け出せない今の自分を責めて、

余計苦しくなってしまった

ということでした・・・

私はスピリチュアルな世界も好きなんだけど、

この方と同じこと、何回か経験したことがあります。

ぶっちゃけ、めちゃくちゃしんどかったです（＾＾；

”今”

自分に湧き上がってくる自然な感情は、

辛い、苦しいということなのに、

「そう考えるのはダメ！」

と他人ないしは自分に禁止をされると、
余計心はもがいてしんどくなってしまうんです。

感情は、必ず意味があって生まれてくるもの。

それを、世間一般の常識であったり、「こうあるべき」という思いで押しつぶしたら、

余計に暴走します。

そしてそれが習慣化されてしまうと、
自分のネガティブな感情を押し殺して、
わざとポジティブに振舞うような、

人の目ばかりを気にする人間になる。

所謂、イイコちゃんが出来上がる。

・・・もうね、自己啓発などに興味を持つ人って
（セラピーやカウンセリングに興味を持つ人もそうですが）、

絶対的に皆、既に自分や人のことを思える良い人なんだから、

「これ以上イイコにならなくても良いじゃん？」

そう私は思うんです。

むしろ、これまで「自分のありのままの感情にＯＫを出す」ということをしてこなかったのだから、

今そのリバウンドで苦しいわけです。

だったら、これからは、どんなに今湧き上がった気持ちがネガティブな感情であろうが、

その自然に湧き上がってきた”本当の気持ち”を
尊重していくべきじゃないでしょうか？

私は、そんな場を、作っていきたいって凄く思います。

ぶっちゃけ、私自身、まだまだ自分を責めて、
つぶれることが多々あります（＾＾；

でも、私は自分のような思いをしてきた人と一緒に、

本当に一緒に、

自分育てをしていきたいと思う。

導くのではなく、
共に成長していくというパートナーのような関係を、

セラピーの中で築いていきたいと思っています。

長文になってしまいました～・・・（＞＜）

ここまで読んでくれた方、本当に有難うございます！

＊＊＊

そしてね、前回の記事で、読者様から感想を頂きました。

その方は、

嫌なことがあって自分を責めて凹んだ後、
頑張ってポジティブマインドなどの本を読み漁るものの、
やはり出来ないことを繰り返していた。

そしていつしか、自己啓発などの本を

「私はダメだからね」

と、逆に自分を余計に責める材料に使っていたことに気付いた

そうです。

はっはっは（笑）
わかるわかる。

責めるよねー自分。
マゾだよねー自分。

それじゃね、そもそもどうして自分を責めたくなっちゃうのか、

その理由の一つを、次回のブログではお話ししていきたいって思います。

もしご興味ありましたら、
お付き合いくださいませ（＾＾）

最後まで読んでくれてありがとう