先日、大阪 梅田での事故のこと
突然のこととはいえ 被害に遭われた方
ご家族の方のお気持ちは
どれほどのものかと 心が傷みます
そして運転者の方が突発性の心疾患であった
ということがわかった時
私はまさに先日の自分も同じ状況だったと
思いました
先日ブログにも記述しましたが
私は運転中に胸痛を感じて
自宅に戻ってから救急搬送され
そのまま入院、検査の結果
心疾患の診断が確定しました
私は今から 10年程前に心療内科に通院していたことがあります
それより2、3年前のことですが、
実母の急逝や、主人が会社を早期退職したこと、それにともなって住み慣れた街を離れ
今の土地に引っ越しすることになったこと、
子供たちも友達と別れ新しい学校に通うことになったこと、主人の再就職活動など…
一気に色んなことがあって精神的にかなり参ってしまった為か、突然の動悸や呼吸困難などにおそわれ受診した結果
パニック発作との診断を受け、1年半近く
治療しました。
主に投薬による治療で、抗不安薬を飲んでいましたが、少しずつ改善し、発作の回数もへり、その後、通院することもなくなりました。
当時も動悸がひどかったので、心電図、心エコー、MRIなどの検査をひと通りしましたが
心疾患ではなく、ストレスによる精神の不安定と診断されていました
それからの間、やはりストレスからくるのか
時々、パニック発作(過呼吸)のような状況が出る時もあったのですが、薬を服用するまでもなく、落ち着いて対処すれば治り、
薬も心療内科も必要なくなっていました。
ですから、先日の症状もいつもの過呼吸か?
と思っていたのですが
今回はちょっと違う感じで胸痛が強く、
やはり不安もあおったのか、様子を見るというよりすぐに病院に行きたい気持ちが強かったのです
ブログにも記述しましたが
当日の当直の先生が循環器の先生だったこと
そして、私が胸痛を訴えての搬送だったことから、狭心症を疑っての検査。
この時の血液検査が決め手になりました
トロポニンという物質です
トロポニンの数値が少し高かったということで 後日、調べてみました
トロポニンは心筋細胞の筋原繊形を形成する
収縮タンパク。
心筋の構成成分であるため、これが血液中に出現するということは、急性心筋梗塞や不安定狭心症(私はこれの疑い)などによって、心筋がダメージを受けていることがわかる
トロポニンが認められた場合は、ただちに心筋が傷害されたと判定できる
トロポニンは急性心筋梗塞発症後、数時間で血液中に出現し、二週間ほど高値が持続します
このため、症状がはっきりせず検査が遅れてしまった場合にも陽性を示し、心筋の障害を診断できます
ということなんですね。
細胞?というか、ヒトの体てスゴイですね
そして、心臓カテーテル検査の結果
冠攣縮性狭心症の診断確定となりました
原因は、はっきりわかりませんが
もともと自身が持っていたものか?
先生いわく「ストレスとか、交感神経と副交換神経のバランスがうまくいかないとか」と言われました。
検査の結果、動脈硬化も見られず、私は飲酒
喫煙もしないので、やっぱり…(T . T)
「ストレスは万病のもと」
抗がん剤の影響か?とも思いましたが…
抗がん剤治療中も、しばしば動悸を感じていたので、心エコーも撮りましたが、異常無しでした
私のような心疾患は健康診断の心電図や心エコーでは、なかなか異常は見つからないそうです
そして、トロポニンの検査も通常はしないそうです(血液内科で何度も採血しましたが、わかるはずないですね)
過去の心療内科でもわかるはずもなく
ずっとパニック発作とか、過呼吸とか思っていましたが(もちろん、それもあると思いますが)、実は心疾患が隠れていたとは、今更、びっくりでした
でも見つかって命拾いしたと思いました(^^)
リンパ腫の告知を受けた時は、それすらが
受け入れられずにいたのですが、
治療を乗り越えて 寛解維持している今は
今回のことは前向きに考えることができました
疾病に関しては、早く見つかれば治療によって治ったり維持出来たり、 難治性のものだったとしても選択肢があるはずです
以前も記述しましたが
これからは
悪性リンパ腫と心疾患のふたつの病気と
うまく付き合って、日々過ごしたいと思います
どうか体の中では、ガン細胞があばれないように、そして心臓発作が起きないようにと
願います
今日から3月
1年前の3月は、リンパ腫の診断確定、告知を受けました。
今年は、春の訪れを心から楽しみたいです
(^^)
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