塩分摂取は便秘解消にも役立ちます。
※便秘の人は塩分が足りないということでもあります。

便秘の原因となるものはいくつかありますが、ストレスや血糖値が主な原因です。
ストレスにより内臓を動かす副交感神経がうまく機能しなくなったり、腸壁に酸化した細かな物質がこびり付いて引っかかっている場合がなどです。

酸性物質がこびりつているのであれば、アルカリ性物質で浸せば腸壁から剥がれやすくなります。
なので塩分を摂取し、適量の水分を同時に飲んで胃腸内を満たせば、腸内にアルカリ性水溶液が出来上がり、腸壁から炎症や癌などの原因となる酸性物質を剥がし綺麗にすることが出来ます。

また、塩(精製塩以外)に含まれる塩化マグネシウムという物質(にがり)は、下剤成分なので、排出も促進する事が出来ます。

ただしにがりは豆腐を固める際に使われる物質でもあり、タンパク質を硬化させる物質でもあります。
すなわち、血管や皮膚を硬くしてしまうため、動脈硬化やセルライトを出来やすくしてしまう可能性もあります。にがり成分の取りすぎには注意してください。

※にがりダイエットというのが一時テレビの影響で流行りましたが、テレビでやっていた適量で行ったにもかかわらず入院をしてしまった方が多数おられます。ダイエット効果はなく、危険ですので絶対にお止め下さい。

ラーメンスープやスープカレーなどを飲み干した後、便秘が治ったり排出欲が増す現象は、塩分濃度の高い液体を飲むからです。スープは全部飲みましょう。
刺激物=排出すべきもの として脳が排出命令を出すのであれば唐辛子成分が同様の効果をもたらす可能性もゼロではありませんが、主要な原因としてはアルカリ性の液体を摂取したことです。

ちなみにコラーゲンたっぷりの鍋を食べた後、肌がツルツルになるのも、コラーゲンが原因ではなく、塩分摂取の効果なのです。
コラーゲンは高分子であるため、一度低分子のアミノ酸レベルまで分解されてから吸収されるため、再びコラーゲンとして生成される可能性はほぼありません。効果なしです。

また、塩分摂取の下剤効果、腸内洗浄効果で、かなりの勢いで排出されます。
これは決してお腹を壊したということではなく、老廃物を吐き出すための作用ですので正常な好転反応です。今まで正常に動いていなかった胃腸が正常に機能し始めたとむしろ喜ぶべきことです。

【便秘と塩分の関係で解りやすいイメージ図】
『ビビッときたら書くブログ』 by nippy