松木けんこう代議士と中村てつじ議員をお招きしての、第2回政経フォーラムを9月11日、関西日本一新の会主催・日本一新の会共催で私の地元・京都で盛大に開催して頂きました。
 近畿一円はもとより、遠くは岐阜からもお集まり頂きましたみなさま、蒸し風呂のような残暑厳しい京都にようこそおいでくださいまして、約2時間に渡って熱心にご傾聴頂きまして、誠にありがとうございました。
 また関西日本一新の会・代表の森田さんをはじめ、幹事のみなさまには、周知期間が短い中、事前準備から当日の段取りまで、額に汗しつつ絶大なお力を頂きました。いつもながら感謝の気持ちでいっぱいです。本当にお疲れ様でございました。

 今回のフォーラムを開催するに際し、森田代表から、『時の人、正義の人、松木けんこう代議士と河上さんのコラボ実現したら面白いやろうなぁ~。やってみようよっ!』とのご提案を賜り、松木代議士と、森田代表の豪腕?で、中村てつじ議員に出演をご快諾頂き、とんとん拍子で今回の企画が実現しました。
 
 私と、松木けんこう代議士との初めての出会いは、約4年前、私が小沢一郎政治塾の塾生だった時で、塾事務局長として当時大変お世話になりました。塾開講日にはいつも必ず塾生全員に携帯電話の番号を教えて下さり、『何かあったら、何でも相談してくださいね~』と気さくに、そして献身的にご指導頂きました。
 議員になってからも塾生当時と違わずご指導頂き、昨年京都での選挙活動の際には、早朝から何度も一緒に辻立ちをして下さいました。公私に渡り、まさに頼れる兄貴であり、師匠であり、正義を貫く飾らないまっすぐなお人柄の大ファンのひとりであります。
 中村てつじ議員は、やはり私が小沢塾在塾中に、『少子化対策について』の議員講演をして頂き、舌鋒鋭い、理路整然とした説得力に感服したのを昨日のことのように覚えており、今回おふたりには小沢塾以来のご縁を賜ることになりました。

 当日、京都駅新幹線下りホームにお迎えに行き、トレードマークの青いスーツをお召しのけんこう議員を発見。 
 前日まで岩手で選挙応援をされていたそうで真っ黒に日焼けをされておりました。
 一方すでに会場にご到着だった中村議員は実は私と同じ学年同い年。黄色いシャツとベージュのスーツをクールに着こなし、同い年とは思えぬ余裕と貫禄に圧倒されつつ、ご挨拶をさせて頂きました。
 控え室での森田代表、司会の三橋真紀さんとの簡単な打ち合わせの後すぐにいよいよ、講演会が始まりました。

関西 日本一新の会のブログ-第二回政経フォーラム


 第一部は松木けんこう代議士の講演。
 講演当日投開票だった岩手の選挙応援体験談、ご地元・北海道での政治活動から今回の代表戦の舞台裏、菅政権で農水大臣政務官をお勤めだった当時の菅内閣について、何故内閣不信任案賛成を投じるに至ったのかの真相、時代を遡って田中角栄の自民党全盛期の話など、永田町での舞台裏話、今後の野田政権の展望、TPP・増税反対の理由、そして予想される政局の内緒話などなど、多岐に渡る政治の話を松木節全開で一刀両断頂き、会場は度々大爆笑の渦に包まれました。
 人を飽きさせないさすがの話術に、みなさま大いに楽しまれたようです。『増税増税って、財務官僚と同じ言葉を繰り返すだけなら、政治家っていらないですよね~。』の一言に、まさに政治家が世に必要とされる本質を見、政治を志すひとりとして、改めて襟を正す、身が引き締まった思いでした。

関西 日本一新の会のブログ-松木議員



 第二部は中村てつじ議員の講演。
 野田政権の今後の行方とのテーマの下、国政を志された苦節の過去を振り返りつつ、政界屈指の政策通だとの評判通り、昨年6月に政府が閣議決定した今後10年間の新成長戦略を丁寧に解説頂きながら、如何に財務省主導の増税論の論拠があいまいであるか、純債務と粗債務の違いについての考察などをご説明頂きました。
 中村議員曰く、『みなさん、こんな話、テレビで見たこと聞いたことありますか?ないでしょ?それは何故か?・・・むずかしいからです。』にはまさに納得。増税VS増税反対を矮小化して報道する既存メディアの怠慢を透かして見たように感じました。

 第三部は私も出演させて頂き、事前に募った質問をご両人に投げかけるお役を賜りました。
 政権交代の約束を守るには、新党結成か民主解体しかないと言った厳しいご意見から、前日の大臣辞任の背景に垣間見える既存メディアの暴走と腐敗について、これから市民がどのようにアクションすれば政治がよくなるかなどなど、ある参加者さん曰く『漫才のボケとつっこみ』のような絶妙の間と掛け合いで、お二人には歯に衣着せぬ論説をご展開頂きました。
 滞りなく、笑いあり、拍手ありの大盛会となりました。
 閉会後、出口でお見送りする両議員には、写真撮影と握手の長蛇の列が出来、松木・中村両議員もみなさまとの交流を大いにお楽しみ頂けたようです。
 
 多くの方から、インターネット中継をして欲しいとのご意見が寄せらていたとお伺い致しましたが、今回は両議員に完全オフレコでの開催ですので、秘話をたくさんご披露下さいとお願いをしておりましたのと、直接会場で参加費をお支払い頂いてご参加頂いたみなさまとの公平を期すため、文字起こし、映像・音声のネット公開も致しませんことを悪しからずご了承頂ければと存じます。

 遠路岐阜からご参加頂きました教師を生業とされているご夫妻から、以下のような感想を賜りました。
 
 会を拝聴させていただきまして,自分の中に新しい風が吹き込んだように感じました。
 これまでマスメディアに切り取られ報道されてきた『政治』というものへの関心が高まりました。
 実際の生の声をお聞きすることができて,本物にはもっとドラマがあるものだとわかりました。
 そこには生きている人間がいるものだとわかりました。
 血の通ったものであるとわかりました。
 そして新たに、わたくしたちの指導する子どもたちには本物を伝えたいという欲求が湧いてきました。

 今回ご参加頂けなかったみなさまも、是非次回ご参加頂き、政治を直接見て・聴いて・感じて・判断して・行動して頂ければ幸いに存じます。 今日配信の松木けんこう代議士のメルマガに、フォーラムのことをつぶやいて頂いております。
 またフォーラム当日、『わすれちゃったなあ~』とおっしゃっていた9月にご出版予定の著書のタイトルもわかったみたいです。
 ※けんこうのつぶやき・・・http://www.kenko-matsuki.jp/tsubuyaki.html

 次回は是非、出版記念講演をお願いしたいです!と新幹線にお見送りする道中お願いしておきました。
 ご参加のみなさん、スタッフの皆さん、そして松木・中村両議員、我が地元京都にお集まり頂き、貴重なお時間を頂戴し、本当にありがとうございました。

河上 満栄