日本の家づくりcafe -2ページ目

 旦那さんが技術探求にはまってしまったら2

こんにちは、日本の家づくりcaféブログのオーナー、REIKOです。

 

前回、家づくりを考え始めたご夫婦で、住宅の性能について調べ始めた旦那さんが、ドツボにはまってしまう例をご紹介しました。

 

このとき奥さんはたいてい辟易し、二人は平行線を辿り、旦那さんの気が済むまでいつまでも決まらない状態が長引くでしょう。

 

夫婦のどちら一方が深く何かを探求するのにはまることはよくありますので、その際、探求するのを無理にやめさせないようにしてくださいね。

 

否定するとますます火に油を注ぐことになっちゃいますから。

 

「自分だけでなんとかしようとするよりも、相談できそうな信頼できる人を探してみない?

あなたの勘の良さなら、信頼できる人はきっとみつかるだろうから」

 

と、視点を

「自分だけでなんとかしようする」状態から、

「他人を巻き込んでみよう」と広げてみましょう。

 

 

男性の場合は一般に失敗を怖れ、女性は理解や共感してもらえないことに怖れる、と言われます。

 

旦那さんが探求に走った場合、失敗とは答えが見つからないことになりますから、答えをみつけるのを止めさせようとしても、逆効果。

答えを見つける方法が他にあることを提案し、旦那さんなりに答えがみつかるように奥さんは働きかけるといいですよ。

 

奥さんが探求に走った時は、旦那さんはひたすら話を聞いてあげるのが効果的。

(ただし、その話から結論を旦那さんが勝手に決め付けてはいけません、ただ聞いてあげるに徹してください)

 

夫婦が互いに我を通してわが道を進むと、その隙間に入り込み、言いくるめて契約させようとする営業マンもいます。

だからそんなスキはできるだけ他人に見せないのがいいですね。

 

夫婦の息がピッタリ合うと、二人が協力して業者をチェックできる冷静さも生まれ、スキに付け入られることもなくなりますから。

 

 

 

それでは、また次回~コーヒー

ペタしてね

 旦那さんが技術探求にはまってしまったら

こんにちは、日本の家づくりcaféブログのオーナー、REIKOです。

 

家づくりを考え始めたご夫婦で、住宅の性能について調べ始めた旦那さんに奥さんが辟易し、二人の考えがまとまらないで困っている。

 

こんなケースよくあるんですよねぇ。

 

私も工務店経営時代には、断熱や気密の性能については自信のある造り方をしていた会社だったので、こういった旦那さんから何回となく質問された経験があります。

 

調べすぎてご本人もおそらくわけがわからなくなっているのか、それでも失敗したくない・完璧にしたいという気持ちで焦り、かなり精神的にエキサイトした状態になっている様子をたくさん見ました。

 

技術的なことは目に見え、数字でも性能は評価できるので、解明して納得できる答えを探そうとやっきになっているのでしょう。

 

 

私は技術者ではありませんが、ある程度知識や経験を得た者からすれば、数ヶ月かそこら、少し勉強したくらいで納得できる答えを見つけられるほど浅い世界じゃないことはわかります。

 

家を建てるための部材・建材は数え切れないほどあり、その組み合わせ(工法)で成り立つ性能ですよ。

その組み合わせで完璧なものをと言ったら、宝くじほどの確率になるのではないかしら。

おまけに技術は日進月歩、部材・建材は常に新しいものが開発されています。

 

ましてや忘れていけないのは、例え使う部材・建材が完璧でも、それで家を造るのは工場ではなく、アナログな現場。

これから行われる工事が完璧に行われるかどうかは、これまた別の問題。

 

それで完璧を目指すには、かなり無理があると思います。

 

元々無理な道を突き進んでも、ドツボにはまって、ますますほしい答えからは遠ざかるでしょう。

 

なので、住宅の性能について調べ始めた旦那さんのエキサイトした心を静めるには、視点を変えてもらうのがベストかな。

 

次回はこの、技術探求にはまって抜けにくくなってしまった旦那さんの視点を変えるため、奥さんがどうやって脱出を促せばいいのか、その方法をご提案しますね。

 

それでは、また次回~コーヒー


ペタしてね

 

 福島の現実を聞いて・・・

こんにちは、日本の家づくりcaféブログのオーナー、REIKOです。

 

10月に引越しするため、先日業者にその見積もりをしてもらいに来てもらいました。

担当の営業さんが引っ越し以外についても色々話をしてくれ、思いがけず盛り上がりました。

 

その引越し業者は全国区に拠点があり、営業さんは最近まで福島に2ヶ月ほど応援に出かけていたそうです。

放射能問題で福島を離れる人が多く、見積もり業務が多かったとか。

 

引越し時に福島からの引越しとわからないよう、福島ナンバーのトラックを避けてほしいと依頼が多いという現実。

 

避難指定区域外からの引越しは自己判断・自己責任のため、補助はなし。

 

生活に絶望した高齢農家の方、奥様を残して旦那様が自殺。

地震には心が持ちこたえたけれど、せっかく育てることに成功したキャベツの出荷停止連絡を受け、ショックを受けたようです。

 

 

そんな話を聞き、悲しくなりました。

 

災害被害だけでなく、その後の風評被害を受け続けている福島。

そこを離れるか留まるか、どちらが良いのかわかりませんが、生きてこその人生だと私には思えます。

 

 

ごく普通に常識的に生きてきて、ある日突然自分のせいでない大きな出来事に人生を壊され、先が見えなくなったとき。

傷ついた心を抱えながらも、人生をやり直せる気力を奮い立たせることができるのか。

 

イエスと答えられる自分でありたいです。

 

 

ご自分の目で見た福島の現状を教えてくれた、この営業さんに感謝。

ペタしてね