せかむぢゅ♡図書委員の初恋 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















僕は平和を愛する図書委員


今日も静かに一日を過ごそうと思う




「ホームルームで学園祭の実行委員を決めま~す!

立候補と推薦、どっちも聞きますので

みんな考えといてね!」



サクラさんの涼やかな声が教室を通る



学園祭なんて僕には関係ない

だいたい動機が不純なんだ

女の子と仲良くなりたいとか、他校の女の子を呼びたいとか

そういうことばかりで辟易する



「俺、やろっかな!」

「いや!俺がやるから推薦しろ!」

「俺がサクラちゃんと一緒に実行委員をやるんだ!」



他の男子はやる気満々

その気持ちは分からないでもない



サクラさんはこのクラスの学級委員長

しっかりしていて、自分の正義を持っていて、赤い唇が印象的で可愛くて

とても魅力的な人だから




「鮫島くん、実行委員に立候補する?」

「しない」

「サクラさんとペアだよ?」

「興味ない」



そうだと思った!



鮫島くんは、他の男子とは違う

自分のビジョンをしっかり持っていて、周りの雰囲気に流されることがない

それはとても格好良くて、僕の憧れの人



団体とは群れずに難しい本を読んでることが多くて

まるで図書委員の僕を意識しているかのようで、ドキドキする






放課後のホームルーム



学園祭の実行委員はたくさんの立候補と推薦があって、投票で決めることになった



僕はマサキくんに一票

彼とは家が近いから、昔からよく一緒に遊んでいた

誰に対しても態度が変わることなく、明るくてとてもいい奴

相手がサクラさんだからとか、そういうこと抜きにして盛り上げてくれるに違いない



「それでは、学園祭の実行委員は私とマサキくんに決まりました!

ご協力よろしくお願いしまーす!」

「みんな!楽しい学園祭にしよーぜっ!」



うん、やっぱりマサキくんが適任だ




「鮫島く~ん」

「なんだ」

「一緒に帰ろっ」

「嫌だ」

「さっきのホームルーム 誰に入れた?やっぱりマサキくん?」

「…言いたくない」

「あっ!それって経営学の本だ!難しそうだね!面白いっ?」

「また明日」

「僕も読んでみるねー!」



鮫島くんは今日も格好良い

















つづく