爛漫たる桜花愛で(賞で)ん時節訪れたるれば、
春分なる日に合わせたる開花こそ洒落たらんも、
平年より9日ほども早き開花に狼狽えんこと、
卯月初旬にこそ観桜の企て目論みたるれば、
弥生下旬となるやも知れぬ見頃に気を揉まんを、
花見三昧と過ごしたる昨年の付けかと苦笑したりて、
美女方共々たるスケジュール調整に奔走せん。
(膨らみ零れんばかりなる蕾など見咎めたるれば、テープなど貼り付けたりて開花止め(とどめ)たきほどにて、本年もまた…、スケジュール調整叶わぬかと思しくば、吉野の千本桜諦めざるを得ぬやも知れねど、せめて…、夙川や京でのの観桜叶えたきと往生際悪く足掻かば、外せぬ予定ほど疎ましきこと愚かしくも、名Secretaryたる美女方の腕前に託したりて、調整…なる傍迷惑を周囲の方々に無頼と願い出たらんこと、意地悪き桜の所為とは他言無用であらん)
(標準木と歩調合せたる近隣の桜などに、Flying Start気味なるを説教垂れたきも、一年の大凡を斯様なる時節が為とばかりに耐え凌ぎきりたる桜に、垂れんべきは頭(こうべ)なりたるれば、爛漫たる桜花の下(もと)を美女方と漫ろ歩かんを後生とばかり、普段は悉く抗わん神仏に祈願せん)