更に今回は東北復興支援という名目で、チャリティーライブという形になりました。
例の如く長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
ブログでは遠慮なく赤裸々に書いている部分もあります。
まず企画をしようと考え始める前は、単独で自主企画のライブをしようというのは全くもって頭に無かったです。
じろうさんとの当時のLINEの履歴をちょっと遡って見てみたのですが、今年の6月に事前にこっそりとその事を教えてもらい、「年内は企画ライブの相談に何でも乗るよ~」ということを言ってもらってました。
「言うのはタダだから~」と…。
それでふと思ったのが、僕が静岡に転勤になった時に仲良くなった先輩が所属するRATBというバンドが、東北の震災以降に年に一回チャリティーライブをやっているのですが、今年は諸事情で開催ができなかったんです。
それならば代わりにやった方が良いんじゃないか?
先述のじろうさんの言葉と、僕の考えがちょうど一致して、断られても良いからまずは相談してみることにしました。
そして…
送ったLINEの文章を読み直したら、滅茶苦茶な条件を僕は言っていたんだなぁと、今になって恥ずかしいです…。汗
音楽活動を始めてまだ日が浅いこともあって、無知だったからだと思うんですが。。
要約すると、曜日は土曜日の夜で、入場時のドリンク代以外の入場料を全て寄付に回したいです(会場費のことは一切触れていない…)、というようなことを言ってました。。汗
最終的にじろうさんから条件を出してもらって、その通りに貸していただけることになったのですが、何だか申し訳なかったです。
知り合ってまだ一年も経っていないのに無理なお願いを聞いていただいて、じろうさんには本当に感謝しています。
あの時にもし断られていたら、今回のチャリティーライブはそもそも開催できなかったわけなので。
企画の相談をしたのが今年の7月のことで、ライブの日にちは少し余裕を持たせて11月に決めました。
場所が決まったので今度は出演者を選ぶことになります。
今回はチャリティーライブということもあり、企画の趣旨を理解してくれて、人柄が良さそうな人を重要視しました。
深く関わっている音楽仲間がまだ多い方ではないので、候補者は何となく頭の中にすぐイメージできました。
早速交渉に入ります。
少し難航はしたのですが、無事に自分以外の3人の出演者が決まりました。
その後は企画書をパソコンで作成し、何度かじろうさんにチェックしていただいてOKを貰うことができたので、SNSなどを通して1ヶ月ぐらい前からライブの告知を始めていきました。
例え予定があってライブに来れないとしても、ライブがあることを知らなかった…ということにはならないようにしたいと思い、今回はいつもより小まめに情報を流しました。
もちろん直接連絡を取ってライブに来てもらえるか何人かの友人に聞いたりもしましたが、今思えばもっと足を使ってできることがあったと思います。
例えばフライヤーやポスターを作ってお世話になっているライブハウスに持って行くなど…。
SNSは便利ではありますが、頼りすぎてはいけないですね。
そうこうしている内に、あっという間にライブ当日を迎えました。
初めての企画ライブということもあり、数日前からプレッシャーがあったり、少し前のライブで良い感触を掴めていたので、早くライブがしたいという気持ちが入り混じる変な精神状態でした。
そんな中でも着々と練習や準備を進め、当日は万全の状態でお昼頃に家を出て、まずは会場の近くにある名古屋港へと向かいました。
今回のライブは一応サプライズで、静岡に住んでいた時に結成したユニットである「ムラサキサトリ」の曲を演ることにしていたので、メンバーでもあり、今回の出演者の一人でもある「おかしやさん」こと廣崎覚(ひろさき さとる)くんと練習することにしたのです。
何でスタジオとかで練習しないのかというと、ただのお金の節約ですね。。笑
使用する楽器が基本的にアコースティックギターだけなので、手軽にどこでも練習できてしまうことも拍車をかけていますが。
余談ですが、富士宮に僕が住んでいた時は、深夜2時ぐらいに某神社の横に廣崎くんのワゴンRを停めて、車内をスタジオ代わりにして練習することもあったりしました。笑
音漏れに関しては意外と大丈夫でした。
地下鉄の名古屋港駅の改札付近で廣崎くんと合流して、まずは練習する前に名古屋港内にあるフードコートで腹ごしらえを。
名古屋名物どて丼550円。美味。
海の近くということもあってか、風が吹き荒れる中、1時間ちょっと練習しました。
久々に合わせたのにも関わらず、意外と良い感じ。
それよりも手がかじかんで、次第に指が動きづらくなっていきました。。。
ユニットの曲の練習を終えて余った時間は個人練習に充て、凍えながらも会場入りの時間に間に合うギリギリまで練習して、また地下鉄に乗って会場に向かいました。
と言っても一駅分なので、すぐに到着。
到着してからは、事前に把握していた人数に合わせて座席のレイアウトを決め、その後は出演順の逆の順番でリハーサルを始めていきます。
いわゆる逆リハですね。
正直緊張して食欲があるのかどうかよくわからない状況でしたが、途中でお腹が空くのも嫌だったので菓子パンを一つだけ頬張りました。
18時30分にお店を開場して、少しずつお客さんが入ってきました。
それに併せて自分も緊張と興奮が高まっていきます。
もう後戻りはできない。
本来の予定では、開演の数分前に僕が簡単な司会をする段取りだったのですが、まだお客さんがそんなにいらっしゃらなかったので、急遽変更して19時から本編を始めることにしました。
一番手は、野々山聖(ののやま せい)さん。
野々山さんとは今年の1月のライブで対バンした時に偶然知り合い、それ以降、不思議と関わる機会が何度かあったりして、今ではとても大切な音楽仲間の一人です。
自分と好きな音楽のジャンルも合いますし、それに加えてとても優しい方なので、プライベートのことも真摯に相談に乗っていただいたり、色々なことを話しやすいです。
当初からライブの行方を占う一番手を聖さんに託そうと決めていました。
ルーツがASIAN KUNG-FU GENERATIONなどのギターロックや、メロディックパンクだったりするようなので、そんな曲調を漂わせつつ、曲のタイトルが「ういろう」「天使」という、その相反する感じが本当に個性があって良いなぁと思います。
最後に唄った「わんこ」も可愛らしい感じの歌詞なのに、サビのメロディーがグッと来る名曲だと思います。
ギターを始めてまだそこまで月日が経っていない中、練習や作曲もしつつ、2児の父親として家庭・仕事・音楽活動と両立させている姿はとてもカッコ良いですし、自分の理想の将来像でもあります。
僕のソロでの音楽活動期間と聖さんの活動期間が大体同じぐらいなので、お互いにこれからも切磋琢磨していきたいなと僕の中では思っています。
中編につづく







