予定時刻通り14時に手術終了。

『○○さん、○○さん、終わりましたよ!』の呼び掛けに、

あれー?誰か私を呼んでる?と

無理矢理目を開けると夫と母の顔が見えた。


うんうんと頷くのが精一杯。


「大丈夫だからもう帰って。

何もすることないから。」と

ろれつは回ってないけどそう言って夫と母を帰宅させた。

ような気がする。


後は眠るのみ。


でも左手首がものすごく痛い。

どうにかしてよー!!!!!と言うくらい。

同じ点滴で何故こんなに痛いのかと思うほどの激痛。

段々意識がハッキリしてきて自分の体を観察。

左手と右手に点滴。

尿を溜めるバッグ。

腹水の様子を見るためのドレーンとバッグ。

硬膜外麻酔のバッグ。

心拍数と酸素量をとるためのセンサー(指先)。

酸素マスク。

血栓防止用に足装着された機械。


身体中に着いたいろんなものも不快だったけど、

24時間以上同じ姿勢で寝ていることがこんなに辛いとは。


手術翌日、

最初に左手首の点滴が取れて少し楽に 。

動脈にとってあったため激痛だったようだ。

それから酸素マスク。

足のフッカーフッカー。

これでまた少し楽に。


トイレに歩いて行けるか確認して

尿バッグがはずれた。

これも嬉しかったな。


体から管や線が外れる度、

少しずつ楽になっていった。