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2014年05月06日

渡辺淳一氏死去 -追悼ー

テーマ:連載小説
恋愛小説 人の本質追求 -1面、社会面-

中高年の性愛を大胆に描いた「失楽園」などで知られる作家の渡辺淳一さんが4月30日、前立腺がんのため東京都内の自宅で死去しました。80歳でした。
初期は医療などをテーマにした社会派作品が多くありましたが、後年は大人の恋愛を描いた作品が話題を集めました。日本経済新聞で連載した「化身」や「失楽園」「愛の流刑地」はいずれもベストセラーになりました。

昨年の「私の履歴書」も楽しく拝読させていただき、まだまだお元気なんだろうと思っておりましたので驚いております。

「愛ルケ」では本当に楽しませていただきました。
本紙(本ブログ)の記事やコメント欄で読者の方とともに時に笑いつつ時に怒りつつ、時に厳しく時に生温かく、突っ込んだりネタを広げたり明らかに脱線したり、あんな盛り上がりは二度と経験できるものではないでしょう。
ありがたい経験をさせていただいたと感謝しております。

個人的に知るわけでなく、作品ですら日経連載以外ほとんど読んでもいないので、先生を評するのは難しいのですが、素人の記者(私)があれだけ突っ込んだのに、最後は自らのブログで温かく声をかけてトラックバックまで貼り付けるという見事な切り返しをなされたことは、ただの「鈍感力」ではなくスケールの大きさの表れだったのではと思っております。

心よりご冥福をお祈りするとともに、最後に日経社会面に載っている文芸評論家の川西政明さんの話を「突っ込まずに引用」することで、「黙祷」がわりの本紙(本ブログ)並びに記者(私)の追悼の意の表現とさせていただきます。

「誰も追随できず」
文芸評論家、川西政明さんの話
医学や歴史、恋愛など、扱うテーマの幅を広げ、50年近く流行作家であり続けた。貪欲に取材し、レベルを落とさずに書き抜き、駄作と呼ぶ作品がほとんどない。性愛を扱っていても低俗にならず、広く受け入れられる土壌をつくったが、批判も浴び大変な苦労だったはずだ。恋愛の理想を表現したのが「失楽園」や「愛の流刑地」。作品の多くは自らの経験をもとにした、いわば私小説で、まねをしようとしても誰も追随できない。

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2009年10月26日

韃靼の馬 -好きだったんだ・・・-

テーマ:連載小説
新しい連載小説 -1面-

朝刊連載小説、髙樹のぶ子氏の「甘苦上海」は10月31日で終わり、11月1日から辻原登氏の「韃靼の馬」を掲載します。

いやあ、なんだかんだいって記者はけっこう好きだったんですよね、「甘苦上海」。
記者は女性でも50代でも会社経営者でもないですし、上海には旅行ですら行ったことないので、立場的にカブるところは何ひとつありませんが、それでもなんかこう、紅子には共感・・・とは違うと思いますが、なんというか、なるほどねー、と思うこともけっこうあったんですよね。

「あのオッサン」とは違って。

同じ50代が十いくつも年下に恋をするのだけれど、落ちぶれて地位も金もプライドもない男が恥も外聞も考えも年甲斐もなしにただやりまくるのではなく、地位もお金もある女性が、地位やお金があるゆえにそして齢を重ねているがゆえにさまざまに葛藤しながらも、前に進んでいく姿はよかったと思います。

地位を作り上げてきた自信、美しさを維持しているという自負、それでも衰えていることを自覚していることによる不安。
若い男とつきあっている負い目で微妙な心理がさらにややこしくなっていましたが、一方でそんな紅子を見透かししたような松本とのやりとりも見どころでしたね。
序盤、紅子の自慢タラタラ薀蓄ダラダラなくだりが続いた時にはどうしようかと思いましたが、きっとそれも彼女の仮面のひとつ、松本と出会い、自分の気持ちに本気で向き合うようになるうちに徐々にそういう感じの悪さは減りました。

この激動の一年の上海の様子をリアルタイムで伝えていたのもよかったですね。
「甘苦上海」のタイトルそのままに、好調だったお店が苦しくなり、ようやく少し落ち着いたりして。
記者も会社の会議で中国経済が議題になったときには、「上海あたりでも富裕層の消費は・・・だときいています」などとさも誰かに取材したかのように紅子の店の状況を語ったものです。
って、ええんか、それで!?

いや、まあ、記者が知ったかぶりして語った上海の商売事情はほんとかどうかわかりませんが、けどこの物語で知ったことでひとつだけほんとだといえることがあります。
それは・・・



飲みたくなったら楽天にジャンプ!

グレンモーレンジはうまい!


今まで飲んでた安ウィスキーとはまったく別物でしたね。
なるほど、紅子はこんなお酒に自分の価値観を投影していたのかと思いました。

いい年齢した人間なら、飲むお酒もプライドを持って選べ。

紅子に教えてもらったような気がします。



・・・肝心のグレンモーレンジは、年下から手みやげで頂いたんですけどね。。。
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2009年07月22日

猫と日食(17) -リアルタイム-

テーマ:連載小説
甘苦上海#287

空が急に暗くなった。暗雲に呑み込まれていくようだ。雨が来るのかな。どうしたのだろう。人々が車をポプラの並木に寄せて、外に出て来る。趙も異変を感じて車を停めた。
外に出てみると、鳥が鳴き騒いでる。見る間にあたりが寒々となり、明るみを失っていく。
日食だ、と気がついたのは、車から出た人々が、東の空を見上げていたからだ。


おー、今日にぶつけたか!
勝負してるなー!


…東京は残念ながら雨模様、せっかく知人に譲ってもらってまで日食グラスを用意して、今日は仕事を抜け出す覚悟で臨んだのに、観測は難しそうです…。
上海から遥か離れた合肥のさらに奥地で、「一足先に」日食に遭遇できた紅子が羨ましいです…。
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2008年11月15日

上海商城PAUL(3) -「今日の…」じゃないけど-

テーマ:連載小説
甘苦上海#45 -40面-

…ここが桃江路…桃江路から岳陽路…あ、ここにはプーシキンの像が立っていたわね…プーシキンの頭にいっぱいキスしちゃおう…プーシキン…プーシキン…あなたは何故ここで、そんなに威張って…岳陽路をUターンして…これから東平路に入ります…わたし、ここ、好きよ…すごく…

わはは!

プーシキン!
プーシキンの頭にキスしちゃおうて!
なんでそんなに威張ってるのて!

毎日読んでる人にはわかる!

紅子、おまえそんなキャラだっけ!?

いや、そうそう、そんなキャラなんだよなあ。

なんか懐かしい感触に近いぞ。
いいぞー、どんどんやっとくれー!
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2008年04月03日

望郷の道 -RIDE ON!-

テーマ:連載小説
#235

正太が、大きく金を動かしはじめた。
・・・
これから、台湾が大きく動きはじめる。
・・・
正太が、自分の運の潮目を読んだのだ・・・


ということで、勝負に出てる正太…





乗ってます!

波に乗ってます!!


…いやあ、正太がサーファーやとは知らなんだわ。

深いなあ、天明屋先生。
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2008年02月19日

味見 -職人芸-

テーマ:連載小説
望郷の道#191 -40面-

「できたとか?」
「旦那が、いい道具を揃えてくださったんで、気持よく作れましたよ」
「味見せんでん、よかとね?」
「味見は、ずっとしてました。眼でね。舌でやっているうちは、素人です。手早くやるのも、こつのひとつですから」


そうおっしゃる島田さんの、これが、職人の眼だ!




参りました…。
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2007年01月26日

ありがとう!大ヒット御礼!! -どういたしまして!!??-

テーマ:連載小説
愛の流刑地 -26日夕23面-

◇日本横断緊急舞台挨拶決定!!!◇
人には人を愛する本能がある。
airuke-movie.com 東宝系にて上映中


んーと、


airuke(c)

こんな感じで、


ありがとう!
大ヒット御礼!!



だそうです。

・・・な、なんか笑っちゃいますよね、我々としては・・・。

最近の映画広告で久しく見覚えのないでっかい御礼の文字、ま、そりゃあ東宝さんとしてはありがたいでしょうねえ、あれがあれであれだってのにあれよあれよと大ヒットしてるっていうんですから・・・。
実は東宝さん自身も途中、そうたとえば役所さんが降りたあたりでは、半ばけっこう諦めたところがあったのかもしれませんよねえ。

しかもこの広告はこの日、日経と読売にはあって朝日には見当たらなかったんですけど、連載元とドラマ放送予定(日テレ)の系列紙にのみ出稿してるってのも、なんだかほんとに関係者に「御礼」をしているみたいで笑っちゃいます。

でもなにより笑っちゃうのは、記者も広告見て知ったんですけど、オフィシャルサイトのアドレスが airuke-movie.com だっていうことでしょうか。
実際にアドレスバーに打ち込んでちゃんと接続したときには感慨ひとしおでしたよ。
こんなことならドメイン登録しとけばよかったです。
もしかしたら3万円くらいでは買い取ってくれたかもしれないのに。

もっとも、映画の「愛の流刑地」は我々の知る「愛ルケ」とはだいぶ違うとコメント欄ではもっぱらの評判ですが・・・。

ところで記者、実はまだ観にいってないんです。
観にいくつもり、ていうかなにがなんでも観にいかにゃならんとは思っているんですが、なんやかんやで機会を逸してまだなんですよ。

映画「愛ルケ」鑑賞オフ会。

ちょうどいい機会だし、そう銘打って、ひとり静かに記者の「愛ルケ」ライフにひっそりとピリオドを打つことにしようかしら・・・。





あ、ドラマもあるからまだ終われねえや。



※ドラマといえばこないだの「拝啓、父上様」。
作家津山冬彦の設定。
「だいぶ前に直木賞受賞。
この出版不況にひとり大人気。
人妻不倫ものが得意。
でも昔のファンにいわせると、『最近は堕ちたねえ、まるでポルノ』」
・・・倉本先生・・・・・・ぼくらには、まるで誰かのことを言っているような、気がするわけで・・・。
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2007年01月13日

シネマ万華鏡 -客観?-

テーマ:連載小説
愛の流刑地 -12日夕18面-

反響を呼んだ新聞連載小説の映画化。名場面、名セリフをたっぷりと盛り込み、秋の紅葉、春の桜花、夏の花火と、情事をいろどる四季折々の風景もぜいたくに。原作にはない織部検事の不倫物語のおまけつき。
★★☆☆☆(それなりに楽しめる)


さあ、いよいよ封切です、映画「愛の流刑地」。
しかしながら連載していた当の日経新聞文化部の評はやや投げやりな感が否めませんね。

メインのストーリーにまったく触れないのは、みんな知っているのが前提だからでしょうか?
それにしても短い文章を「おまけつき」なんてフレーズで締めくくっちゃうなんて、恋愛映画に対する真剱な評なのですか?

いや、それより気になったのは、紙面中央で大きく取りあげられていた周防正行監督の11年ぶりの新作、「それでもボクはやってない」(電車内で痴漢に間違えられて逮捕された男性に無罪判決が下るまでの法廷劇)の解説の大見出しが「『裁判』リアルに即物的に」で、「裁判の仕組みとその過程が丁寧に描かれていく」という解説がついていたのですが・・・

「愛の流刑地」も法廷モノだってことには、
あえて触れなかったのでしょうか?


そういえば12日の読売新聞夕刊の映画評は、愛を議論する法廷劇と濃厚なベッドシーンが繰り返される本作が、鶴橋監督にとって「問題作とされることは織り込み済みに違いない」が、「そのたくらみは果たして吉と出るだろうか」と微妙な言い回しで結んでおりましたが・・・

果たして吉と出ているのか、あるいは日経の評の★2つが多いのか少ないのかは、ご覧になったみなさんがご判断ください・・・。
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2006年12月12日

新聞小説、相次ぎ映画化 -原作-

テーマ:連載小説
社会性と話題性 銀幕席巻!? -夕20面-

日本経済新聞朝刊で小説「愛の流刑地」の連載が始まったのは2004年11月。かつて人気だった50代の作家と30代の人妻の愛を描いた。激しい性描写が話題を呼び、中高年の男性を中心に「アイルケ」の愛称で親しまれた。
連載開始直後から映画各社が映画化の検討をはじめ、東宝が映画化権を取得したのは昨春。同社のプロデューサー、市川南は「物語の展開が見えていない不安はあったが、話題が熱いうちに、なるべく早く映画化として公開したかった」と振り返る。
その後、中盤でヒロインが死亡するという展開と、激しさを増す一方の性描写に市川は戸惑いつつ、監督の鶴橋康夫らスタッフを決定したという。連載が今年1月に終わるのを待ち、3月には脚本を完成。寺島しのぶ、豊川悦司らのキャストも順次決定した。大急ぎの製作で、来年1月13日の公開に間に合わせた。
「新聞小説は連載1回ごとに読者をひき付ける見せ場が盛り込まれ、映像化に向いている」と、市川は見る。映画では中年男性の悲哀より男女の恋愛へと比重をより強め、原作で冷徹に主人公を追い詰めた若い女性検事が自らの恋愛体験を振り返るなど、より広い層から共感を得られるよう工夫されている。


スルーしようかとも思ったのですが、なんか無視するのも悪いかななどとも思いましたので、やっぱり見てみましょう。
この記事ではこのほかに「魂萌え!」や「手紙」、「TANNKA」、「椿山課長の7日間」といった新聞小説を原作とする映画にも触れられているのですが、そのへんはざっくりカットです。
かわりに「愛の流刑地」について触れられているところをごっそり抜き出してきたのですが・・・

しかしまあ・・・

連載当時からお付き合いいただいている方にはお分かりかと思いますが・・・


この記事もやっぱり、突っ込みどころ満載。


あえて1ヶ所とりあげるとすると・・・


中盤でヒロインが死亡するという展開と、
激しさを増す一方の性描写に市川は戸惑いつつ・・・



中盤でヒロインが死亡したのに激しさを増した性描写って、やっぱり・・・


菊自慰のことですか!!??


いやあ、たしかに激しさを増していってたもんなあ。
判決の前なんか、56歳にして一晩で2回やり遂げてたし・・・

回数もさることながら、内容的にも激しかったよなあ・・・
夢うつつで天井から降りてきた冬香が手伝ってくれたり・・・
いつの間にか雪女のコスプレなんかさせたり・・・

いや、冬香が相手している間はよかったけど・・・


妄想で美人検事ハセキョーを犯っちまってたし。


そりゃ戸惑いますって、市川さんも。
いや実はいちばん戸惑ったのは役所さんだったのかもしれませんが。
連載が終わるのを待ってキャストを順次決定なんていっちゃってますけど。

そういや菊治はあのとき、「検事をしたければ、犯しちまって性の悦びを教え込んでからのほうが人のため、国のためになる」なんてとんでもないこと言ってましたが・・・

でもこの記事の見出し・・・


社会性と話題性 銀幕席巻!?


どんな社会性やねん!!

あ、だから「!?」がついてるのか・・・。


ところでこの記事には映画のワンシーンが紹介されていたのですが・・・


アイルケ


どこのシーンやねん!?

こんな綺麗なシーン、ありましたっけ!?

いやあ、意地になって「観るもんか」という方も多いかと思いますが、この映画、気になりますね。いろんな意味で。

あ、
むろん、記者は観にいくつもりですよ。
ここまできたら、観にいくしかありません。
観にいこうといいながら、ひとりうなずいて・・・

って記者、なんだか久しぶりに菊治がのり移ったようであります・・・。



あ、そうだ。
せっかくだから「アフィルケ」貼っときます。




渡辺 淳一
愛の流刑地〈上〉



渡辺 淳一
愛の流刑地〈下〉


クリスマスプレゼントにも、まだ間に合いますよ!

あ、誰ですか?
もらうならまだしも、あげるのはヤダとか言ってる人は・・・。




※映画の画像は日経新聞より。
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2006年07月31日

「愛ルケ」掲示板

テーマ:連載小説
連載終了半年を経てなお多くの人々を惹きつけてやまない(?)「愛の流刑地」。
コメント欄にいろいろ情報などもいただくのですが、トピずれで遠慮なさっている方もいらっしゃるかもしれません。
「愛の流刑地」関連の話題や最新情報、それにまつわるご意見ご感想などがございましたら、ぜひこちらのほうへどうぞ。

日経新聞紙上で何か動きがありましたら本紙でもまた続報として記事にあげるかもしれませんが、当面はこの記事のコメント欄に集約することにいたしましょう。
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