2005年04月27日

(#5)投資尺度について -ターゲット不明。-

テーマ:☆株式入門☆

PER、PBR、ROE

「株式入門」と言いながらまったく役に立たない話を垂れ流していたこのテーマ。
いよいよ初めて「入門」するかもしれません。
今日はいよいよ、投資尺度のお話です。
投資尺度とは、その銘柄が「高いか」「安いか」を判断する基準ですが、まずはその中でも超有名な代表選手、PERPBRに絞って見てみましょう。
あ、先に言っておきますが、割と普通の解説なので、株に詳しい方はこの記事はパスしたほうがいいかもしれません。逆に、ややこしい話が嫌いな人もしんどいかもしれません。
とにかく進めます。

PER(Price Earning Ratio)とは日本語で株価収益率、株価が一株あたり純利益(EPS)の何倍まで買われているかを示す指標です。
たとえば今期の純利益が1億円、発行済み株数が100万株ならEPSは100円、株価が1000円ならPERは10倍となります。
株式が生み出す利益に注目した指標です。
一般に「パー」とか「ピー」とか言われたりします。

あ、横文字の解説とか計算とか出てきて、もう嫌になった人もいそうですね。
今回は容赦なく行きますよ。

PBR(Price Book-value Ratio)とは株価純資産倍率、株価が一株あたり純資産(BPS)の何倍であるかを示す指標です。
たとえば純資産が5億円、発行済株数が100万株ならBPSは500円、株価が1000円ならPBRは2倍となります。
株式の資産価値に注目した指標です。

基本的に「株価がどれくらい買われているか」であるため、どちらも「○倍」という数字が小さいほうが「割安」だというのはなんとなくお分かりいただけるでしょう。
じゃあ、何倍なら安いのか。
これは難しいです。
一概に言えませんので、東証一部の平均はPERが20倍くらい、PBRが1.6倍くらいとだけいっておきましょう。

適当に割安とかなんとか言っても、あとで責任取れませんから。

このPERとPBR、別個の独立した数字なのですが、実はある大事な数字で結ばれています。
その数字が、ROEです。

ROE
(Return On Equity)とは株主資本利益率、企業がその株主資本(すなわち純資産)に対してどのくらい純利益をあげたかを、パーセンテージで示したものです。
株主資本(純資産)5億円の会社が1億円利益を上げれば、ROEは20%です。
直接株価に関係ありませんが、企業の資本効率に着目した指標です。

なお、25日付日経記事では、最高益更新と自社株買いなどによる資本圧縮で、上場企業平均のROEが8%に迫り、バブル後最高になったと伝えられています。

さて、気づかれた方もいるでしょうか。
余計分かりにくくなる人もいるかもしれませんが、算数の掛け算・割り算で示してみましょう。
株価=P、EPS=E、BPS=Bとすると、

PER=P/E

PBR=P/B

ROE=E/B


おおっ!
なんか関係ありそうだぞ。
PERでPBRを割ってみると・・・

PBR/PER=

  P/B
=―――― =E/B
  P/E

=ROE!

ROE=PBR/PERってことは、資本効率ROEの高い企業ってのは、分子PBRが比較的大きいか、分母PERが比較的低い企業ってことじゃないか!

ここで思い出されるのが先日の某証券会社営業マンとの会話・・・

証「この銘柄いかがでしょうか?」
記「PER60倍は高いんじゃないの?来期も利益あまり伸びないみたいだし」
証「いや、でもPBRはけっこう低いですよ、0.9倍ですから」
記「それって、めちゃくちゃ資本効率悪いってことじゃん」
証「え?」

意外とこの関係を知らない人、業界内にもいるんですよね。
こういう証券マンには要注意です。
どの指標に重きを置くかは人それぞれですが、多少なりとも意味は考えてほしいものです。

最近はキャッシュフローに注目したPCFRや買収による投資効率に注目したEV/EBITDA倍率なんて尺度もそこそこ活躍しているようですが、ぶっちゃけた話、記者、その手の指標はあまり見ません。
買収だ、キャッシュフローだという考えももちろん分かりますし、まったく見ないわけではありませんが、そうはいっても企業は稼いでナンボです。
利益出してナンボですよ。
割安・割高というなら、とえりあえずPERと利益成長を見て、話はそれからです。

とまあ、かなり独断的でやや乱暴な結論になりましたが、ひとつ付け加えるなら、PERやROEでスクリーニング(条件を設定して検索)する際には過小資本企業には気をつけたほうがよいかもしれません。

この記事、記事中にあった証券マンのエピソードと25日の記事で思いついたのですが、うーん、書いてみると、株をやる人にもやらない人にもどうでもいい中途半端な記事になってしまいました。

最後まで読んでいただいた方には申し訳ないです。
ですが、投資の参考にならないのはいつもどおりなので、今日はネタに困っていたのかなと大目に見ておいてください。

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2005年03月03日

(#4)名前にまつわるエトセトラ -訳わからん-

テーマ:☆株式入門☆
銘柄名表示

株式入門と銘打つ割には、毎度まったく役に立たない情報ばかりをお届けするこのテーマ、記者のオリジナル記事です。
株式投資が注目を集める昨今、記者がせっかく株の仕事をしているのでという建前の下、新聞からのネタに困ったときに穴を埋めるための企画であります。

今回は銘柄の話。
といっても、どの銘柄がいいとか上がるとか、そんな話ではありません。
もっと基本的な、銘柄名についてのお話です。

名前なんて見たまんまだ、と思えそうですが、そうでもありません。

日経新聞の株価欄は銘柄(企業)名を記すのに、スペースの関係で長くても6文字以内の略称が使われます。見やすくするためか、印刷技術の関係か、特に古い銘柄だと強引に3文字や4文字に縮められているものもあります。いつどこで決まったかは知りませんが、これは朝日でも読売でも同じなので、業界標準なのでしょう。
おまけに少なくとも日経では、株価欄以外の記事の見出しもこの略称で表記されているのが普通です。

どういうことでしょうか?
たとえば記事に、「ハウス、今期3%経常減益」という見出しがあったとします。株に詳しくない方は、フルーチェが売れなかったのか、ククレカレーが不振だったのか、などとハウス食品のことを考えるでしょう。
しかし違います。
業界で「ハウス」といったら大和ハウスと決まっているのです。
そりゃおかしい、と言ってもしかたありません。そう決まっているのです。
ではハウス食品はというと、これが「ハウス食」と略されます。
ちゃんと書いても5文字だし、1文字くらい略さなくていいじゃねえか、と思うのですが、これもそうなっているんだからしかたありません。

また、記者が昔からもっとも気になっているのが「すかいらく」です。
これまた何で一文字略すかなあ、すかいらーくでいいじゃないの、と思うのですが、なぜか「すかいらく」なんですよねえ。

考えたんですが、ハウスが上場したのが61年で、ハウス食が71年、すかいらくが78年。もしかして、印刷技術的に、当該スペースに印刷できる文字数が3文字、4文字、5文字となっていったのでしょうか。
今では6文字まで使っていますが、それともぜんぜん別の理由なのでしょうか。ご存知の方がいらっしゃったら教えてくださいませ。

もっとも、昔は「日本○○」とか「東洋△△」とか「東京××」とかが多くて、「日○○」「洋△△」「東××」なんて略してりゃよかったんでしょうけど、最近のカタカナ銘柄名は6文字使わなきゃ区別できませんからねえ。やたら長い名前も多いですし。

だいたい、ちゃんと書いても区別できない似たような名前が多いです。
ややこしいのがローマ字3文字の名前です。
NECやTDKは誰でも知ってますけど、たとえば四季報で「C」から始まる社名を見てみましょう。
CFS、CIJ、CKD、CSK、CSP、CTC。
これだけならいいですよ。
でもこのほかに、シーイーシー、シーエーシー、シーエスアイ、シーエヌエー、シーシーエス、シーティーエスなんて片仮名のも出てくるわけです。
これでそれぞれの業種と特徴を区別して頭に入れるなんて無理ですよ。
「T」とか「S」あたりもけっこうしんどいです。

あと、いつもごっちゃになるのが「ジャ○コ」。
ジャフコ、ジャムコ、ジャルコ、ジャレコ。みんな実在します。
最近ではデジタル○○、インター××、△△ネットなども・・・。

どれもこれも、毎度四季報開いて、あ、これがこれだった、となりがちです。
記者は別に年寄りで横文字が苦手だとかいうわけじゃないですけど、なんていうんですかねえ。
ウン十年これでやってる伝統ある名前なんだよ、なんていう会社には申し訳ないのですけどねえ・・・。

もうちょっとオリジナリティのある、ひとめ見て覚えやすい名前をつけてはどうかとも思うのですが、そこで記者、四季報の目次で名前だけ見て選びました。
ずばり、インパクトのある銘柄名ベスト3。
もちろん、投資対象としての判断は一切いたしておりません。決して、買えとか売れとかではありませんのでご注意ください。
ではさっそく・・・

3位:もしもしホットライン

ご存知の方も多いでしょう。東証1部上場、テレマーケティング大手です。
聞きなれるとどうってことないですが、最初に見たときのインパクトはかなりのものがありました。
株価端末によっては「もしもし」とだけ表示されているものもあり、何かのエラーメッセージと間違えそうです。

2位:タイガースポリマー

今月東証2部から1部に昇格しました。
タイガーじゃなくて、「タイガース」ポリマー、樹脂ホースの会社です。
昭和13年寅年創業のこの会社、阪神タイガースとは直接関係なさそうですが、会社のマークは黄色と黒の波模様です。微妙~。

さて、栄えある1位は・・・

1位:元旦ビューティ工業

ジャスダック市場上場。金属屋根製品製造。
株価面の名前欄に輝く「元旦」の2文字。
盆でも元旦、暮れでも元旦、いつでも元旦。
キューティーでもチャーミングでもなく、あくまでビューティ。
記者は四季報で初めて見たときのインパクトを忘れません・・・。


※番外:夢見つけ隊

ほんとなら文句無しに1位のはずだったのですが、いつのまにか
「STEILAR C.K.M」なんて覚えにくい社名に変わっちゃってたんですよね・・・。
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2004年12月13日

(#3)兜町の風物詩消える -代わりに?-

テーマ:☆株式入門☆
春日大社のお告げ

久しぶりに株のお話。きょうは兜町の風物詩のお話です。
10日付マーケット総合面コラム「まちかど」にもありましたが、師走の兜町の風物詩であった「お告げ」が今年から消えることになりました。

昔から読み人知らずながら通称「春日大社のお告げ」として、年末になるとどっからともなく市場関係者のもとにFAX(ここ2、3年はメール)送信され、それが転送を重ねられて市場参加者の間では知らない者はなかったこのお告げ。翌年の「相場予見」とともに相場に携わるものを戒めるような先人の句や格言なども添えられておりました。
もちろん、春日大社自身は以前から関与を否定しています。

本当の作者は新日本証券(現新光証券)元株式部長の茅野義明氏だそうで、実は2年前からお名前も公表されていたそうです。茅野さんは「昭和の人間がネット証券が主導するような平成の相場にはそぐわない」とおっしゃって「予見業」から引退されるということですが、記者もこの世界にそこそこ身を置いているものとして、恒例のイベントがなくなるのはやはり少し寂しい気がします。
ちなみにご本人は「春日大社」などとは一言も言ってないそうですが、それがこうしてまかり通るあたりは株の世界のいい加減さの象徴という気もします。

今年の予見(画像)の当たり具合は「微妙」というところですが、「腹六分で慎重投資」は後半のボックス相場では正解でした。ここはひとつ、最後の最後の予見「十二月 じり高」を年の瀬の相場に期待したいと思います。

さて困るのは来年以降。
いえ別にこれを指針に相場を張る人がいたとは思えませんが、恒例行事がなくなっては証券業界も盛り上がりません。
そこで春日大社ならぬ、「春曰大社」に御託宣をお願いしましょう。

平成乙酉十七年四緑木星
一月 いらいら
二月 たらたら
三月 おらおら
四月 うらうら
五月 むらむら
六月 めらめら
七月 はらはら
八月 ふらふら
九月 ひらひら
十月 くらくら
十一月 きらきら
十二月 げらげら
逝く空に 桜の花が あれば佳し
お客様は神様です 相場もまた神様です

分かりやすいような分かりにくいような、デジタル全盛の平成の世には似つかわしくないあいまいでアナログな表現。解釈すると、「今の膠着相場は当分続くも、春先から年央にかけ上昇、夏場波乱を経て秋口まで調整するも、年末にかけては大笑いの相場へ」といったところでしょうか。

添えられているのは三波春夫先生の辞世の句と名文句ですね。
「お客様は神様です」は「お客様へのサービス精神」と曲解されがちですが、実は「芸能の由来は神仏への奉納であり、舞台に立つ時にお客様を神様と見立てることにより神聖な気持ちになり、自分の力が引き出される」ということだそうです。
相場に対しても神聖な気持ちで向かい、常に謙虚たれ、ということでしょう。(昼休みにこうして必死で記事を書いているようではいけないのかもしれません)
なるほど「春曰大社」の縁起とは、「夫先生く」なのかもしれません。

・・・などと人から聞いたようなことを書いていますが、もちろんすべて記者の思い付きです。当然、相場予想にはさしたる根拠もありません。
実のない記事で申し訳ありませんが、慣れ親しんだ風物詩がなくなったことに対しての、これは記者なりの鎮魂歌(レクイエム)ということで。
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2004年10月27日

(#2)証券会社を選んでみよう

テーマ:☆株式入門☆
前回いきなり「材料」云々という「入門」第1弾にはふさわしくないテーマから入りましたので、今回はほんとの「入口」、「証券会社」について触れてみたいと思います。

とにかく株を買おうと思ったら証券会社に口座がないと買えません。(最近認められた「証券仲介業」は今回触れません)
しかし証券会社と一口に言ってもたくさんあり、国内で営業する会社は200を優に超します。分類の仕方もいろいろありますが、野村、大和といった大手総合証券、新光、コスモといった準大手証券、ゴールドマンサックス、UBSといった外資系証券、松井、イー・トレードといったネット証券、全国各地の地場証券などといった分け方が一般的でしょうか。

うーん、どんな証券がいいのか迷ってしまいます。
手数料が安いのがよければ一般的にはネット証券ですし、充実したマーケットレポートを期待するなら大手がいいかもしれません。営業さんとのコミュニケーションを重視したければ地場証券もありでしょう。
一概にどの証券がいいとか悪いとか言えませんし、ましてや記者の個人的に「○×証券がいい」とか言うのもよくありません。

そこできょうは、思い切って趣味に合わせて名前で選んでみましょう。
あ、気付かれましたか?
そのとおりです、真剣に選ぶ気なんてサラサラありません。はっきりいってネタみたいなもんです。
ではさっそくじゃんじゃんいってみましょう。

おめでたい感じが好きな方
寿証券、日の出証券 (なんとなくおめでたい)

今話題のところをお望みの方
楽天証券、ライブドア証券 (両方に口座を持ってみるのもおしゃれかも)

なんとなくハッピーになれそうな感じがいい方
エンゼル証券、ゲット証券 (念を押すのも恥ずかしいがゲッツ!ではない)

なんとなく強そうな感じがいい方
ジェット証券、大熊本(だいくまもと)証券、武甲証券 (感じ、ですから)

一瞬「そこは潰れたはずでは?」と思わせたい方
証券 (イチはもうないけどニはまだあります)

受験勉強で苦労された方
二浪証券 (ふたなみ証券です!)

山好きの方
アルプス証券、大山日の丸(だいせんひのまる)証券 (富士はないです)

どぶろく好きの方
マッコ証券 (といっても韓国系ではありません)

鉄道好きの方
のぞみ証券、光(ひかり)証券、UFJつばさ証券 (全部新幹線ですね)

ジャニーズ好きの方
New証券 (記者はメンバー知りません)

K-1好きの方
アーツ証券、武蔵証券 (アーツと握手したことあります)

おニャン子ファンだった方
ウツミ屋証券、岩井証券 (会員番号13番と19番)

アニメファンの方
ガンダム派:
エービーエヌ・アムロ証券、ブライト証券 (ファースト世代に)
アクシ証券 (派はこのあたりで)
アーク証券+エンゼル証券(SEED派はセットでどうぞ)
ワンピース派:エース証券 (メラメラの実で株価も沸騰!)
銀英伝派:ジーク証券 (赤毛のノッポさんは赤札(上昇)の象徴?)

三波豊和ファンの方
三豊証券 (水戸黄門で八兵衛ポジションをゲットしました)

・・・・・とまあ、多少強引なものもありますが、四季報をめくって目に付いた証券をひろってみました。記者の趣味が色濃く出ている点は目をつぶってください。
参考になったでしょうか?なりそうにありませんね。
しかも、記者は名前しか見てませんので、一般の個人投資家の窓口があるかどうかも不明です。必要に応じてご確認ください。

そんなわけで今回は様々な証券会社(の名前)を見てまいりましたが、要は、証券会社は山ほどあるので自分のニーズに合った証券会社を選びましょう、ということです。

無理矢理まとめると結論が安っぽい」(日経新聞にもよくある)という見本になってしまった#2「証券会社を選んでみよう」でした。
読者が減りそうで怖いです。次は(?)がんばります。
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2004年10月25日

(#1)材料と期待と連想と関連。

テーマ:☆株式入門☆
きょうは暇でも通常のネタに困ったわけでもありませんが、大きな材料が出たので書いてみます。
したがって、「☆株式入門☆」第1稿としてはやや難しめになるかもしれませんがご了承ください。

#なお、以前原油高騰の記事の際に書きましたが、基本的に市場とは不謹慎な場所です。
要は自分の買った株が騰がればいいし、空売りした株は下がればいいのです。(“空売り”についてはまたそのうち。)
記者個人の感情とは関わりなく記事を書いていきますのでご了承ください。


さてきょうの「材料(=株価を上げ下げする要因)」とは、いうまでもなく新潟の地震です。大地震は経済の停滞への不安から株式にとっては下がる要因です。
事故や事件の規模が大きいほど当然株価に与える影響も大きくなりますが、今回の地震はきょうの日経平均に対して50円から100円は影響があったと思われます。(円高や米国株安など下げる要因が様々でなんともいいにくい)

一方で騰がる株もありました。
東証一部1592銘柄中1273銘柄が下がる中で、229銘柄は上昇しています。どんな銘柄が上昇したか、値上がり率上位を見てみましょう。
1位から順に、植木組、不動建設、北野建設、ショーボンド建設、東亜道路、真柄建設、鉄建、日本道路、ライト工業、間組・・・。このほか福田組にいたっては買いが殺到して値段がつきませんでした。

ご覧になってわかるとおり、そろいもそろってすべて建設業です。復興需要が業績を押し上げることを「期待」しているわけです。
しかし、実は復興需要で実際に業績がよくなるかどうかはこの際関係ありません。おかしな話ですが、どういうことでしょうか?

それはイメージ、すなわち「連想」です。
最初に言いましたとおり株価が騰がればいいわけで、騰がるから買う、買うから騰がるのとっかかりとなる材料(=ネタ)」さえあればいいのです
復旧には大規模な土木工事が必要、土木工事は建設業、とりわけ北陸地盤の会社や道路治山事業に強い会社が恩恵を受けそうと「連想」されます。あるいは「阪神大震災の時に騰がった」などという昔の経験も「連想」も持ち出されます。

これら銘柄は「復興『関連』」「地震『関連』」などと称されて、マネーゲームの対象になります。ただ、実際の業績がどうなるかを考えずに、単に「連想」で売り買いしているわけですから騰がるも下がるも参加者の思惑次第です。

ちなみに先ほどの上昇率でトップ10の銘柄で、寄付き(きょうの始りの値段)で買って引け(きょうの最後の値段)まで持っていて儲かっている銘柄は、なんとひとつもありませんでした。おおざっぱに言えば、朝イチは買いが殺到して高い値段で始まったものの、みんな同じことを考えて飛びついただけで続く人はおらず、結局買った人が慌てて売って下がってしまったという訳です。

実にマヌケな話ですが、材料は変われどやってることはいつでも同じことのくり返しです。株式投資がバクチ扱いされるのもこういうところに起因しているのでしょう。
しかしこういう一面を見て株式投資を拒否するのはニンジンだけを見てカレーを嫌いというのと同じです。

いきなり極端な例からスタートしてしまった本連載ですが、これからはもっとお肉に近づいていきたいと思います。
そんなわけで次回はほんとうに「入口」を扱ってみたいと思います。(たぶん)
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2004年10月21日

☆新連載コーナー☆ (#0)せっかくなので

テーマ:☆株式入門☆
今まで日経新聞記事をいじることに徹してきましたが、せっかく株の仕事をやってるので株の業界にまつわることも少しずつ書いていこうかと思います。

19日の記事で少し触れましたが、世間一般の常識と株の世界の常識は異なります。
また独特の用語や慣習などもあって、一般の方が知らずに飛び込むと訳が分からないこともあります。そこで、株の世界にまつわる様々なことを少しずつ紹介していきたいと思います。
とはいえ、普通に記事にするとその辺で山ほど売られている「サルでも分かる・・・」とか「・・・で1億円儲ける」みたいな本と同じになるので、ここはひとつ「オチをつける」ことを目標にして差別化することにしましょう。

役に立つ常識、役に立つかもしれない知識、役に立ちはしないであろうマメ知識を織り交ぜていきますので、よろしくお願いします。
本紙といたしましては、ブログという本来一方的な場を、出来れば双方向にしたいと思っておりますので、遠慮なくご意見・ご批判・ご要望などいただければ非常にありがたいところでございます。

では通常のネタに困ったときか時間に余裕のあるときをお楽しみに。
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