2010年02月17日

永守流のメダル? -すぐやれ-

テーマ:春秋・社説
春秋 -1面-

バンクーバー冬季五輪で日本人メダリストを2人出した日本電産サンキョーは、03年まで赤字続きだったが、精密モーター大手の日本電産が買収し、息を吹き返した企業だ。
▼すぐやる、必ずやる、できるまでやる--。日本電産の永守重信社長は長野県まで毎週通い、目標をあきらめない永守流を社員に説いて回った。30坪の向上をハードディスクモーター世界首位の企業に育てた経験を、社員にぶつけた。1円の無駄にも目を光らせた。
▼そうした永守流がスピードスケート500m銀メダルの長島選手、銅メダルの加藤選手に乗り移ったかのようだった。前回トリノで13位、今回も1回目6位だった長島選手には、永守さんのような粘りがあった。
▼「1位」にこだわる永守さんは、「金メダルをとってこいよ」といって選手を送りだした。「銀と銅で不満かもしれない」という声が日本電産サンキョーであがっている。たぶんそうだろう。再建中も、永守さんは士気を考え、スケート部を廃部にしなかった。「金をとるまで頑張れ」と思っていることだろう。


日本電産の永守重信社長。
記者も非常に尊敬する、魅力的な経営者さんです。

昨年冬のリーマンショック後の危機に際し、WPR(ダブル・プロフィット・レシオ)と名付けた「売上高がピーク時に戻った時に利益率を2倍にする」という収益構造改革を進め、多くの人が「そんなにうまくいくもんか?」と思った計画数値以上の進捗を実際に達成しているという経営手腕については、ただ賞賛するしかありませんが、それだけではありません。
時には乱暴なくらいながら、伝わりやすい関西弁で本音をバンバンしゃべる語り口が何よりの魅力です。
四半期ごとに開かれる決算説明会での永守節はサイコーです。

各証券会社のアナリストたちがどんなレポートを書いているかちゃんと読んでいて、質問するアナリストに逆に突っ込んだりするのですが、

「君なー、ハードディスクが○○やから××やとか書いとったやろー。ぜんぜんわかってへんわ。そんなこというとったら分析できひんで。あんなこと書いとったらまたランキング下がるで」

そう、日経ヴェリタスの証券アナリスト人気ランキングまできっちり頭に入っていて、そのアナリストのランキングが上がった下がったなんかまでネタにするのですよ。
アナリストさんにとってはやりにくい相手かもしれませんが、しかし聞いたことには答えられる限り誠意をもって答えてくれますし、終わってからのぶら下がり取材にもきっちりつきあってくれますし、参加して有名アナリストさんの脇で話を聞いてると非常にためになることが多いです。
何より面白いし。

っと、永守さんを語りだすと長くなるのでやめますが、それにしてもすごいですね。
いや、この不況、この経費削減を進めている中でも廃部にせずに選手を支えたっていう話そのものじゃなく、現役の経営者を題材にして、最後はまるで「○○さんが生きていたらきっとこう思うだろう」的な終わり方で締めるなんて。

しかし永守さんはそれは悔しがってるでしょうけど、でも不満じゃあないと思うなー、「2人ともようがんばったよ」と言いそうな気がするなー、「せやけどそらどうせならやっぱり金と銀がよかったわ」、とか付け足しそうな気はするけど。

・・・って、記者の感想とか想像とかじゃなくて、春秋の執筆者さん・・・

「・・・と思っていることだろう」なんて結びじゃなくて、直接取材しろよ!
経済紙が財界人に取材しないで想像で書いてどうすんだよ。
永守さん、伝説の人じゃなくて、今でも元気でやってるんだから。。。
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2009年04月23日

パイオニア -歴史的・・・-

テーマ:春秋・社説
にっけいしんぶん新聞-20090423223002.jpg春秋 -1面-

その昔、居間にステレオが鎮座しているのは少し誇らしげな景色だった。テレビ、洗濯機、冷蔵庫の「三種の神器」はみんなが手に入れ、次はカラーテレビ、自動車、クーラーの「3C」だという時代の贅沢品である。
▼パイオニアはその代名詞だろう。ところが近年は経営不振に苦しみ、世界的な不況で青息吐息。公的資金投入案も取りざたされている。
▼きのう法律も成立し、税金による一般企業救済が動き出すが、よほど慎重に行わないと、弱い企業の延命だけになりかねない。
▼それにしてもパイオニアとは…と考え込んでしまう。昔日の栄光にすがり、もうだいぶ前から覇気を失っていたのがこの名門ではなかろうか。こうなると電機業界などからわれもわれもと名乗りが上がりそうな気配もするが、世に「三種の神器」や「3C」を送り出した先人たちの気概はいずこへ消えた?


それにしてもパイオニアとは!!

だってさあ・・・

パナソニックのプラズマ「VIERA」がガンガン値下げして売られている店頭の脇のほうでさあ・・・

パイオニアの「KURO」はおんなじようなスペックでその倍くらいの値段で売られてるんだぜ?

あの価格設定でなんでプラズマ事業が赤字やねん!!

しかもさあ・・・

そのプラズマのパネル自体は自社生産やめてパナソニックから調達してるんだぜ?

その事業モデルでどないしたら赤字になるねん!!??


それでシェアトップのカーエレクトロニクスに集中するっていうけど・・・

競合する二番手はパナソニックだろ!?

そっちもだいじょうぶなん??

そもそもプラズマとかDVDでも技術的には当初優位にいたはずなのに・・・

資本がどうとか、そういう問題には思えません・・・。



ちなみに写真は記者が高校生だった1987年頃にパパに買ってもらったパイオニア PRIVATEです。(黒い機器と黒いスピーカー)
20年以上経過して、さすがにCDのピックアップはピョンピョン跳ぶけれど、テレビにつないでスピーカーとして、そしてレコードとカセットテープのプレーヤーとして、はたまたハッタリの利くインテリアとして、いまだに居間に鎮座してます。(これは自慢なのか?)
ということで実は記者もパイオニアのブランドと音はけっこう好きです。
うーん、写真の銀色のソ○ーのホームシアターのDVDピックアップもいかれたことだし、最後?にパイオニアのホームシアターを買っておこうかしら…?
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2008年10月24日

グルメ -天下の・・・-

テーマ:春秋・社説
-1面「春秋」-

麻生首相の伯父にあたる作家の吉田健一氏は、とことんグルメで酒豪で洒落者だったという。
▼たとえば「私の食物誌」では広島の牡蠣を好んで食べることを記し、「酒談義」ではスコットランドのウィスキーをたたえている。
▼麻生さんもセンスを受け継いだのか、高級レストランやホテルのバーを連夜ハシゴしてると評判だ。まあ大人のナイトライフ、いちいち目くじらはたてまい。ホテルのバーは安全で居心地もよいわりに法外な請求書もよこさない。けれど・・・
▼並のスコッチが一杯二千円ほどだから、そのくらいで夕食を賄っている主婦などはやはりカチンとくる。「安い」と言われても素直にうなずけないのが民心だ。吉田氏は生涯自分のスタイルを押し通した人だったが、さて首相の場合はいかがだろう。お帰りも遅いようだし、少しご自愛をと申し上げておこう。


いやー、この不景気の折に、世間が金融危機でひぃひぃ言ってるときなのに、麻生首相。
夜な夜な高級ホテルのバーで高い酒を飲んでいるとは!
しかもこともあろうか開き直って、ホテルのバーが安いとは!

庶民感覚がわからないなんて、資質が問われます。
庶民感覚として安いといったら焼き鳥屋ですよ・・・

って、そんな社説書いてた某新聞とか、そんなこと言ってた野党幹部とか・・・


馬っ鹿じゃねえの?


首相が場末の安い焼き鳥屋行ったらそっちのほうが問題だよ、危機管理上。
場末じゃなくても笑○や酔○伝でどこの誰だか分からない酔っ払った若者やクダ巻いてるおっさんと並んで飲んでたら危ねえっての。
そういうリスクのコストまで考えろっての。

そもそも麻生さんはお金持ちなんですよ。
金持ちが金遣って何が悪いかってんですよ。

何が悪いかどころかですよ。
世の中は不景気なんです。
消費が伸びなくて困ってるんです。
金持ちが金遣わねえでどうするかってんですよ。

不景気だし、首相、あんたお金持ってるんだから、もっとジャンジャン使いなさい。
税金使って景気対策やる前に、お金持ち代表として率先して麻布のレストランでもホテルのバーでもどこでも行って、ジャンジャン食べてジャンジャン飲みなさい。


それくらい言えってんですよ。

そうやっておカネがまわれば景気もよくなるんです。
ないおカネをひねり出してムリヤリ景気対策するよりも、お金持ちのところにあるおカネを引っ張り出してまわすほうがよっぽど効果的ですよ。

首相にもはっきり言ってほしかったです。

おカネを遣わないから景気が悪いんだと。
幸いにして私にはおカネがあるので、それを遣って微力ながら景気に貢献しているんだと。

お金持ちがカネを遣うことに文句言い始めたら経済は終わりです。
特に不景気の時はそうです。
金持ちが気持ちよくカネを遣えるようにしてやらないと、まわりまわって我々パンピーのふところを締めつけることになるんです。

マスコミやら野党やらが庶民ぶって、さらに不景気あおってどうするんだってんですよ。

それにですね。
おカネの問題、安全上の問題だけじゃなくてですね。
一国の首相ですよ?

「格」ってもんがあるじゃないですか。

「庶民派」といえば一見聞こえはよいですが、仕事帰りに駅前の持ち帰りの焼き鳥屋に寄って1本100円のレバと皮とつくねとももにんにくを買って、ぼんじり150円を頼むのに勇気を振り絞り、ぜんぶで500円超えちまったか、しょうがねえ、ビールは第三にするか、いやホッピーがまだ2本くらいあったかとか、そんな首相に国の大事を決めて欲しくないです。
ええ、記者の日常ですがそれはほっといてください。
一介のサラリーマンじゃなくて日本国の首相なんですって。

食事するならそれなりのレストラン、飲みに行くならそれなりのバーで。

仮にお金持ちじゃなくても、日本国の首相、報道されて海外の賓客から侮られることのない生活を送ってもらいたいものです。

そういうもろもろの点をひっくるめて、この春秋は常識的でよかったですね。
グルメだった伯父さんを引き合いに出しておいて、ナイトライフはオトナの自由、だけど普通の人との金銭感覚の違いには気をつけて、カチンとくる人もいますから。
そうですね。
オトナの対応だと思います。

ということで、お金持ちの首相がどんな贅沢なナイトライフを送っていてもカチンとこない記者ですが・・・


「高級外車を所有する立場の人間が、この交通事情の悪い上海で自らハンドルを握るなんてよほどの物好き、人件費は月に五、六万円で済むのだから。」


裏面の小説のこの主人公の女性のほうが、毎度よっぽどカチンときます・・・。
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2008年07月23日

盛夏の気配 -どこ?-

テーマ:春秋・社説
春秋 -1面-

盛夏の濃密な命の気配を代表するのは、間違いなく虫たちだ。土の中、水の底、草の茎などに潜んで時を待っていた彼らが、熱暑の季節にいっせいにうごめき出す。(以下略)

えーと、そういえば記者、この夏まだセミの声を聞いていないのですが・・・。

千葉県内のうちの近所や東京大手町や日本橋界隈、まったく鳴き声が聞こえません。。。

まあ暑苦しくなくていいといえばいいのですが、こんなに暑いのになーんかちょっぴり損した気分。。。

アブラゼミ前線、とかってあるんですかねえ?


ほんとにどうでもいい話ですけど、でも前から気になっていたのですが、


アブラゼミ。

油蝉。


どっちが暑苦しそうですか?
記者は後者です・・・。
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2008年04月10日

裁判員時代の法廷用語 -壁-

テーマ:春秋・社説
春秋 -1面-

インメンチョウショ、ケンメンチョウショを員面調書、検面調書と書き取れる人は、どれくらいいるだろう。
▼誰でも新聞やテレビで目にする犯罪を裁く刑事裁判の法廷では、普通の人に分からない専門用語が飛び交う。
▼先日「裁判員時代の法廷用語」なる本が刊行された。一般市民の裁判員が理解できるよう、言葉の言い換えや説明の案を、日弁連が3年がかりでまとめた報告書だが、「このような試みなしに、裁判員と法廷でコミュニケーションをとることは不可能」としている。
▼来年5月21日に始まる裁判員制度は刑事司法の革命とされるが、難問は多々あり、言葉の問題はその一端だ。なお冒頭の員面調書は警察で作る司法警察員面前調書、検面調書は検察官面前調書の略語。


もう来年なんですよね、裁判員制度。
話のネタに一度は選ばれてみたいものです。
いや、ほんとに裁判員やったら話のネタにしちゃいけないらしいですけど。

しかし民法や民訴法、刑法までは多少かじったことのある記者でも、刑事訴訟法に関してはとんと素人で、いつぞやのデタラメ法廷エロ小説の際の知識程度。
コラム中に難解用語としてあわせて挙げられていた弾劾証拠だの伝聞法則だのなんて、意味を聞かれてもまったく答えられるものではありません。

たしかに刑事訴訟法にまつわる法廷の専門用語は、裁判員制度の一つの壁かもしれませんね。

しかしながらいつなんどき自分が選ばれてしまうか分からない裁判員制度、せっかくですからコラムで解説してくれている2つの用語ぐらい覚えておくと、もしかしたら何かの役に立つかもしれませんね。

覚えましたか?

ではご一緒に、


員面、検面、僕イケメン。


…ええ、どうしてもこれが言いたかっただけです…。

修習生の友人に朝イチでメール送っちゃったくらい…。
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2007年08月13日

KY -ギャップ-

テーマ:春秋・社説
春秋 -12日1面-

若者の間でKYは「空気が読めない」の略。会議中に耳元でKYとささやいて「場の空気を読め」と助言したり、誰かをKYと名指しして「空気の読めないやつ」とおとしたりするらしい。軽いノリの背後に、異端や異質を排除するいじめ感覚も見え隠れする。(以下略)

「異端や異質」「いじめ感覚」とかなんとかいう読むのが恥ずかしくなるような論評はこの際気にしないことにしましょう。
それより気になるのが「KY」=「空気読めない」。
何日か前のどっかのコラムに載っていて「ほんまかいな」と思ったのですが、この春秋はどうやらそのコラムに基づいているようです。
うーん、ほんとに若者たちは「KY」を使ってるんでしょうか?

どうも胡散臭いですよね。
だって、「若者の間で」っていうのに「会議中に耳元で助言」とかって、ものすごく不自然じゃないですか?
聞きかじったオトナが勝手に使用例を創作しちゃったんじゃないかという気がしますね。
「あいつマジKY」とかいうなら分かりますが。

ちなみに先日のコラムによると「空気読める」は「KYR」。
いやあ、ますますどうなんだか。

そもそも新聞なんかで取り上げられる「流行語」って怪しいですよね。
たとえば90年代の死語「MMC」、これなどメディアで取り上げられた割には「あいつMMCだからさあ」なんて、日常生活で使ってるやつはまわりにいませんでしたもん。
ああ、若い方は知らないかもしれませんが、MMCは「モテてモテて困る」の略だったんですよ。
いったいどんな局面で使うっちゅうねん。
ていうかなんで「困る」はKじゃなくてCやねん。

もちろんこれは当時の銀行商品「MMC」に引っかけたからなのでしょうが、このあたりに若者の間から発生したのではないオヤジ臭さ、もっというと言葉を作って流行らせようとしたどっかのオヤジの臭いを感じたものです。

いっぽう、比較的最近の若者略語でMMCといえば、「マジむかつくし殺す」。
「MM(マジむかつく)」「超MM(超マッハむかつく)」と並んで三段活用的に使われていたようですが、このあたりもどの程度浸透していたのか定かでありません。
「MMCってコトバ知ってる?」的なテレビの街頭インタビューでしか見たことがありませんが、まあ実際に見聞きしないのは10代でもなきゃそれほど使う場面もない言葉だからですかね。
つうかだからなんでKじゃなくてCなのよ?

それはそうと、そういえばその当時発生したMMシリーズでは個人的に「MM5」というのが気に入っていて、どっかで使ってやろうと思っていたような記憶が出てきました。
「MM5」。
すなわち「マジでむかつく5秒前」。
いや、やはり使うことはなかったですが。

などと今回の春秋とまったく関係のないMMシリーズはさておいて、「KY」。
ふーむ、ネットで調べたところ、ヒット数は少ないものの、どうやら本当に使われてはいるようですね。
しまった。
記者、若者語について日経新聞より遅れてしまってました。
これは迂闊。

では記者が聞いたことないのはなぜでしょう?
やはり記者が「生の若者」と接する機会がないからでしょうか。
それとも実は使用されているのが局地的で、「若者の間で」と一般化できるほどには浸透していないからでしょうか。

そこで記者よりは若い20代OL(これも死語)のA子さんに聞いてみました。
「KYって知ってる?」
「もちろん知ってますよ。“危険予知”です!」
しまった!
彼女はメーカー勤務だった!

けっきょく記者の周りでは使われている現場はおろか、ことの真偽を確かめることすらできませんでしたが、しかし流行り言葉って、こういう「この言葉が流行っている」という情報を通じてさらに広がっていくものなのでしょうね。
記者もこんど冒険して使ってみることにしてみましょうか。
ただネットのカキコミにはウソかホントか「KYの流行りはすでにピークを過ぎた」なんて情報もあったので、まさに空気を読む技術が必要かもしれませんが・・・。

ちなみに記者が「KY」という略語を見て最初に思いついたのは、「空気読めない」でも「危険予知」でもなく、「かつ~っ!カツはとんかつKYK!」というCM。
あはは、若者は知らねえだろうなあ。

いや若者じゃなくても全国的には知らないほうが普通でしょうが・・・。
ていうかKYK、いまどんなCMやってんだろ・・・。
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2007年06月18日

事なかれ -姿勢-

テーマ:春秋・社説
春秋 -18日-

バブル期、破綻リスクを進言しても上司は耳を傾けず、貸し出しを増やした同僚が出世したと元銀行員は語る。その銀行の名はすでに世にない。
▼1941年8月、若手官僚らが行った模擬演習で、日米が開戦すれば日本の負けとの結論が出たにもかかわらず、4カ月後には真珠湾攻撃が行われた。
▼「このままでは、この組織はまずい」と気付いたら、改革のため立ち上がるのが「正しい」姿勢。しかし現実は簡単ではない。重荷を背負い冷や飯を食うより「右から左へ」受け流す。親しい知人や家族ならそんな助言をしそうだ。異論を唱えるのに勇気が必要な状態が、そもそも変なのだが。
▼事なかれ主義のリーダーは・・・


って、いやあ、もうだめです。
このあと「春秋」は社保庁の話で結びとなるのですが、その辺はすっかり流し読みです。
頭の中にいきなりやってきましたよ、あのムード歌謡が。

春秋さん・・・狙ってます?
それとも偶然ですか?
じゃあなぜにあえて「かっこ」でくくって「右から左へ」??

・・・まったく、そうでなくてもここんとこ頭について離れないのに。

♪あーあー、この東京砂漠~・・・。



※ムーディ勝山さんをご存じない方、どうもスミマセン。。。
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2007年02月05日

独白人 -リアクション-

テーマ:春秋・社説
春秋 -5日1面-

▼春めいた陽気のせいか、駅や道端で独り言を語る人をよく見かけるが、“独白人”を前にどう振る舞えばよいのか分からない。
▼周りを見ると「聞こえないふり」が多いようだ。この季節、自分も約束時間に遅れて電車内で「しまった」などと口走ることが多いが、中には迷惑そうにスッと離れていく人もいる。
▼他者との意思疎通目的でなく、無意識のうちに脳内に現れる言葉が外に出るのが独り言だという。玩具で一人遊びする幼児の口からは、自らが紡ぐ楽しい物語が聞こえるが、大人になるにつれ脳の扉は閉ざされていく。
▼外的に囲まれる現代社会は脳内をさらけ出して生きられるほど平和な世界ではないので、己を守るために扉が閉まるに違いない。だとすれば、立春の束の間に扉を開放する“独白人”とは、無防備にも敵の存在を忘れた優しい心の持ち主であろう。幸福そうな独り言ならば微笑み返すのもよい。


春の陽気が独り言に関係あるのかどうかはわかりませんが、立春の束の間に限らず、どうやら記者は優しい心を持ち合わせているようです。

・・・いえ、単に「扉」の建てつけが悪くなっているだけかもしれませんね。
生身の人ではなく、実体があるのかないのか分からない「マーケット」を何年も相手にしているうちに、ストレスをためないために画面に向かってブツブツ言うクセがついてしまっております。(どうやらマーケット関係者には結構多いらしい)

ところがこのクセが日常生活にも出たりして、自分でも気がつかないうちにあちこちでボソッとやっているような気もします。
おそらくは春秋氏と同様、電車や街角で「しまった」とか「やべっ」とかはたまた「あそっか、○▲×だったか・・・」などと思わず口から出ていたり、あるいは家の中で「さ、風呂入ろ」とか「あ、そや、古新聞しばっとこ」とか、いちいち口に出してから行動してみたり。

まあ口にするのはたいがいどうでもいいことばかりで、幸福であろうとなかろうと、街なかで幸福そうな独り言をもらすことはあまりないとは思いますが。
だいたい、

「きょうは○○ちゃんとデートだあ」
「やったあ、明日から休暇だあ」
「よし、今日はすき焼きにすっか」

マンガやドラマじゃあるまいし、街なかで突然こんな独り言を言う人はそうそういませんって。

とはいえ、万が一記者が幸せそうな独り言を発したときに、それを耳にした通りすがり方がいらっしゃいましたら・・・


どうか微笑み返さないで、
聞こえないふりをしておいてください。



たしかに能天気な独り言を言ってる人間を見かけるほうもキツイかもしれませんが、見ず知らずのオッサンに微笑み返されるのはもっとキツイです・・・。
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2007年01月12日

邦題 -名は体を・・・-

テーマ:春秋・社説
-1面春秋-

▼映画ファンだった池波正太郎さんは洋画の邦題にも一家言あり、「すぐれた映画には考えぬいたいい題名がついている」という。
▼だから、原題を安易にカタカナ書きした題名には「食欲を失う」と手厳しかった。スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」などはその典型だろうか。この場合の「プライベート」は「兵卒」「二等兵」の意味。しかし邦題を見ただけではうっかり「私的なライアン」と思い込み、首をかしげることになる。
▼話題の「ホワイトカラー・エグゼンプション」も怪訝な題名だ。一定条件を満たす会社員を労働時間規制から外し、自己裁量で働く時間を決められるルールというが、お役人好みのカタカナ言葉では分かるものもわからなくなる。「残業代ゼロ制度」という解釈が独り歩きしているのも、邦題に工夫がないせいか。
▼たまりかねたのか、柳沢厚労相が「自己管理型労働と言わせてほしい」とタイトル変更を申し出たが、新制度は対象や使われ方がまだはっきりしていない。中身をじっくり議論し肉付けをしないことには、この作品に題名はつけられない。


お役人さんが外国から制度を輸入するときには、なんでんかんでん現地の名前に「日本版」をつけりゃいいと思っているとしたら酷いものです。
「日本版金融ビッグバン」あたりは雰囲気が伝わりやすいからまだよいとしても、確定拠出年金を導入する際、米国の法律の条文名をそのままに「日本版401k」なんて触れ込んできたときには、え?このままで広めるつもりなの?と思ったものでした。
けっきょく定着しちゃいましたが。

件の「ホワイトカラー・エグゼンプション」なんて言葉もここ最近になって初めて聞きましたが、横文字のまんまでスマートに見える分、かえって怪訝な印象です。
いきなりよくわかんない言葉が出てきて「残業代が出なくなる」という負の部分だけを聞かされれば、そりゃあ「制度に関係ない政治家や役人が民間の労働条件を悪くしようとしてるんじゃねえのか?」と拒否反応を示す人がいても不思議ではありません。

当初から「自己管理型労働」とか「裁量型労働」とか言ってれば、もうちょっと議論の展開が違った可能性も・・・いや、やっぱり反対する方たちは同じように反対してたでしょうが、報道を見た一般人の関心はもう少し高かったかもしれません。
それとも横文字でよくわかんないようにしてスルーさせるのが狙いだったのでしょうか。

そういう意味で、中身がすぐれているかどうかはさておき、洋画の邦題についてもあまり馴染みのない横文字をそのままカタカナにしたものよりは、うまい日本語を当てたほうが観ようかなという気にさせるというのはあるかもしれません。

例に挙げられた「プライベート・ライアン」。
「邦題」という言葉をWikipediaで調べるとやはり槍玉に上がっていて(こちら)、まさに「カタカナ邦題問題」の典型例なのかもしれませんが、でも「Saving Private Ryan」をそのまま「ライアン二等兵救出」ってのもいまいちですし、ましてや邦題を英訳して「ライアン二等兵」なんてしちゃったら誰も見たいとは思わないかもしれませんよ。
「のらくろ二等兵」じゃないんですから。

かといって「An Officer and A Gentleman」を「愛と青春の旅立ち」にしたみたいに原題無視して思いっきりやっちまうのは個人的には好きじゃないですし、製作者が原題にこめた意図を汲みつつうまい邦題をつけるってのは、やっぱりけっこう難しいことなのでしょう。


そういう意味でうまいと思えるのは、例えば「The Toxic Avenger」の邦題、「悪魔の毒々モンスター」。
マニアの間では非常に高い評価を得ているお馴染みの作品ですね。
原題を直訳すれば「毒の復讐者」ですが、主人公が有毒産廃ドラム缶に飛び込んだ拍子に化学変化で醜悪なモンスターになってしまったというB級ホラー映画のストーリーや雰囲気までも原題以上に見事に表現しているといえるでしょう。


あるいは「死霊の盆踊り」はどうでしょうか。
ジョニー・デップ主演で映画にもなった史上最低の映画監督エド・ウッド氏が脚本を手がけたB級いやZ級ともいわれるカルトホラームービーで、テレビでもときどき紹介されることのある作品です。
原題「Orgy of the Dead」は直訳すると「死者の乱痴気騒ぎ」といったところですが、乱痴気騒ぎの盛り上がりもない単調無比な展開は、延々と同じ曲が繰り返しかかって盛り上がらない盆踊り大会といった感じでしょうか。
おまけに盆踊りの持つ野暮ったいイメージも、Z級ホラーの雰囲気を表しているように思えます。

え?
ああ、まあジャンルに偏りがあるのは気にしないでください。
インパクトを重視して選んだらこうなっただけですから。

とにかく考えてみるとなるほど、たしかに池波氏のおっしゃるとおりすぐれた映画にはいい題名が・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・。

あ、そうか、すぐれた題名の映画はすぐれた映画だとは、おっしゃってませんものね。

ま、洋画はともかく、輸入する制度や政策については、題名よりも中身のほうをうまいことアレンジしていただきたいところであります・・・。
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2006年12月22日

◇野暮を承知で -風物詩-

テーマ:春秋・社説
コラム「波音」 -夕1面-

麒麟、笑い飯、変ホ長調、チュートリアルと聞いてピンとくる人は相当な漫才通だ。

いや、変ホ長調はともかく、あとは名前くらいは知っている人も少なくないと思いますが・・・。

漫才日本一を歌う「M-1グランプリ」がイブの夜にある。決勝に残った8組と敗者復活の1組が大賞を争う。

そうか、24日でしたか。

優勝賞金1千万円、2位以下はゼロ。その年の実績ではなくその日限りの一発勝負という、他の演芸賞にない“過激”なやり方も回を重ねるうちに鮮度が落ち、歴代の優勝者が頂点に立ちそうな気配も今のところない。

鮮度が落ちたというより、むしろ「定着した」という感じもしますし、歴代の優勝者よりもオモロイ漫才をする奴らが毎年出てくる、というのがコンセプトの一つだと思うのですが・・・。

野暮を承知で言えば大量消費、大量廃棄の世相とどこか重なる。何千組から選ばれた才能が消費され、廃棄とならなければいいのだが。

ははあ、そうつなげたかったのですか・・・。

でも大勢が参加するコンテストを「大量消費、大量廃棄の世相と重なる」って・・・

才能が消費されて廃棄されなければいいのだがって・・・

野暮にもなってません・・・。



なお、記者のイチオシは毎年「笑い飯」です。
去年の下駄箱のネタも去年のマリリンモンローのネタも最高やったけどなあ。
今年こそ王者になれるかなあ・・・。
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