熱闘が残すハンカチ株高 -ヒーロー- | にっけいしんぶん新聞

熱闘が残すハンカチ株高 -ヒーロー-

-19面まちかど-

○…例年に増して熱戦が続いた今年の夏の甲子園。決勝再試合の21日には投資家も経過に気を取られて閑散症状につながったとの声も。ところが大会終了後からにわかに活気づいたハンカチ関連株に熱闘の余韻が漂う。
○…早稲田実業の斎藤佑樹投手がタオル地のハンカチで汗をぬぐっていたのが人気化の背景。23日はジャスダックの川辺の売買高が前日の約10倍に急増、大証2部のカワサキも値上がりした。同じハンカチを探して百貨店にも問い合わせが相次ぐというが、ハンカチ関連銘柄への物色意欲は果たして続くか。


今さらいうのもなんですが、いやいやほんと、今年の甲子園は盛り上がりましたね。
強豪高同士の対決も多く、接戦や逆転も満載で、久しぶりに高校野球の経過や結果が気になる夏でした。

そしてなんといっても決勝戦、すごかったですね。
野球に気をとられて相場が閑散というのは正しいとは思いませんが、閑散とした相場でテレビをつけたりワンセグをつかったりネットの速報をクリックしたりしてた人は多かったようです。
まあ記者も時折クリックしてたクチですが、gooの実況アニメーションが途中から動かなくなったのには参りました。
もう、日本中接続しすぎ。

それにしても両投手とも、よくもまあ何日も続けてあれだけたくさん、それもあれだけいい球を投げ続けられるものですね。
あんなくそ暑い中で連日の登板、アメリカ人なら訴訟を起こしかねないくらいの過酷な状況のはずですよ。
ていうか普通に考えてあんなとこでそんなことやるなんておかしいんじゃないの、っちゅうくらいのことをやってのけてるから、感動もよりいっそう増すのでしょう。

ああ、でもそういえば記者も学生の頃は真夏の炎天下、朝から晩までテニスやってたなあ・・・。
でもこないだ30代4人で昼の1時からダブルスをはじめたら、テニスにならなかったなあ・・・。
すっかり体力、落ちてるなあ・・・。
若いっていいなあ・・・。
いやあ、若いってすばらしいよ・・・・・・・

などと遠い目をしている場合じゃないですね。
甲子園球場で熱戦をくりひろげた高校球児の純粋な目からは程遠い、欲にまみれた目の大人たちが株式市場でくりひろげる熱戦の話です。
なんと今回は甲子園のヒーロー、早実の斎藤投手の「青いハンカチ」に肖った関連銘柄を手がけてしまいました。

いつもどおり、川辺の業績に与える影響とか、そんなのどうでもいいですね。
四季報のCD-ROMに「ハンカチ」と入れて検索したらここが出てきた、理由はそれで十分です。
甲子園の大観衆よろしくみんなでわらわらと群がって、23、24日のたった2日で発行済み株式数の4分の3も回転させちゃって、その前から2割も3割も株価を上げて、日中は何十円も乱高下させてもて遊んじゃってます。

まったく、お前ら斎藤くんから何を学んでんだよ・・・。
ああ、もう、オトナってやあね・・・。

・・・で、なんですか?
コラムの締めは「ハンカチ関連銘柄への物色意欲は果たして続くか」ですって?

そりゃあんた、斎藤くん関連だけに・・・


連騰(投)はお手のものでございます。ベンベン。


でも高値をつかんで自分が投げる羽目にならないように気をつけましょうね・・・。