491本目「魔 デビルズ・オーメン」(1983年・香港) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

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魔 デビルズ・オーメン [DVD]

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THE BOXER'S OMEN
製作年度:1983年
上映時間:99分
製作国・地域:香港
監督:カイ・チーホン
製作:モナ・フォン
脚本:カイ・チーホン、アン・ゼトー
武術指導:シカムラ・ヤスヨシ(「ゴッド・ギャンブラー」の日本人役の人)、チュー・コー
出演:フィリップ・コー、リン・シャオイェン、ワン・ロンウェイ、チョイ・カムコン、ヤン・スエ

◎1983年香港・映画興行成績 33位(総合43位)
■上映期間(香港)1983/10/29~1983/11/9
★上映日数(香港) 12日
●売上(港元) $4,025,979.00

キックボクシングのトレーナー兼選手の陳雄は、ある日、試合のトラブルで殺されそうになったところを、光り輝く謎の仏僧に助けられる。その日を境に身の回りに不思議なことが起こり、陳雄は導かれるままにある寺に向かった。そこには生き仏の僧の姿があり、その僧が陳雄に話しかける。実は前世で二人は兄弟であり、僧が生前戦った黒魔術師の呪いが陳雄にも襲いかかっているという。かくして陳雄は呪いを解くために黒魔術師と戦うことになった・・・(amazonより)

カイ・チーホン監督、フィリップ・コー主演の「魔 デビルズ・オーメン」を観ました。
昨年10月18日から、香港カルトシネマ・フェスティバルがおこなわれ、そこでの上映作品であります。
★にわか香港映画ファンの映画ノート★-つぼんなか

フィリップ・コー主演ということで、とてつもなく気合がはいってしまいます。
あの細いお顔に、しっかりした肉体。いつも瞳孔ひらき気味にみえてしまう、普通の役をやっても悪人にみえてしまうお姿。
今回もそんなキャラクターにしっかりはまっていました。
この人、別に悪を倒したいという気持ちはなく、ただ、自分が助かりたいという気持ちがいっぱいで、途中、禁欲をやぶったり逆切れしたりします。
★にわか香港映画ファンの映画ノート★-おうえんおうえん
弟役にワン・ロンウェイ(特別出演)。濃くて強いお二人です。
キックボクサーである弟が試合中、脊髄損傷してしまいます。勝った後に、対戦相手(ヤン・スエ)が暴力をふるったためです。
ワン・ロンウェイがみたくてこの作品をみたんですが、あんまりでてきません。冒頭の戦いは、不利ながらも迫力たっぷりでした。

でも、この作品は、俳優陣よりも、何度も何度も繰り返される、うげうげ映像が強烈です。
内臓みたいな、脳みそみたいな、よくわからんものを、ぐにゃぐにゃやったり、たべたり、のんだり、くっつけたりで、もう、久しぶりに、目をぼやけさせるように観ました。
蛇とかワニとかこうもりとか、なんか気持ち悪い動物たちいっぱいで、悪魔だかなんだかわからんものたちも、お~いやだいやだと思いながらみてしまいます。
気持ち悪いんだけど、なんだか、憎めない感じの不思議さです。
女性もいやらしい感じで、ぬめぬめしたような雰囲気です。
★にわか香港映画ファンの映画ノート★-なんやろ
勝っても負けてもどっちでもいいや~と思ったけれど、どうにか上手い方向へ進んだようでよかったです。
文句いいながら、だけど、「邪 ゴースト・オーメン」は、観たいなと思いました。
途中、はっとするほど、きれいな色彩のときもあったりするところや、フィリップ・コーの男くささや、ワン・ロンウェイ対ヤン・スエの戦いがみれて、よかったなぁとも思いました。

オススメ度:★★★☆☆
もう、すごい嫌いっていう人も多いと思います。度:★★★★☆