決してスタンダードではない話 | ハクナマタタ

決してスタンダードではない話

最初におことわりしておきます。


この件に関しては、

わたしはまったくスタンダードではありません。


北海道の人の基準からはずれてますのでご了承ください。




冬に雪かきするときに、どんな格好で雪かきをするか。


雪かきすると体は熱くなりますね。


だから案外薄着。


この辺はみんなそうか?そうでもないか?



わからんけど、モコモコだと動きづらいのもあってわたしは薄着。


どの程度の薄着かというと、雪が降ってるときはジャンバー、降ってないときはパーカー。


中はTシャツ1枚。汗かくんだって。ほんとマジで。


下はジャージかシーンズ。中は下着のみ。


靴は長靴。じゃないと雪が足に入ってくる。長靴の境目だけは気を使う。


40センチくらい降ったら足はてきめん冷たくなるので足元だけは厚着。



雪が降りながらの中の場合は、フードが付いてるか、帽子着用。


このときCAPはツバが邪魔になるので反対にかぶる。


これをターボと呼ぶ。


使用例:「ターボかけるか!」 → これからなんかやるとき。

     「ターボかかったままだよ」 → やりおわって帽子を反対にかぶったままの時。




そこで、手袋。




ここが多分みんなと違う。



わたし雪かきするとき手袋しない。素手。



理由は手が疲れるから。



いろいろ試したんです。


イボつき軍手、革、毛糸(一番すべる)、ゴア、ポリ、


しかし、素手に勝るものなし。


手袋すると握力がなくなってくるんです。


雪かきのスコップも4種類くらい試してみたんですが、


いずれも差異はあれど握れなくなってくる。




さて、雪かきの運動量ですが。


旭川は極寒地でありながらよく降る地域でもあります。


降るときは降る。


ゆえに日本の中でみても雪をかく量はかなりのものだと思います。


しかしながら寒いので、重い雪ではないでしょう。



運動の強度を表す単位でメッツってのを聞いたことがありますが、


まーよくわからん基準ですが、かなりのメッツらしい。


今探したけどよくわかんね。



とにかくバイクで1日700キロ走っても、


握れなくなるとか手がだるいとかあんまりなかったですが、


南ロシアでの雪かきは手がジンジンだるくなって握れなくなる。


それくらいのメッツです。


でも考えてみるとバイクに乗っても運動はしてないね。疲れはあるだろけど。


他の作用もアリかもですね?


雪かき範囲もちょっと広めです。


家の前、車庫の前、家の周り、庭付近、合わせるとまあまあの範囲。


これを短時間でやろうとするので尚更だるくて握れなくなるのだと思われます。





手は寒くないのか。


すごーーーーーーーーーーーーーーーく寒いよ。


最初は冷たい。


ものすごく。


すごく  です。




でも、手袋はいてるとわたしは雪かきやりきれない。握力もそんなにないせいか。


その後いろいろできない。ペンとか、その他のもの持つ手が震える。


握りがきかないのです。




なのでいつも手袋をはかずに雪かきをしていたら、


自分の体温が急上昇するようになった。


手が熱くなる。


最初寒くて冷たくて、内から急激に熱くなってくる。


人間の体というのは補おう補おうとするものですね。


こうやってわたしの手はどんどんたくましくなっていったわけです。


人間は適応します。


体はその状況についていこうとする。


その限界を感じたときには、誰にも見られず象の墓場に向かいたいものですね。



※ 追記です。


手がしもやけや皸や凍傷にならないのか。答えはわたしはならない。


これはですね、体質と大いに関係があります。


例えばうちの娘は冬になるとしもやけ村の住人になります。


指が1.5倍くらいの太さになるんですね。



これは何冬かデータをとってたんです本人が。


そうすると、手に汗をかきやすく、室内温が5度以下になるときに、


その症状が顕著にあらわれる。


人間は恒温動物ですので通常は温度を一定に保とうとします。


この機能が弱いのか、気温が下がればそれに比例までいかなくともかなり影響されていた。


そういう人がしもやけになりやすいのです。


つまりわたしはなりにくいのです。


以上の話を夜中に延々3時間くらい聞かされました。



パーソナルデータですが、生かすのは自分だけという状況なので


十分なデータだと思います。


室温をさげない。手の汗ぬぐう。


その後、しもやけは少しよくなっていったようです。



追記終わり。






今年もそんな季節がやってきた。


それでも雪が好きなのはどうしようもないことです。


他の誰がすておいても傍にいる。


なぜそんな気持ちになるのかね。





あ、あんまりひどく降ったときは会社からドーザ借りますけどね。


ここが北海道の人の合理性。


美学と合理性の織り成すハーモニーなのだ。