とても甘えたさんのにゃん様。


誰かがそばにいてくれたら安心してる。


布団に寝かせたまま、ちょっと出かけて帰ってきたら

寂しかったのか、布団から出てニャーンと鳴いてくる。

そしてまた布団にもぐる。


まだ元気な冬のあいだは

外が寒いので

私が仕事に行くときに布団に寝かせて

父や母が帰ってくるまでじっと布団で寝ていた。


家族が帰ってくる時間はだいたい同じなので

それくらいの時間まではかしこくしていた。






だれもいない時間はだいたいいつも数時間。


だが餌を食べなくなる前、わたしは仕事、家族は旅行で、

長時間家をあけることになったので

にゃん様はひさしぶりに外に出て行ってもらった。


布団から出ようとしないので

無理やり抱っこして外に出したのだが

さすがにふてくされた表情だったが

全く心配はしていなかった。




今思えば、これがひとつの原因だったんだろう。


いつものぬくぬくした布団からほうりだされて

長いこと一人にされて

きっと不安だったんだと思う。


家族が旅行から帰ってきたときは

足音で気づいて、鳴きまくったという。


しかしそれから、ぱたっと餌を食べることがなくなり

家から出て行かなくなった。




今ではおしっこも寝ているあいだにしてしまったり

1日以上おしっこしなかったり

餌は食べずに水だけをずーっと飲み続けていたりする。




専用の毛布の上で座ったまま動かないこともしばしばなのに

夜みんなが寝るとすぐわかるらしく

毛布から起き上がって

フラフラをわたしの近くにやってくる。


布団を開いておいでおいですると

わたしの右側に座って顔を胸のあたりにくっつける。

そうして安心して寝てしまう。


おかげで毎日わたしの服はよだれだらけ。

枕におしっこしたこともあるし、布団にされたこともある。

毎日洗濯が大変だが、わたしがいるときは必ず添い寝してくれるのが嬉しい。



永遠には続かないから、よけいに。