こんばんは。昨日書いたように、約2週間も続いた連続勤務も今日で区切り。明日はお休みです。決まってないけど何しよう?にこにこだらだら寝るのもよし、元気なら遠出もよし、近場で買い物するもよし…楽しみです音符


今日は午後から大阪市役所に行きました。しかも用事が終わり次第、今日の仕事も終わりということでしたので、少々早めの仕事あがり。せっかくなので大阪街歩き敢行しようと思いました



「東横堀川」沿いを歩いてみました

東横堀川とはここを流れています



昔の大阪中心部の地図に、今の地名などを足してみました。大川から南(地図の下の方)に直角に曲がり、約3kmでほぼ直角に西(地図の左の方)に曲がると名前を「道頓堀川」に変えて、ミナミの繁華街を流れ。木津川と合流したら大正区の方へ、そして大阪湾に流れゆきます


いかにも人工的な川筋が示すように、1585年に豊臣秀吉の命で開削されたそうです。その後、地図にあるたくさんの河川も1600年代にかけて、西横堀川・長堀川・堀江川・立売堀川・阿波座川・京町堀川・江戸堀川と続々と開削されていったそうです




しかし、昭和の高度成長期に続々とこれらの河川は埋め立てられていき、大川~土佐堀川~木津川・安治川は残るものの、現存する堀川は「東横堀川」~「道頓堀川」のみです


そのうえ、西横堀川の埋めたて跡には「阪神高速1号環状線」が走り、環状線なので、堂島川の上も走り、さらには東横堀川の上も高速道路の高架橋が塞いでいます。幸い、道頓堀川の上には高架橋はなくて、千日前通の上を走っています。私も「高速道路を車で」は何度も走りましたが、「下を歩いた」のは初めてです。でも実は7年前に川下りの船で通ったことはあります



都心の真ん中に高速道路を通す場合に、「川の上」くらいしか場所が残っていなかったのはあるんでしょうが、ちょっと無粋ですね


東京や横浜にも「川の上の高架橋」はありますが、日光の当たらない川面はどことなく寂しさと都市空間らしい無機質な雰囲気もあって、モノトーン・ゴシックな感じにどことなく惹かれる式守です



大川からの分岐点です。右前方が中之島公園、阪神高速環状線が右から伸びています。大川は西方奥へまっすぐ伸びますが、東横堀川は左へ分かれます。そして高速道路の高架橋がその上にかぶさります




まもなく、水門があります




川を通せんぼするかのような「水門」


手前と向こうでは水位が違います。この水門で調整するだけでなく水質改善にも役立っているそうです



ショベルカーのような水門を動かす部分です



こちらは7年前の「川下りクルーズ」の時の画像です。川から水門も間近で見えました




川の上に高速道路がかぶさっていますが、少しずれていて、川面に光もあたっています。少ない川添いの空間にも桜が咲いています。ビルと高速道路と川に囲まれた狭いオアシスですね




中央大通あたりで、川は少しだけくねっと蛇行しています。開削時にあったお寺を避けたから曲がったらしいです

中央大通には地下には地下鉄中央線、高架では阪神高速13号東大阪線が貫きます。1号環状線とも川の上あたりでジャンクションを形成しています









こんな車が行きかう空間にも、ノラ猫さんはがんばって生きていますね。川の水も飲めませんが、川のそばのちょっとした公園が憩いの場でしょうか?




この辺りは完全に高架橋が川の上に覆いかぶさっています



東横堀川の終点~川は右へ折れて、「道頓堀川」としてつながっています。阪神高速はそのまままっすぐ伸びています



この場所をクルーズ船が通過していきました。落語家と行くなにわ探検クルーズ・とんぼりリバークルーズと書いています




道頓堀川に入りました



道頓堀川に入ってすぐの橋の上から振り返って見てみました


阪神高速の高架橋が見えます。左方から東横堀川が流れてきて高架橋の橋脚あたりで90度カーブしています


反対側を向けば、道頓堀川は高速道路の高架橋からやっと離れて開放的になります



高架下のやや薄暗く、モノトーンの風景が、一気に明るくにぎやかな風景に変わりました




7年前のクルーズのときの写真です。お姉ちゃんは小学1年生、弟くんに至っては幼稚園年少さんでした。ミナミの街を船から眺めます




おなじみの戎橋に来ました。一時期、「道頓堀川プール化計画」がありました。水質のことで断念?したのかな?それはともかく、水着でこんな街に歩けないですよ~~


さあ、今のところ好調なタイガース。秋にこの川に飛び込む輩が出るような事態になるでしょうか??


私はさすがにこの川で泳ぎたくはないですが、歩いてみるとなかなかよかったです


水の都大阪です。たくさんの川が埋め立てられたのは残念ですが、東横堀川の醸し出す都市風景も歩いていて面白かったです



5Kmほど、少し長めの街歩きでした。少し汗ばむくらいでした



では、また