今日の川越の天気は晴れから、急に雨が降ったり、風が強くなったり、よくわからない天気でした。
今、川越はすごい風が吹いています。
今日は、先祖代々大切にしてきた植木についてです。
お客様は、先祖代々大切にしてきた植木
『イトヒバ』
をこれからも大切にしていきたいとのことから依頼をくださりました。
家を建て替えるけれどもこの植木だけは、移植してほしいとの要望をいただきました。
今回は、植木移植のための根回しです。
根回し…
一見、無駄な工程を含めることにより、費用をあげるような感じがします。
工程が増えれば、原価があがる。これは基本ですね。
ところが、今回の件のようにお客様にとって、大切な植木であるならば、費用がかかっても成功する確率の高いものを提案するのが、プロの仕事だと思います。
今回の件のような状況で最も大切なのは…
移植の成功です。
より確率の高いものを提案するべきだと感じます。
重機（バックホウとかユンボといいます）で掘る前に手作業で根の状況を調べています。
根鉢の大きさ、重機で掘ってもいいかの確認完了後、重機で掘り進めます。
この時、根はきれいにきっておくのがコツになります。
少しわかりにくいですが、写真のように人力にて行います。
根鉢を麻布で養生し、根が壊れないようにしっかりと縛ります。
縛り方は、たくさん方法がありますが、写真のように六角形の形になるように三角形を形成していくと見栄えがかっこいいですね。
後は、移植の時まで埋めて養生しておきます。
このような一連の流れを根回しと呼びます。
この作業ににより、植木の移植成功確立をあげることができます。
時間をおいてから（数ヶ月～１年程度）植木の移植をします。