さてさて、最終3日目いきますよー
岩手のつなぎ温泉にて夜・早朝に温泉に入り、肌もプルプル
になった私はバスに乗り込みました。
今日の座席は一番前の席
子どもみたいにバスの前から見える景色にワクワクしてバスガイド
さんの話も居眠りせずにちゃんと聴きましたよ。
まず訪れたのが、世界遺産の「中尊寺」
国宝の金色堂の中には金箔で覆われた菩薩・観音様が並べてあり
あまりの金の多さに圧巻されました。
私達は本堂近くの上の駐車場までバスが送ってくれましたが、普通は下の
駐車場からこの急な参道を昇ってこないといけないようです。
高ーい杉の木に囲まれているこの道
とっても涼しくて気持ち良かったです。
そして次に着いた所は、日本三景の「松島」
ここでまた遊覧船に乗る前に、昼食をとり集合時間までに自由散策
・・・と、なりました。
私達家族は、五大堂という寺に行った後ガイドさんお勧めの「瑞巌寺」
に行きました。
瑞巌寺の本堂は、平成21年から大修理が始まっていて拝観出来なかった
んですが、特別公開として庫裡と大書院と陽徳院(正宗公の正室・愛姫)御霊屋
を観ることが出来ました。
栄華を誇った伊達正宗公らしく、金箔貼りの襖や位牌がありました。
この瑞巌寺の参道も本殿までとても長く、両端を杉並木に挟まれてゆったりとした
道でした。
でも、ここ松島で忘れてはいけない事・・・それは、やはり去年の大震災ですね。
今回の旅で唯一その大震災の影響・復興の姿を直に観て・感じられる場所
でした。
松島の街自体は、桂島・野々島など少し大きな島が防波堤になってくれて津波は
1~2mほどだったらしいですが、それでも沿岸に立ち並ぶ商店街・遊覧船は凄い
被害をうけたそうです。
シャッターが閉まっていた店もだいぶ再開してきているそうですが、歩いていると
まだシャッターが閉まったままの店もありました。
そして私達が乗った遊覧船も、今年の5月にやっと運航を再開できたそうです。
遊覧船を待つ間にいたレストハウスでは、震災当時の写真や津波がここまで来た!
・・・と、いう表示があり写真を見ると津波の恐ろしさを感じられずにはいられません
でした。
また、詳しくは書けませんが遊覧船の出発を船内で待っている間、船内販売員
のおばちゃんから震災当日の話や避難の話・家族の話・今現在の松島の状況
など沢山の話を聴かせてもらいました。
改めて震災の恐ろしさを知り、でも少しずつ復興に向けて地元の人たちも顔晴って
いるんだなー!! 自分に出来る事は何だろう・・・って考えさせられました。
日本三景に歌われている松島の小さな島たちも、島が半分無くなってしまったり
小さな島を結んでいた岩が崩れてしまったり・・・と、姿を変えてしまった島もある
そうです。
そして帰路は仙台空港からでした。
その仙台空港の周辺も、テレビの映像で観た方は知っていると思いますが田んぼ
が広がる雄大な平野で、今年はやっと田植えも出来たそうで緑の稲が植えられて
いましたが、所々田んぼが荒れたままの状態のところもありました。
よーく観るとまだまだ爪後の残る所がある!!・・と、いう事実を知っておかなければ
いけないなーと感じました。
東北を縦断した今回の旅は、大自然を満喫出来た旅になりました。そして、復興は
進んでいるけれど私達が思っているよりもまだまだ時間がかかる!!・・と、実感した
旅でした。
でも、是非東北へ足を運んで自然の素晴らしさ・人の温かさを実感してくださいね。
あー、やっと書けた。
長々とお付き合い下さりありがとうございました。