君の不安が的中する理由

昨日後輩が家に遊びに来ていた。

そして、やっぱり今回の震災の話になった。

政府の対応や放射線の危険
経済的な被害などについてだ。

で、彼もかなり噂や世論に毒されていた。

このブログのような公（おおやけ）の場で
個人的な意見は控えているけど

彼は僕の個人的な友人なので
僕の個人的な検証結果を伝えた。

そして彼に言った。

「お前、マスコミに洗脳されてるんだよ」

すると彼は

「いやいや、ちゃんと
　ネットとかでも調べたけど
　いろいろな所で、そう書かれてたよ」

そりゃそうだ。

検索ボックスに

「放射能の被害」

と入力すれば”放射能の被害”について
書かれたページがドバーっと表示される。

「電力不足」

と入力すれば”電力不足”で起きる被害についての
ページが、これまたドバーッと表示される。

ネットの個人メディアでは規制が無い分
マスコミよりも大袈裟だったり
根拠の無いデマだったりする。

で、それを読んで

「やっぱり、そうだったのか！」

と自分の不安の正しさに自信を持つ。

そして身近な人に

「いろいろ調べたんだけど・・・」

と不確定な事実を言い始めるわけだ。

そして面白いことに
僕たちの脳みそは”ネットの検索”と
かなり似たような働きをする。

つまり、その人が信じていることの
情報だけを脳みそが集めてしまう。

「また地震が来る」

と信じていたら
余震が来るたびに

「ほらほら、やっぱり！」

となる。

もちろん地震が来ないとは
言い切れないけど、余震というのは
人間の寝返りのようなもので
バランスをとるために起こるもの。

※実際そんな単純ではないけど

あれほどの地震だったので
余震の回数も規模も大きいのは当然。

でも人間は自分が信じていることの
証拠を「事実」じゃなくても
ドンドン集めてしまう。

脳みそは情報を集めて

「アナタが探しているのはコレでしょ？」

君はその情報を得て

「そうそう、それが欲しかった」

と自信を確信へと変えていく。

君が

「彼氏が浮気してるかも・・・」

と不安になれば脳みそは
その証拠を意地で見つけてくる。

そして相手からすれば
根拠のない証拠を付きつけられたら

「マジうぜえ」

となり、関係が悪くなって
結果的に君の不安が現実となる。

そして「やっぱり！」となるわけだ。

疑心暗鬼を生むというやつだ。

「いや、私の場合は確かな証拠があった」

と君は思うかもしれないけど

「そういうことが脳で起きているんだよ」

という一例として聞いてもらえたらと思う。

だから、

「今後日本は大丈夫だ」

と信じなさい。

「彼は風俗で値切ったりしない」

と信じなさい。

そうすれば良い情報と希望が
君を目がけて「オラオラー」と押し寄せてくる。

キレイゴトじゃなくて
脳科学的に証明されている事だ。

まずは「俺を信じろ」と言っておく。

今日も最後まで読んでくれてありがとうね。


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