わたしたち夫婦の葛藤、その3です。

わたしのガンが発覚したときの話です。

左手首に1~2㎝程の腫瘍ができ、やっと取り除く手術を終え退院し、2週間後。

忘れもしない12月25日、抜糸をするために病院に行きました。

抜糸を終えると先生が、「病理検査の結果なんですが、…よくない結果で、、、」

「えっっっ(゚ω゚;)?」 ほぼ良性だと言ってましたよね????!

「悪性だったんですよね…」「…そうですかー…」

「つまりガンだということなんですけど、滑膜肉腫という珍しいガンで、手首にできるっていうのはさらに珍しいんですよ。世界に5人いるかどうか…」
「へー」珍しいんだー

「このままにしておくより、治療をお勧めします。治療としては、3つ考えられるんですが、一番再発転移のリスクがないのが手首の切断です。絶対再発はしませんし、転移も今もしあるとしたらその分だけでくい止められます。次に広範囲切除の手術ですが、この間手術した部分をもう一度開いて、腫瘍の周辺組織をごっそり切除します。ガンの腫瘍というのは組織に染みるように張り付いているので大きく切除する必要があるのですが、そうすると手の腱や神経も取るので手がまったく使えなくなります。最後に、手術はせずに手の機能をそのまま保てる放射線治療というのもあります。ただこれが一番再発・転移のリスクが高いと思われます。」

「なんらかの治療はしたいと思いますが、今すぐには決められないので、持ち帰って家族と相談していいですか?」
「もちろんです。突然のことでまだ判断つかないと思いますが、治療もなるべく早く進めていったほうがいいと思うので、とりあえずまた3日後に来ていただけますか?ご家族が来れたらいっしょに」
「はい」

という感じで一気に聞かされました(=◇=;)

すぐに「滑膜肉腫」とやらを検索(@Д@;
何十万人に1人の確率だとか、関節にできる腫瘍だとか、若い人に多いとか、5年生存率は30%とか70%とか…
よくわかんないなぁ(・д・)

わたし死ぬのかなぁ、またお父さんお母さんに迷惑かけちゃうなー、こんな嫁ヒドいよなー、旦那さんとの赤ちゃんほしいんだけどなー…

病院の会計待ちのイスで涙目で悶々と考えるわたし((゚m゚;)

いや、死ねないなぁ!うちの旦那さんひとりじゃ無理だもんな(ノ_-。)
ひとりにしちゃダメだ!生きなくちゃ(`・ω・´)

この日は5年経って初めて主人と外で過ごすクリスマスでした。
しかしなんて言おう…(´_`。)

イルミネーションを見たり、写真を撮ったりして、さて帰ろうかというときに、
「あのね、今日病院行ったらね、…わたし実はガンだったんだって!」
「…がーんΣ( ̄□ ̄)!」
冗談言う余裕があるのね。。。

3つの治療の選択肢を伝え、どうしよっかと。わたしは真ん中を取って広範囲切除の手術かなーと思っていましたが、主人は放射線は??という感じでした。

これから一生左手が動かなくなるなんて想像もできませんが、まだ手首に腫瘍の切れ端が残っているのら取り除いたほうがいいんだろうなーとわたしは漠然と思いました。切断はとても考えられなかったです( ・_・;)

しかし主人は、まずは放射線からにして手の機能を温存する方法からにしようと推してきました。

先生に会うまての3日間、主人もわたしもネットで体験談を調べたり、本をたくさん読んだりしました。いろんな可能性をあーでもないこーでもないと、頭の中で想像しては話し合い、へとへとになりながらもたどり着いた決断は、放射線療法でした。

というのも、わたしのCTの結果、とりあえず画像上では転移がなかったということもあり、まずは放射線からということにしました。

3日後、先生に会って決断を伝え、すぐに入院できるように手配してくれることになりました。

しかし、併せて行う抗ガン剤治療の前にに、また考えることが!( °д°)

それが卵子の凍結保存でした。
わたしたち夫婦は流産も経験していましたので、これについては考えるまでもなく、すぐにやる方向で決まりました。

この過程によって入院するまでに1ヶ月かかりましたが。

卵子凍結保存にかかった1ヶ月でさらにいろいろ調べる時間ができ、わたしは一時、抗ガン剤を使わない方法(免疫療法や自己治癒力療法、温熱療法、食事療法など)も考えましたが、家族の反対でそれはなしに。

でも放射線療法で微弱ながらも被爆するのはわたし、抗ガン剤治療で毒を体にいれるのもわたし。わたしの体なんです。

やはり、自分の納得した方法で治療に望むべきですよね。もちろん家族の理解や協力も必要です。

明日から抗ガン剤が始まります。5ヶ月は入院することになるので、勉強するのにいい機会だと思い、本をたくさん買ったり借りたりして病室にもって来ちゃいました( ̄∇ ̄+)

果たしてそんな余裕があるのか楽しみですが、持ってきた分は読破したいと思います!
きっと足りないと思って、Amazonなんかでまた買うつもりでいますが:*:・( ̄∀ ̄)





Android携帯からの投稿