mahina&chameleon

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日本から戻って、お見舞いへ行ったシゲさんが天に召された。

彼女は、25日(月)に98歳の御誕生日を迎える予定だった。


教会のお爺ちゃんお婆ちゃんの会で、長年に渡りボランティアをしていたシゲさん。

娘さん達は、せめて本人が行けない状態であってもお誕生日を祝ってもらおうと、会のある水曜日にお料理やケーキが届くように全て手配がされていた・・・が、あと数日でお誕生日という先週の金曜日に天に召された。


どんな時も神様と共に歩み、いつも皆を励まし、高齢にもかかわらず一人で息子の家や娘の家へ飛行機に乗って旅行する行動範囲の広い、とっても可愛いおばあちゃんだった。

歳をとったらシゲさんみたいお婆ちゃんになりたいと思った理想の人。

寂しいけれど、お見舞いに行った時に「たいくつじゃ神様からのお呼びがないから、まだ行けんのじゃ」と言って場を和ますシゲさんは、彼女の中では準備がすでにできていたのだろう。

あの言葉を聞いて、すごく心が平安で彼女の魂は今も私達の中で生き続けてると感じた。

先月、息子のサッカーのチャンピオンシップゲームを観戦しにでかけた友達が、ゲーム観戦途中救急車で運ばれ数日後、帰らぬ人となった。

それを後から聞かされた息子のゲームは、優勝を飾った。


息子は私の甥っ子と同じ歳。

誕生日も5日違いで今日はその子の18歳の誕生日。

友達は、料理が上手で日曜大工も得意。息子を信じ、こよなく愛し、頼まれたことは嫌とはいわず、ダメだったら断ってもいいんだよって言っても、断ったら誰かがそれをしないといけないからって。


息子は米本土の大学からオファーが来ている。何とか行かせてやりたい。

父親は信用ならない、ろくでもない人だから、亡くなった友達の親友が、父親が息子のお金に手をつけずに大学へいけるように頑張っている。


日本でも本人であるという証明として、戸籍謄本や証本なるものがあるが、こちらでは出生証明書がその一つ。なので、大きな案件の場合は必要となってくるが、父親が渡そうとしない。

いろんな面で、くそ親父が邪魔をする。

自分がいかにも悲劇のヒロインであるかのような態度で、テレビなんかで姿を見せると腸が煮えくり返る。


どうか、これらの件がすべてかたがつきますように。

日本から戻り教会に行くと、シゲさんがホスピスケアーに入られたよ。今から様子を見に行くけど、一緒に行く?と誘われ二つ返事でお見舞いに行った。
昨晩体調が悪かったらしく、だいぶ疲れてるから会えないかも、、、とご家族の方には言われたが、シゲさんの会いたいの一言で面会がかなった。
が、開口一番[I'm bored...。なんもやることがないから、早くお迎えに来て欲しいんじゃけど、まだ来んのじゃ]って。
神様の愛を一心に受けた、笑顔が素敵なシゲさん。お祈りをして、後ろ髪引かれる思いで帰ってきた。

シゲさんは私たち夫婦に取って、かけがえのないお婆ちゃん。
アローハの声が聞けなくなるのは、本当にさみしい。



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