nicoブログ  自家採種のすすめ   -10ページ目
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新nico事務所&定例会

今年4月より、役員改選に伴い、nicoの事務所もお引越し。

新会長の関野さんのご自宅の1室にnicoの事務所ができたのでした!!



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さて、nico正会員は毎月第2日曜日の夜8時から定例会」を行っています。半月


そのときそのときの議題を話し合い、確認しあうのですが、とにかく毎月1回は顔を合わせよう!ということで4月より始まっています。


今回の議題は

1..畑検証会を行う

  目的:硬度計検査、夏野菜の苗のかっちゃく具合を調べる
  日時:2010年6月6日(日) 10:00~あかし農園~渋谷農園
         

   ※正会員で見学を希望の方は事務局まで申し込みを!

2.nicoについてのプレゼン


3.ホームページの充実について


4..ジリミリ出店について

  日時:2010年8月8日(日)大宮近辺

5..朝倉さん(正会員)の料理教室について

そんな内容で2時間半、話し合われました。ひよざえもん やったね



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さて、この事務所には様々な生きものがいるのですが、その一つをご紹介!

会長の関野さんの個人的趣味リューク・・・なのですが、事務所の真ん中にどかーんと大きな水槽があります。

その魚は・・・「ポリプテルス・エンドリケリー」注目


熱帯アフリカに生存する淡水魚なんですが、魚類と両生類に進化する分岐点にある動物と考えられ、

「古代魚の生き残り」「生きている化石」などといわれるようです。


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まあ、見てても飽きないマニアックなやつらです。いひ




続いて、これはある有名な書道家が書いた、日本語の原点、「いろは・・・・」「ひふみ・・・・」の48文字を書いた「書画」


ちょっとうんちくを一つ。


「いろは歌」とは日本人の言葉のルーツであり、「天から人に与えられた言葉であるといわれています。もともとは困難が起きた時に唱える霊的な国防の唱文であり、昔の人はこれを声に出して唱えることで国の乱れを直していたとされています


一方「ひふみ祝詞」「人が天に捧げる言葉」、絶大なパワーが秘められた言葉の配列であると言われているようです。



実はこの作品を飾ったところ、「大地震の被害がほとんどなかった」「突然の昇進」「いじめが止まった」また「台風の被害から免れたりんご農園」の方もいるという不思議なパワーをもった画で、これは直筆の書画なんです。え゛


まあそんなことは気にせずとも、和風なnicoの事務所には似合ってるようです。

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さてさて、新緑いっぱいのこの季節、夏に向かって畑はこれからが本番です!


農園レポートもやりがいがあります。






ぬくぬくな、あかし農園

埼玉県三芳町のあかし農園。


先日、さいたまTVで「新規就農家」として取り上げられた決断、そして根性・努力(を見せない)の男。


しかし今年の明石さんのテーマは『温』。『ぬく』と読む。


力を「抜いた」自然体で生きたい、、、農業というものを業という以上に、「農的な暮らし」を大事にするnico副会長。


「温かさ」って・・なんかすべてのものを包みこんでくれる大きな感じがするよね!



nicoに関わっている人って幅も奥行きも広いね!



さてあかし農園の様子をレポート。

あかし農園は6ケ所に点在する。

今日はその1ヵ所、種取り場&苗のハウスのある畑を訪問。



一番印象に残ったのは、畝と畝の間に六条大麦を植えていること。これを「麦間栽培」と言うらしい。


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昔からこの栽培方法はあった。しかし現在の農業は機械化され、機械に合わせての畑ができあがり、野菜にあわせての農業でなくなったのでは?と明石さん。

しかし、その麦間栽培の効果は、

①風除け

②水はけ

③土が飛ばない

④根っこと微生物の共生関係の維持

⑤野菜と穀物(大麦)のバランス

⑥実は見た目もかっこいい!麦って

⑦収穫後に敷き藁に

と一石なん鳥にもなるとのこと。当然この大麦も自家採種。

だいだい9月~翌年の6月くらいまで植えているとのこと。

来年は大麦から小麦にして、うどんを作ってみるとか。





次に種取りの様子


これは『げんすけ大根』種取り2年目 (宮重大根系統) ぷりっぷりの種がついてます

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自家採種はこの「みつばち君」がいてこそ!

しかし数はやはり減ってるとのことダウン
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これは冬越しの黒田五寸(にんじん)』 初めての種取り挑戦

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これは『みやまこかぶ 種取り2年目』、水の影響で全滅を免れ、これだけ残った。

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そして、こちらは苗場の様子  たくさんの苗が並んでいる。

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こちらは『ミニトマト』 野口種苗さんからの購入種
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『さつまいも(べにあずま)通称かんぱち』

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『長なす これは種取り6~7年目。』     ここまでくればもう大丈夫!

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『ズッキーニ』、これは今年初めて種取りしたもの

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『万願寺とうがらしは種取り4年もの』

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スイカは『筋なしスイカ』

すいかってもともとは黒い筋はなかったらしい。しかし今は筋のないスイカって一般的ではないが、味はこの原種はめちゃくちゃうまいとか

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『真黒なす、自家採種3年目』

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『にがうりは自家採種二年目』

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最後に畑の様子



『自生えピーマンです。自家採種2年目』

不耕起でうまくいけるか、畝を変えて、実験中とのこと。


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『すなっくいんげん』がすくすく育っていました。
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   『白花さやえんどう』                   『赤花さやえんどう』

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『白いんげん』 さやが丸く 種は白い

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以上です。


今回は1ケ所の畑でしたが、別な畑もそのうちレポートしたいと思います。


最後に・・


nico副会長の明石さんは、新規就農で8年がたち、無肥料自然栽培と出会って6年がたちます。


いつも自分が取り組んでいることに信念を持ちながらも常に「?」を忘れず、必ず実践してみる。

実践から学ぶことが多いといいます。

実際に自生えピーマンの畝で、耕起がいいのか、不耕起がいいのか、畝を変えて実験していました。

必ず自分の中で結果として現れてくるでしょう。


また新規就農した人でも、家庭を持ち、住まいももてるようにと、自分自らが、実践しているのも一つかと思います。


様々なイベントを企画し、農の楽しさ、安心さ、自然の素晴らしさも伝えて行きたいといつも笑顔で語る明石さんでした!


ではでは。


夏野菜はこれから!

nicoブログ『通称たねとり屋』のブログは今回から始まります!クラッカー

全国にいる会員、准会員の皆様にもっと身近に無肥料自然栽培の現場レポートが出来れば・・と思いたち、始めてみました。


できるだけ無肥料自然栽培の真髄であります「種を取る!」ということを中心に、私自身農家ではないので、難しい技術はちんぷんかんぷんですが、なんとか素人感覚の感動をお伝えできればと思っておりますのでよろしくお願いたします!にこっ



まずはnico会長 関野農園の本日の様子です!

木村秋則さんの書籍にも紹介され、訪問者も絶えない農園ですが、まだどのような畑なのか知らないかたも当然のことながら多いと思いますので簡単に紹介します。


畑は3ケ所に分かれてあるのですが、、まずは夏野菜中心の畑の様子です。


これからここは大賑わいです。


主にトマト、ナス、きゅうり、ピーマン、インゲン、ししとう、万願寺、バジル、ゴマ、えんどう豆・・・などが、夏に向けて最盛期を迎えるのです。


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こちらはもう一つの畑の様子。

秋から春にかけて大賑わいでした。今は主に微生物たちの充電期間中!?


こちらはみやまこかぶの収穫跡地         じゃがいも(出島)も植えられています。
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関野農園唯一のF1種、とうもろこし。しかしもちろん無肥料
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最近は天候が安定して晴れ畑はこれからどんどん賑わっていきます。

その主役の夏野菜の苗たちは、ハウスから次々と畑へ旅立っています。


まずは、『夏野菜御三家』


ご存知『真黒なす 種取り6年目』、もう完全に関野農園の土になじんでいます。なじむって大事!!


男前でしょ!この真黒なす、フライパンに、油だけをしいて焼くだけ、そこに醤油をジュワーラブラブ!たまんね~
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続いて『アロイトマト 種取り5年目!』

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お次は『相模半白きゅうり!!』  う~早くかじりて~!!ビール

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その他の夏野菜たちはまだハウスで待機、もうすぐ畑が待ってる!


まずは『さきがけピーマン!種取り5年目』
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『万願寺!種取り6年目』 生でかじっても、まじうま!
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夏野菜レポートはこのくらいにして・・



では冬野菜たちは現在どうなってるのでしょう・・・

これが野菜の一生なんですよね~

自家採種することによってその土の主になるんです。



これは『宮重大根』です。

育ちの良い大根を一度畑から引き抜き、種取り場で再移植。

現在このような綺麗な白い花を咲かせ、種もかなりつき始めてます。 これが種


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これは、埼玉名産 『のらぼう菜』           種もつき始めてます  美しいよね。      
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これは『にんじん黒田五寸』       

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これは『白菜』   想像できないしょ?
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ねぎ坊主の様子
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『三浦大根』   宮重大根とは少し花の色が違います。しっかしものすごい勢いで育ってます。

美しすぎます・・満
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以上、みんな母本選抜された形、生育の良いものを再移植して種を取る。

これが無肥料自然栽培の真髄。

いのちの循環に勝るものなし!!



最後に、畑のみやまこかぶの最後がこうやって数年後には土になってまた畑の土に戻るのです。

これこそ循環。なにも足さない、なにも引かない・・・

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ではでは、今日のところはここまで。


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