第3の畑・・・
あかし農園は埼玉県三芳町に5箇所に渡って点在しています。
タイトルの「第3の畑」って、私が勝手に5箇所のうち3番目にいくことになった畑だからです。
三芳町をちょっとご紹介します。
この三芳町というのは東京に最も近い「町」で、さつまいもで有名なんです。
一般的に「川越いも」といわれていますが、実は主な生産地はこの三芳町なんだそうです。
まあ川越いもの方がうれそうだから、まあいっか
また三富新田(さんとめしんでん)といって、江戸時代に開拓されたその時代では先進的な有機的農業の発祥の地なんです。
それは「屋敷(林)~畑~平地林」の順に配置された短冊状の細長い区画(間口40間・約72m、奥行375間・約675m)を有機的に利用し、林(森)でとれる落ち葉を利用し、堆肥にしたという、江戸時代ではかなり期待された土地なのです。
三富新田について詳しくはこちら。
http://www.santome.jp/where-what.html
今日はそんな三芳町にあります、じゃがいも、サツマイモを中心に栽培している畑をレポートです。
こちらでは現在種取りはしてないのですが、現在の畑の様子です。
周辺も含めて広々とした畑の中にあかし農園はあります。
夏野菜の様子です。
こちらは、種取り場がある別の畑の様子。
麦間栽培を非常に上手く利用していますが、この大麦がいい色になってました。
スナックえんどうの様子
トマトの様子
みやしげ大根の種の様子、あまり変化はしてなかったけど、花はもう完全に終わってたね。
みやまこかぶは種取りの様子。
にんじんの花って本当に綺麗だよね。ここまで見たことない人多いんだろうね。
にんじんの花って何色だと思いますか?って聞かれてこの色を答えられる人がどんだけいるか・・・
という私もこのようにまじまじ見るのは初めてですが
明石さんは、以前にもご紹介したのですが、麦の利用をとても大事に考えています。
だから畝と畝の間に六条大麦を植えています。
もちろんこの大麦も自家採種しています。
物理的には
①風除け
②水はけ
③土が飛ばない
④収穫後に敷き藁として利用できる
と、こんだけでも、一石なん鳥もの良い面があるのですが、
実は大麦の根っこと、土の微生物の共生関係をうまくする。
また土の物理性(硬いとか、柔らかいとか。。?)を高めるためにも大いに利用しています。
土は急に硬いところがあったり(恐らく硬盤層)や、表面の部分だけ柔らかいのではなく、
徐々に下に行くほど固くなっていくのがベスト。
このために今まで生えていた植物の「根」の役割が非常に大切だとか。
植物は子孫を残すために花や、種を残す。
最後はそこに全精力を集中しいのちを全う、完結する。
だから根っこはそれを完結させたら、あとは抜け殻だ。
しかし、そんな抜け殻のようになった、その根っこは、枯れても微生物との共生関係にあり、
次に生えてくる子孫や植物のために土を柔らかくし、通り道をある程度確保してくれる役割も担ってくれている。
そんなことも考えに入れてこの「麦間栽培」をしているという。
やっぱ「自然栽培を志す」人って、かっこいいよね。
地上から上だけみてない。
地上から上は結果、実はその結果を作り出す、その原因のほとんどは地下にある根っこや土の状態にある。
と関野師匠もいつも言ってるっけ・・・
見えないところに実は大事なことがある、それは世の中の仕組みも一緒か?!
リンゴの木村さんも言ってたな~
見えないところが大切って