Tommy/トミー(1975) | Z級映画のツボ

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“ザ・フー”のロック・オペラを鬼才ケン・ラッセルが映画化。

その独特のイマジネーションには、いつ見ても圧倒されます!

 
監督:ケン・ラッセル
出演:ロジャー・ダルトリー/アン・マーグレット/オリヴァー・リード

戦死したと思っていた夫が帰ってきて、

驚いたアンと再婚相手のフランクは、

夫を殴り殺してしまう・・・

 

2人はそれを目撃したトミーに、

「何も聞かず、何も見なかった、一生誰にも言うな」と口止めするが、

それがトミーのトラウマとなって3重苦となってしまいます。

トミーの精神障害を治そうと2人はさまざまな手を尽くすものの――

 

あるときは、怪しい新興宗教へ(歌う教祖様は、エリック・クランプトン)

マリリン・モンローの仮面をかぶった人々が

信者たちに薬を与えてまわります。

モンロー教?(笑)

 

また、あるときは妖しい館へ

♪私はロマの女 麻薬の女王( ティナ・ターナーです!)

 私に任せてちょうだい

 彼の痛む心を直してあげる

 

トミーは

お注射ロボットに入れられ、全身にヤク打たれます(大笑い!)

 

また、ピンボールの魔術師エルトン・ジョンが

ピンボールソングをヘンテコなメガネで熱唱してます。

(さすが、フーの音楽業界交遊録は幅広い!)

 

ピンボールでカリスマ的な人気を得たトミーは、

多くの人々に祭り上げられますが、奇跡的に病気が治って、

サングラスに耳栓とコルク栓を付けたトミー・グッズを売り出すようになると、

「これは商売だ!」と信者達の反感を買い、暴動にあう・・・

 

歌いながら山に登るトミーの頭上に朝日が――

すべてをなくしたトミーのここからがスタートってことでしょうか?