2012年1月の全脳照射後、月1で経過観察していましたが約1年後ぐらいから状態が落ち着いているので3ヵ月毎のMRI検査と診察に。
脳外科の先生には全脳照射後に2年以上経過して再発していない人は見たことがないと言われていました。
きっとイレッサとアバスチンのおかげだったのではないでしょうか。
昨年の秋頃から頭痛を訴える。
度々、激しい頭痛に襲われ、その度にコートリルを増量して飲んでいた。
アブラキサンに変わってから頭の痛い日が多く、ここのところ体調がすぐれなかった。
2016年2月29日
前日からやはり体調優れず、夕食後1時間ほど横になり目を覚ますと
「ヤバイ。ヤバイ。左側が麻痺してる」って。
すぐに総合病院に電話。脳外科の救急外来に行こうと20:30ごろ家を出る。出る前にコートリルを増量して飲んだら症状が落ち着いたので自宅に引き返す。
2016年3月1日
3ヵ月ぶりの脳外科受診日。
前日の事があったので不安でいっぱい。
造影MRIの結果..
やはり、再発...
いちばん最悪の結果だ..
あの日のことを思い出しました。
MRIの画像には右頭頂部に3cm大の大きな白い影と左頭頂部に5mmほどの小さな白い粒。
大きい方は2012年の発覚当時にあったものが増悪、小さい方は新たに転移したものらしい。
右側の脳は腫瘍による脳浮腫。
そのせいで左半身に少し麻痺が出ていたみたい。
去年の秋ごろから頭痛いって言ってたんだよねぇ。
だけど脳外科では変化無しって言われてたので、てっきり副腎不全でコートリルが足りてなくて頭痛がすると認識してた..
副腎不全の先生や呼吸器内科の主治医にも頭痛が酷いって言っていたのになぁ。
本人は3rdライン、4thラインの薬が思うように効いてくれず、体調も優れないので
「あとどれぐらい生きられるのかなぁ」って。
「いつかこういう日が来ると思ってはいたけど、やっぱりショックだ」って。
「姫子に会えなくなっちゃうんだぁ」って..(;_;)
あの画像を見ちゃったら、いつものように
「まだまだ!パパはぜんぜん死ぬ気がしない。奇跡を呼ぶ男なんだから大丈夫だって!」
なんて言えなかったなぁ。
涙が出そうになったけど、泣きたいのはうちのダンナさま。のほうだし..
わたしが泣いてる場合じゃない。
腫瘍と脳浮腫のせいで思考能力が低下してるし、左側の感覚がおかしいからまっすぐ歩けない...
記憶もあやふや..
危なっかしくて、ちゃんと見てないと怖い
以前から、脳転移の再発だけは勘弁して欲しいって
私の事や姫子の事がわからなくなっちゃったり、自分が自分で無くなっちゃうのがイヤだって言ってた。
頭がダメになるより身体がダメになって死にたいって..
自分の思うように身体が動いてくれないし、ホントちょっと前のこととかも忘れちゃったりするから、そのことでイライライライラするみたい。
「怒りっぽくなるかもしれないけどごめんな」って..
語気が強かったり、やたらとケンケンガミガミ言ってきたとしても
それは病気がそうさせてるってわかってるから謝らなくてもいいのに..(╥ω╥`)
脳外科の先生からは、
「とりあえずガンマナイフやりましょう。腫瘍が大きいから早い方がいい。ただ、タイミングが悪いんだよねぇ。僕明日から出張でいないから来週もガンマナイフの患者さんいっぱいで」って("⊙Д⊙")えっ!!
ただ、やっぱり先生も再来週まで持ち越せないと思ったのか、無理くり来週の水曜日に予約を入れてくれた。ε-(´∀`*)ホッ
治療方針、リスク説明
全脳照射歴あり。2回目の放射線治療のため腫瘍縮小効果が期待できるのは80%の確率。
3cm大の腫瘍はガンマナイフぎりぎりライン。
腫瘍が大きいため、照射する放射線量はMAXになるので副作用も強く出る可能性が高い。
とのこと。
脳浮腫による症状が出てしまっているので、
脳のむくみをとるステロイド剤とけいれん止め、吐きどめを処方される。
↑思考能力低下してるから飲み忘れとかが心配。
いままで薬のことは本人に任せてたけど、今日からわたしが管理する事にしよう。
とりあえず来週ガンマナイフで入院し、そのまま抗がん剤治療。
ここまで脳の腫瘍が大きくなっているってことは今のカルボ+アブラキサンが効いてないのか。
呼吸器内科の先生の提案で、尿蛋白の値も下がってきているから次回は
カルボ+アブラキサンにアバスチンを被せるっていう方法もありかもと..
脳外科の先生もアバスチン効果でガンマナイフの副作用も軽減される可能性もあると...
ということで次回は
カルボプラチン+アブラキサン+アバスチン
に決定!
あまり効果が無くてもAZD9291までこの薬で引っ張りたいみたいだけど、
あまりにも増悪してしまうようであればオプジーボに変更も視野。
何とか何とか5月のAZD9291に繋げたい!
↑脳転移にも効くのかなぁ?イレッサが効いたんだから効くよねぇ。