告知までの経緯をざっと...

震災前から?
いつからかは定かではないけど、
なんかいつも風邪ひいてる感じだった。

もともとヘビースモーカーっていうのもあって(今でも喫煙者Σ(;´□`)ノォィォィ)
空咳はいつもの事だった。

2011年3月11日 東日本大震災
これは本当に大変だった。

この時に思い切って店を閉めていればこんな事にはならなかったのかなぁ

震災による精神的ストレスは計り知れない。

2011年夏ぐらいから徐々に異変が
その前からだったかなぁ?
言うことが二転三転したり、いつもイライラしてたり、怒りっぽかったり..
このころはホント腫れ物に触れるような感じだった

2011年秋
軽いぎっくり腰になり、背中や腰の痛みを
訴える

2011年11月ぐらいからかなぁ?
右手、右足に違和感が現れる。(しびれ?麻痺?)
ビールたったの1本ぐらいでもう泥酔状態っぽい感じになり、お酒飲むと暴言吐いたり物に当たったり。

2011年12月
右半身のしびれや麻痺がひどくなる。
病院に行ってと言っても年越し蕎麦の予約があるからと断固拒否。(自分でもそうとう悪いと思っていたみたいで、受診したら仕事出来なくなるって思っていたみたい)
年明けには受診すると...


2012年1月4日
右半身のしびれや麻痺はぎっくり腰をやったときに神経をおかしくして動きづらくなっているかと思い、近所の整形外科を受診。
ものの数分の診察でうちの管轄ではないと、近所の脳神経外科に紹介状を書いてもらいすぐさま受診。
血圧をはかりMRI検査
この時の血圧は上が160を超えていた
MRIの結果、頭の中に大小30個以上もの脳腫瘍がい~っぱい
画像を見せられた瞬間、頭真っ白。
何がなんだか
先生曰く、おそらく内臓のどっかに腫瘍があってそこから脳に飛んだんでしょうと..
たぶん肺ではないかと...
またまた紹介状を書いてもらい、すぐに総合病院へ
そこでもまた血液検査にレントゲン、造影剤MRI
脳外科の先生に診察してもらい、ほぼ肺がんからの脳転移で間違いないでしょうと..

そして呼吸器内科にまわされ、現時点での病状説明を受ける

肺がん。
遠隔転移アリなのでステージⅣ
無治療で14ヵ月と宣告される




まぁ、告知までの経緯はざっくりこんな感じでした。

結構あっさり書いてますけど、この時のことは
その一瞬一瞬がカシャッカシャッってスライド写真を見る感じで頭に焼き付いてる
2人で沢山沢山泣いて泣いて泣いて...
涙が枯れるまで泣くっていうけど、涙は枯れないって知った




治療経緯

2012年1月
PET検査の結果
原発は左肺にある2cm大の腫瘍
縦隔リンパ節及び副腎、脳転移との診断。
転移性脳腫瘍による脳浮腫で右半身の麻痺という症状が出ていたので
すぐに大量のステロイド剤(プレドニン)を処方され、10日間にわたる全脳照射
その後、気管支鏡検査のために入院
肺腺癌と判明。
1月下旬より化学療法開始予定となる。




この時、結婚して13年になろうとしていた。
子供は欲しかったものの店が忙しく、来年には!と子作り宣言していた矢先の宣告だった..


抗がん剤を始めてしまったら子供は諦めるしかないという状況に



が、運良く?悪く?
抗がん剤投与のために入院した翌日、38.0℃の発熱。
検査の結果インフルエンザと判明し、即退院させられ抗がん剤が延期に..


何とか子供を作りたい!
その一心で
すぐさまうちの店の常連さんである産婦人科の先生のもとへ。

「ガンの治療に専念できるように、とりあえず精子を凍結しなさい」とアドバイスをいただき、すぐに実行。
(こんな状況でこんな偶然もあるんだなぁ。神様っているんだなぁと思った)


2012年2月
抗がん剤治療のため入院。
1月の時点ではEGFR変異が不明だったため、
カルボプラチン+アリムタ+アバスチン
を予定していたがインフルエンザにかかっている間に検査結果が出てEGFR変異陽性と判明!!
1stラインはイレッサとなる。

今から思えば、治療をイレッサから始められたのはかなり大きかった気がする。

(もしかしたら、インフル→治療延期→凍結→EGFR陽性→イレッサの流れは姫子が生まれてくるために自分で運んできてくれたのかなぁと..)


2012年2月
1stライン            イレッサ(約10ヵ月で耐性)
2013年1月
2ndライン           カルボプラチン+アリムタ+アバスチン(6クール)
2013年7月           アリムタ+アバスチン維持療法(22クール?)
2014年4月頃より異常なまでの倦怠感、CEA急上昇        副腎転移巣憎悪     アリムタ+アバスチン維持療法を続けながら放射線治療&副腎不全の治療開始。
2015年1月         左頸部リンパの腫れを気にする。親知らずによる炎症反応?
2015年6月         左頸部リンパの腫れ、倦怠感増。転移疑う。CTの結果、転移ではないのでは?との回答。
2015年8月          アバスチン副作用による尿蛋白増。
2015年9月          アリムタ単剤投与。CEA急上昇。
2015年10月        PET検査。やはり左頸部リンパ節及び縦隔リンパ節転移。(6月の時点でPETを撮っておけばと悔やまれる)
2015年11月        頸部リンパ節生検。イレッサローテーション又はタルセバ予定だったが EGFR二次変異T790Mと判明。
3rdラインはドセタキセルに。
2015年12月        ドセタ奏功するもジワジワとCEA上昇。
2016年1月           ドセタの辛い副作用を鑑み3クールで薬剤変更。
2016年2月
4thライン          カルボプラチン+アブラキサン








と、まぁこんな感じの治療経緯。
肺がんステージⅣの5年生です。