リンダリンダリンダ
あー、いそがしい、いそがしい、しそがしい。
それなのに、ブログを書いているわし。
あはは。
おばんです。
ブログ15回目は、映画「リンダリンダリンダ 」です。
女子高校生が、文化祭でバンドやるんですが、その数日間を追った映画っす。
主演は、香椎由宇、前田亜季、関根詩織、ペ・ドュナの4人
香椎由宇ちゃんは、ポンズダブルホワイトの宣伝に出てる人。
100万人に一人といわれる、左右対称顔だそうです。たしかに人間と言うより、ギリシャ彫刻みたいっす。クールビューティ系。
調べたら、この人まだ19才だった^^;(1987年2月生)
今、新宿の落合にある目白大学に行ってるらしく、学内で「目白の星」とよばれてるらしいw
前田亜季ちゃんは、お姉さんの前田愛ちゃんの方が幼い顔しとるよね。「最終兵器彼女」の実写版の主演もしてる。カワイイ系
関根詩織さん、この人はBase Ball Bearsというバンドのベーシスト、ほんまもんのミュージシャンです。ボケ担当。でも、すごくいい味だしてる。
ぺ・ドゥナさんは、韓国の女優さん。「グエルム」でてたらしい。なかなかとぼけた韓国人留学生役やってます。
はなしは、こんなの。
ある高校の文化祭で、ガールズバンドが演奏するはずが、ギターの萌(湯川潮音)が怪我をする。
その怪我を巡って、キーボードのケイ(香椎由宇)とボーカルのリンコがケンカ。
文化祭を前にバンドは空中分解。
ケイとベースの望(関根詩織)とドラムのキョウコ(前田亜季)は、それでも、なんかとか、文化祭で演奏がやりたいと、ボーカルをさがします。
「次、目の前通った人をボーカルにするっ」
やけくそな、ケイの決断のもと、通りかかったのが、韓国人留学生のソン(ペ・ドゥナ)さんw
「ソンさん、バンドやらない?」
わけ分からず、うなずくソンさん。
詳しく説明すると、「できないっ」
それでも、何とかひきづりこんで、バンド結成。
なかなか曲も決まらないが、たまたま聞いたテープに入ってた、ブルーハーツが気に入ります。
そこから始まる珍妙なバンドの数日間。
一生懸命なんだか、いい加減なんだか、やる気があるのか、無いのか、よくわかんない、ふわふわした女の子の時間。
この映画は、ずーと、このふわふわ感を楽しむんですな。
文化祭ですから、ちょっと、ぶきっちょな愛の告白ありーの、女の子特有の男には耐えられないいがみ合いありーの。
あー、なんかこんなんありそw
と言う感じに仕上がってます。
わしは、かなりスキっす。
ラストのコンサートのシーン、出番に遅れてきて、雨に濡れたまま、ステージに上がり、もりあがってんだか、きんちょうしてんだか、よく分からない状況で、演奏開始。
ソンさんの挨拶ではじまる。
「”ぱーらんまうむ”(韓国語で青い心)ですっ」
雨宿りでどんどん観客の増える体育館のステージで、4人は、精一杯の演奏をする。
その演奏は、今までのふわふわ感とは違う、高校3年の一度しかないイベントの盛り上がりを感じさせるものです。
泣けますよ、これw
なにやってのかあ、とか思いつつも、画面見ながら、はらはらと泣いておりました。
いいねえ、若いってw
余談です。
この映画には、プロの若手の女性ミュージシャンがでてます。前述の関根詩織ちゃんのほか、手をけがする萌役の湯川潮音ちゃん、留年してる女子高生役の山崎優子(me-ism)ちゃん。
あとの二人は、映画の中で歌ってくれます。すごいいいよ。
多分、この映画、普通のガーリームービーなんだと思う。
でも、俳優さんの個性、脚本や演出あってて、まとまりがいいもんだから、全体としてすごい心地よい、さわやかな、高校生の時に感じた「何やっても楽しいー」感があるんです。
それででしょうね、2005年の映画評論のベストランキング1位になってます。
青春を味わいたい方、お勧めです。☆4つ
次回は、映画「フラガール」について。
-イントロダクション-
子供 :「あのー、ここいらにハワイがあるときいたんですが・・」
おっちゃん:「こんなところに、ハワイがあるわけねーべ」
子供 :「そうですよねえ・・」
おっちゃん:「ハワイはないけど、ハワイアンセンターがあるっぺよ」
子供 :「あるんじゃないですかっ!」
おっちゃん:「ちっちっち、ハワイとハワイアンセンターは違うもんだよ~、これだから子供は困るよ~」
子供 :「・・・嫌みなおやじだよ」
おっちゃん:「ハワイテイストの温泉がハワイアンセンター、沖縄のショッピングセンターみたいに見えるのがハワイっ!」
子供 :「・・・なんかびみょうで、つっこめないよ、それじゃ^^;」
次回もなんとしてでも書くぞ
♪のだめカンタービレ♪
こんばんび。
ブログ14回目は、ドラマ「のだめカンタービレ」です。
のだめちゃあああ~~~~ん;;
本日、第8話を見終わりました。
ラストシーンで涙ぐんでしまった。
神様に呼ばれたので行く、という、のだめのセリフが、すごい切なくて、胸を締め付けられた。
とまあ、ドラマおたくのおっちゃんの話はどうでもよし。
現在、大人気のドラマ「のだめカンタービレ」、社会現象化してます。
アマゾンの本売り上げのトップ25に、のだめ関連が9冊。(あらゆる本全体で)
ものすごい売り上げ額だろうな。
原作者の二ノ宮さん、億万長者じゃね。
アマゾンの音楽CD売り上げ10位に、「のだめオーケストラLIVE」(クラシックのオムニバス)
クラシックのCDがあらゆるジャンルの音楽CDのなかで、トップテン入りするのは、すごいこと。
このドラマの影響力の大きさに驚きます。
「2ちゃんねる」の「ドラマ板」の辛口で鳴る住民どもが、8~9割ぐらいの賛成票を入れている。
これは、きわめて珍しい。
口々に、このドラマが、最近の月9ドラマでは、出色のできだといっている。
どこか、このドラマに今までのドラマにない、特徴があるんでしょうな。
このドラマ、実は一度TBSがジャニーズ使って、ドラマ化しようとしました。
しかし、原作者が、マンガのイメージを忠実に再現することにこだわり、ジャニーズとTBSの演出を断り、その後フジにお鉢が回ってきたそうです。
したがって、ドラマ化に際して、なるべくマンガに忠実に、作っていくことになったそうです。
ここいらが、原作ファンに評判がよく、評価が高くなっている理由でしょう。
もう一つ、「2チャンネル」には「クラシック板」という掲示板もある。
ここでも「のだめカンタービレ」についての書き込みしてるが、こっちの方は、読んでて血の気が引くくらいマニアック^^;
番組中に流れた曲を即座にリストアップ。
流れた音楽に対して、俳優さん達の指の動きや動作の違い、音のはずれ具合、楽器のチュ-ニング具合、撮影されたホールの場所まで事細かに指摘してます。
俳優さんが演奏の「演技」してんだから、多少ずれるのあたりまえだろ??
と言いたくなるような、重箱の隅つつきっぷり。
まあ、「クラシック板」の住人て、みんな音楽大学の学生か、音楽関係者だから、そんなになるんだろうけど、みてて、こっちの顔が引きつるほどです。
でも、こんな、とてもドラマになんかに興味がなかった板の住人まで巻き込んでるんだから、すごいことです。
俳優さん達も、演技とはいえ、3ヶ月前くらいから、楽器練習を始めてて、必死で「それらしく」見せようとしてるらしい。
俳優さん達のブログ読んでると、関係者がみんな「楽器の練習いってきまーす」と書いてるのがおもろかった。
それにこのドラマ、全く綱渡りのような撮影状況らしい。
佐久桜役のサエコちゃんのブログによると、本日12/4放送分のオーケストラ演奏風景は11/27(7日前)に撮影されている。編集考えると相当せっぱ詰まったスケジュールですな。
俳優陣、スタッフ、あと3回分がんばれ!
ということで、今日はここまで。
おっちゃんの仕事も相当せっぱ詰まってます;;
次回は、映画「リンダリンダリンダ」について書いてみよう。
-イントロダクション-
子供 : ♪終わらない歌を歌おう~ クソッタレの世界のため~♪
おっちゃん: ♪終わらない歌を歌おう~ すべてのクズ共のために~♪
子供 : ♪終わらない歌を歌おう~ 僕や君や彼らのため~♪
おっちゃん: ♪終わらない歌を歌おう~ 明日には笑えるように~♪
子供 : 「・・・これどこまでうたうの?」
おっちゃん: 「終わらない歌なんだよっ!」
子供 : 「・・・・・・・・・・・」
次回もみておくんなまし
パッチギ!
ブエナス ノーチェス
ブログ13回目は「パッチギ!」の話
「パッチギ!」を見た。
今まで、見てなかった。
井筒監督も、沢尻もきらいだったから。
すいませんでした。
すごく、おもしろかった!
食わず嫌いはいけませんね。
脚本も、配役も、演出もよかった。
1968年のエネルギーを、今表現できる監督は、何人居るのだろう。
みんな、「優しい」映画ばかり撮ってる時代だから。
井筒さんにこれだけのエネルギーの高さがあるのか、井筒さんがこの時代のエネルギーをきちんと理解しているの、わからないが、そんな数いるかな、このエネルギーある映画とれる監督。
それだけでも、井筒さんを高く評価します。
ストーリーは、在日の若者と日本の若者の衝突と友情と恋愛を中心に書いてある。
おっちゃんには、在日コーリアンの知り合いがいないので、具体的なことはわからないので、コメントはしない。
在日としての多くの苦労と差別があったのだろうということを、「あーそうですかー」ということしかない。
朝鮮高校と日本の高校生とのケンカのはなしは、わしらが高校生の時代でも、割り箸を鼻の中につっこまれるとか、1人ケンカすると、集団で必ず仕返しされるとか、まことしやかに、言われてたけど、実際にそんなやつ見たことねーしw
ケンカのシーンが多くありますが、それはそれで、暴力でしか、反応できない連中は、国とか時代とか関係なくいるし。
在日とか、暴力とか、の話をおいといて、とにかく、しゃにむに「生きる」ことをやっている、汗くささや、息づかいが、よく伝わるんですよ、この映画。
障害はあっても、人を好きだと言うことは、とめられねーよ、というとこも、いいす^^
ここを捉えて、「ロミオとジュリエット」映画と、宣伝していたらしいが、それは、ちょっといいすぎかな。
主人公と朝鮮高校の女子学生の恋は、「いいなあー」と思わせてくれました。
ハッピーエンドなんだから、ロメジュリじゃないとおもうんだけどなあ。
主人公の塩谷舜くんやその友達の小出君が、弱そうな普通の高校生を好演したてし、なにより、朝鮮学校の生徒の役をやっていた俳優さん達が、非常によかった。
番長役の高岡蒼甫くんは、うまい演技で非常に存在感があった、その取り巻きの朝鮮高校の学生も個性的でよかった。
また、朝鮮高校のスケ番役で真木よう子さんがでてたのに、びっくりした。
最初、分からなかったんだ、真木さんだってことが。
だって、めっちゃ、こえーんだもの。
白マスク、くりくりパンチにそり込み眉、どこかでみたことあるなあ、とおもってたら、声でわかった。
沢尻エリカもよかった。やっぱ、かわいい。
化粧全然してないすっぴんだと思うけど、すごく愛嬌がある。
健康的な魅力がバシバシでてます。
さらに、かなりふくよかなの。これがまた、何となく、好感できるのよ。
ちょとスキになった。
でてるやつが、遊んでないのよ、画面で。余分じゃないっていうのかなあ、ちゃんと、画面の中で、役割を果たしてるわけです。
もし、これ見てない人がいたら、積極的におすすめします。☆4
ここからは、余談。
この映画をみたので、ヤフーの映画レビューみてみた。
はあ?なんだこれ?!と思った。見てみ、一度。
おれは、悪意のあるやつらが、書き込んでいると思いたい。
もし、これが、今の若いやつの生の意見なら、マスコミに継続して流される北朝鮮報道により形成された、強い反北朝鮮感情の過剰さに、ちょっと引いてしまう。
そして、その過剰な反北朝鮮感情(なかには韓国と北朝鮮の区別が付いてないモノまであるが)、プラス国粋主義的な感情が、一映画作品のレビューにまで、過剰な反応を及ぼしており、その度合いがひどい。
書いてあるコメントの半分以上が、この映画による評価を北朝鮮と絡めた批判と、日本を卑下する映画だという批判になっている。
今の若い奴らって、こんなに簡単にマスコミのニュースに洗脳されるのか。
日本政府は、国民のテレビによる白痴化に成功しつつあるのかな?
この映画の番長役やった高岡蒼甫君の発言で彼のブログが攻撃され、一時閉鎖されたそうです。(今は開設中)
「日本がきらい」と発言したら、「おまえは反日だ!」って攻撃されたらしい。
匿名集団による個人の意見の抹殺、完全なハラストメントだわな。高岡蒼甫君、君はすげーいい役者だから、がんばれ!!おっちゃんは、応援するぞ!
ちなみに、本当に、ちなみに、高岡君、宮崎あおいちゃんとつきあってるらしい。(同棲中とか)
・・・うらやまし。
うおおおおおお、おっちゃんはああ、うらやましーーぞーーーー!!!
こっほん、取り乱しました。
それでは、今日はこの辺で。
次回は・・・「のだめカンタービレ」にしときます。
-イントロダクション-
おっちゃん:「のだめちゃん、かわええなあ・・・」
子供 :「上野樹里さん、素敵ですよね」
おっちゃん:「おおおおお!わかる?わかる?わかる?そだろ?そだろ?そだろ?」
子供 :「玉木さんもいいですよね」
おっちゃん:「いや、よくない」
子供 :「・・・・・・・え?」
おっちゃん:「あいつは、あいつはなあ、のだめちゃんに惚れられているっ、ゆるせーんっ! しかも、静流ちゃんにも惚れられているっ、むむむううう!ゆるせえええんっ!!うおおおおーー!!!」
子供 :「落ち着いてくd(バキッ) ギャポー!」
次回も、よんでおくれ。
写真とわたし、人物写真は写せません^^;
こん、こん、こーん、こーーん
ゴンや~~~
えー、「ごんぎつね」です。
ブログ12回目は、「写真」について。
写真がスキかと聞かれれば、すきです。
でも仕事で撮っていることが大半なので、趣味で撮っているのは、旅行にいったときぐらいかな。
このまえ、港区の仕事して、合計7日間の現地調査で、1313枚、写真とってました。
その間に、さいたま市の3日間の現地調査で、440枚とってます。
とにかく、膨大な量の写真を撮影します。
最初、学生の時にペンタックスの1眼レフを買いました。
自動焦点ではないので、自分でピントあわせるのですが、目が悪いので苦労してました。
このカメラを持って、ヨーロッパ旅行に行きました。
あー、書いてて、懐かしくなった。
いまは、多分実家の倉庫だな。
もう動かねーだろうな。
いま、手元にあるフィルムカメラはキャノンのEOSですね。
これも、全く使わなくなったな。
もったいないな。
フィルムカメラっていま、完全に趣味のモノになりましたね。
まわりで、フィルムカメラ使ってる人、ひとりもいなくなっちゃった。
プロの写真家はまだフィルム使ってるんだろうか?
むかし、おっちゃんがヨーロッパで撮った写真を、人に見せていると、ある女性から、
「・・・・人が写ってない・・・・」
と、びっくりされました。
そうなんです。
おっちゃんが撮った写真には人が写ってないのです。
そういわれるまで、おっちゃんは気が付きませんでした。
風景を撮影して、一切意識したことはなかったです。
ただし、おっちゃんの見たいものは風景にあって、人ではないのです。
これは、まちや建物をつくっている仕事柄なのでしょう。
でも、他の人には、非常に奇異に写ったようです。
おっちゃんは、人を自分の意志で撮ったことはほとんどないです。
結婚式なんかで、カメラ渡されて撮ったことはあっても、まちなかにカメラ持っていって、人を撮るということはないです。
おっちゃんのおともだちに、実に魅力的に「人」の写真を撮る人がいます。
その人は青年海外協力隊の時の友人で、フィリピンから、1枚の少女の写真を送ってくれました。
おかっぱの髪が、熱帯の夕暮れのそよ風に吹かれながら、夕日が何本かの髪に光っていました。
その大きな目は、撮影者である友人に向けられ、不思議そうなまなざしが見るものを捉えてはなさなかった。
その魅力的な写真を見て、おっちゃんは、近くにいた協力隊員にその写真を見せて回ったことを覚えています。
わしには絶対とれない写真だと、思いましたですよ。
残念ながら、今探したのですが、出てこなかった・・・orz
彼は一時期、フォト&エッセイストとして、SWITHという雑誌、写真と文章のったりしてたんですが、今はお休みのようです。
今日はここまで。
写真に関するはなしは、また今後するかも知れません。
次回は「パッチギ!」について。
-イントロダクション-
子供 :「パッチギってなんですか?」
おっちゃん :「(ゼーゼー)ち、朝鮮語で頭突きのことらしい(ゼーゼー)」
子供 :「何で、パッチギっていう題名なんだろう」
おっちゃん :「(ゼーゼー)ざ、在日コーリアンの戦闘方法として、ず、頭突きから入るらしい (口に焼肉くわえている)」
子供 :「ほほう、よく知ってますね。おや?鼻から血が・・・」
在日の焼き肉屋の方:「こりゃああああああああ!カネ払わんかいいいいいいいい!!!」
おっちゃん&子供 :「ひいいいぃぃぃぃいいい!!」
次回もよろしゅう。
本についての雑感
♪天(そら)が泣いたら 雨になるう~♪
♪山が泣くときゃ 水が出るう~♪
♪ワシが泣いても なんにも出ない~♪
(名曲「泣いてたまるか」をリスペクト)
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
こんばんわん、わんわんわん、がるるる~~~~~ (がぶりっ)
えー、ブログ11回目です。今日は、「本ついての雑感」です。
いやー、最近、本なんか読まんね。
読んでも、「建築の手びき 2006 新宿区」とか、「逐条解説 景観法」だからね。
いやー、さびしい。
昔は、いっぱい本買ったたんだけどねえ。
一昔前までは、能動的に情報を得ようと思うと、本を買うしか方法がなかったのよね。
いま、必要な情報は8割方、インターネットで得られちゃうので、本買う必要なくなったですよねえ。
昔は、今考えると、こんなの読むわけねーじゃん、と思うモノをかってました。
その典型が、「ゲーデル、エッシャー、バッハあるいは不思議の環」と言う本。
著者はダグラス・R・ホフスタッター。
ページ数765ページ、「家庭の医学」並の厚さあります。
クルト・ゲーデルの「不完全性定理」をエッシャーの無限に繰りかえすだまし絵と、バッハの無限上昇音階とを比較しながら、解説するという数学的思考方法を書いたモノなんすねえ。
おともだちのヤマノくんと言う人が、買ってたのをみて、「わしも買うべきなのだっ」、いや、「買わねばならんのだっ」と、なぜか、思いこんで買ったんです。
もう完全、「漬け物石」ですよ、これ。
やたら、重いもん。
でも、アーサー・ケストラーの「ホロン革命」とかJ・E・ラブロック「地球生命圏」とかは、読んだし、それなりに、考え方も理解したですよ。
変な本買っても、一応読もうとはしてます。
難しいけど、読んで「得したなあ」という本もあります。
和辻哲郎の「日本精神史研究」という本。
日本の古代の芸術や宗教などにおける、精神性について和辻の鋭い思考と論理構成力で、書かれた名著らしい。
まるで、ヨーロッパ人が書いた社会科学の著作かと思えるような、流麗な文章と、明快な論理の流れで、けっこうひっかかり無く読めます。
じつは、おっちゃんは、この人文章をまねようとしています。
まあ、知的レベルが違いすぎるので、文章だけまねても、寂しい思いをするだけなんですけど・・
何となくね、切れ味の鋭い、文章を目指そうとしてるのよっ。
言ってて、はずかしくなったから、つぎへ。
よんでて、うまいなあ、と感じるのは、やはり、司馬遼太郎ですね。
「坂の上の雲」は全8巻、2回読み通しましたよ。
何度読んでもおもしろい。
希有な才能やなあ、とおもいます。
なんすが、もう亡くなっているので、今生きてる人で上げると、塩野七生という人がまあまあおすすめ。
「ローマ人の物語」というのが1年に1冊づつでてます。
でも、最近このシリーズもパワー落ちてきたような気がする。
「第9巻 賢帝の世紀」くらいまでは、おもしろかったんですが、最近あまりおもしろくなくなってきた。
若いころに、書いた「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」という本が、切れ味鋭くて、おもしろいです。
昔、熱心に読んでいた小説家がいるな。
石川淳と言う人なんですがね。
安部公房の先生。
もう知っている人はほとんどいないだろうね。
本屋にも最近おいてないし。
この人の書いた短編集があるんですよ。
「おとしばなし」という本で、「アルプスの少女」とか「小公女」とか、名作のパロディか、続編みたいなモノと書いた短編が集められています。
「アルプスの少女」では、
クララが歩けるようになってから、しばらくすると、ハイジは光のなかで、透明な朝露となり、消えてしまう。
そして、急に、あたりが暗くなったかと思うと、戦争が始まって、ペーテルは戦場にかり出されてる。
怒号と悲鳴、爆発する音、暗がりの混乱の中、クララはにげまどい、そして、ペーテルとめぐりあう。
そのとき、クララは、穴のあいた自分の靴の中で、乾いた砂がきらきら輝いているのを見て、ペーテルと走り出す。
というような、ガルシア・マルケスばりの幻想小説が展開されます。
いやー、これが、スキだったんですが、手元から消えてるのよね。
さびし。
と、今日はここいらで。
次回は「写真」について、ちょと、書きます。
-イントロダクション-
おっちゃん:「○○○ちゃ~~ん、視線くださ~~いっ!」
子供 :「・・・・・・・」
おっちゃん:「(ガチャ、ガチャ)(標準レンズから望遠に変えようとしている)」
子供 :「・・・・・・・」
おっちゃん:「もう一回、視線くださ~~~いっ!はい、いい感じぃぃ~~」
子供 :「・・・いまどき、フィルムカメラで、アイドル撮影会来るかね・・・」
おっちゃん:「ああーんっ、なんか、文句あんのかああっーー!、お?お?(ガックンガックン)」
次回もどうか、ついてきてくださいね^^; おねがいします。