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まんがシリーズ2 2009年09月25日
昨日、午前中の仕事を終えて事務所に戻ると、お昼を食べ終わったウスイも戻って来た。
5連休で、しばらく会っていないと、ひとしきり話が終わらない。
そんなワケで、休み中にあった出来事などをお互いに話している時、さっき、MIXI見たよ。
やっぱり、タツって、個性的だなぁ。と、思ったよ。と、言う。
なんで? と、聞くと、だって、自分から、ヘンタイだって言うオンナは、多分、タツくらいしかいないと思うよ。めずらしいよ。
そうかなぁ。みんな、そうなんだと思うよ。オトコも、オンナも。言わないだけじゃないの?
うーん、そうなんだとしたら、気がついてないってことなのかもね。
何の話かというと、何日か前に書いた、カムイ外伝のコラムで、白土三平の漫画によって、わたしの、何かしらの人格形成がなされたのだろう、と、書いたことだ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1290866889&owner_id=3088979
カムイ外伝の映画については、まぁ、ソウソウ、なんだと思う。CG駆使した時代物では、どろろ、の出来のほうが何倍もよし。(どろろは、かなり泣けた。)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1094914605&owner_id=3088979
カムイ外伝は、面白いのだけど、ここか!!っていう、ギュッとわしづかみにされるモノがない。
松山ケンイチは合格。なのだけど。
だけど、むくむくっと興味をもたげたのは、白土三平。
まだ、生きているらしい。今週から、カムイ外伝の新巻をビッグコミックで連載開始だという。未だ現役。77歳。
白土三平の絵の暗さと、残酷さを思い出して、この人は、戦争経験があるのかなぁー。と、思ったりした。
調べてみると、1932年生まれで、戦争中は疎開していたらしい。
父親はプロレタリアアートの画家で、左翼美術史上の重要人物であったらしい。1928年頃から左翼組織に参加し、白戸三平が生まれた1932年に投獄。その後、その時に受けた拷問により発病、約5年間、闘病生活を送った。と、書いてある。
そんな迫害される父親の姿と、そうあっても思想を変えない父親の姿が、白土三平の作品の軸となっている。
具体的な戦争の経験ではなく、もっと恐ろしい、人間の根本の残酷さ。
そして、権力や、暴力に、屈しない人間の強さをも、父の姿から、見ていたのだろう。
子ども時代に忘れられない漫画でのシーンは、人質にした娘の首に鎌をあてがい、服従を促す悪人の前で、逡巡する主人公に、自分の命など、惜しくはない。言うままになってはいけないと、鎌を当てられながら、主人公に諭す娘。
主人公が、その脅しに屈して、武器を置こうとした時に、その娘は、自ら鎌をすり抜けて、こんなものは、なんでもない。と、前に走り出た。
娘の首と胴体は二つに離れて、彼の前にころがった。
理屈ではない悪と矛盾。それを乗り越えようとする精神。そして、血の匂い。
白土三平が、父親から受け取ったものは、その当時の多くの子どもや、青年たちに影響を与えた。(カムイ伝は、1960年代から激化した左翼運動にも影響を多大に与えたらしい。)
思い起すと、子ども時代に描いていた漫画に、腕を切り落とされて血を流している少女の絵を描いたりもしている。それは、記憶の中で恐ろしく、なんで、あんなものを描いたのかしら??と、思っていたが、カムイ外伝の映画を観て、なんでだか、わかった。
よく、腕も足も、切り落とされて、切り株のようになった腕から、血が流れていたのだった。
子ども心に、その図は、忘れられないほどに、ショックだったのだろう。
、、、と、いうわけで、ヘンタイにはなったが、その他に、いろんな真実も、自分の軸の部分に、つながっているのだと思う。
だから、白土三平の漫画は、もう一回、確認してみたい。
わたしが、出来上がった、過程の確認、として。