- 新世界より 上/貴志 祐介
- ¥1,995
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私がよく巡回してる本読みブロガーさんの中で悪い評判を聞かないこの本。
上下巻ということと分厚さで後回しぎみだったんですが(^▽^;)蓋をあけたらあっという間(・・・・といっても3日かかってますが・・・)に読んじゃいました。
上巻の方は「う~ん・・・」って意見もあるみたいですが、私は好きです。個人的には上の方が好きかもしんない。
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そこは現代の文明が滅びて千年後の日本。
人間は「呪力」という念動力を使えるようになっており、小さな集落を作って暮らしていた。
その村で生まれた子供達は呪力が現れると(だいたい10歳前後で現れるようだ)みんな同じ学校に通い、教育を受ける。
人にあだなす「悪鬼」や「業魔(ごうま)」の存在、呪力の制御の仕方や使い方などを学ぶ為だ。
この物語の語り手である早季を始め5人の仲間は夏休みの自由研究で大人達が隠していた「秘密」の一端に触れてしまう・・・・。その為、呪力を封印されることになるのだが、そこに絶対絶命のピンチが・・・!!
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ファンタジーですよね、ジャンルとしては。
その世界観がめちゃめちゃイメージしやすい
この物語に登場する動物が今いる動物から進化を遂げてこうなったっていう背景に描写力が合わさって「あぁ、こんな感じ」っていうのがすごくわかりやすいし、その世界がしっかりしてるから安心して物語に入っていける。
冒険の場面では、なんとなく石田衣良さんの「ブルータワー」を思い出したんですが、(ブルータワーも面白くて大好きな本です。個人的に★5つ本)貴志さんに一日の長がある感じですね。
手に汗握って読んでしまいました(^▽^;)
下巻では子供達が「大人たちの作った世界」とどう折り合いをつけていくのかなぁ・・・・って感じですかね。
最後に一つ叫ばせて!!
瞬、格好よすぎるやろ(T_T)
★★★★☆(個人的には★4つ。ただ、確かにファンタジー慣れしてないとか、好きじゃない人にはちょっと長く感じるのかな??なので★3.5くらいかもなぁ・・・。)