和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りした米国のドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が、同町や地元漁協の要請を考慮した画像修整などを行って公開されることが、5日分かった。

 映画配給会社アンプラグドによると、昨年10月の東京国際映画祭で上映後、同町・漁協関係者から、漁民らの肖像権を侵害する恐れがあり、内容にも事実誤認があるとの指摘があった。

 そのため、イルカ漁の場面で漁民らの顔にぼかしを入れるとともに、映画の最後に「イルカ肉から2000ppmの水銀値が検出されたとあるが、イルカ肉すべてが高い値であるとは限らない」「イルカ肉を鯨肉として偽装販売しているという表現があるが、太地町は、水産庁の調査でもそのような事実はないと反論している」などと字幕を入れた。

 同社は「太地町への個人攻撃ではなく、問題提起が目的なので、修整を施した」と話している。

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