EC運営者の皆さまは何を基準にEC構築のベンダーを選定されるのでしょうか?
正直弊社のようなベンダーにとって常に知りたい重要なポイントです!!
私は以前複数の会社でネットビジネスを作り上げる仕事(インキュベーション)に長く関わってきました、丁度今とはま逆の立場でしたが、その時の失敗経験や取引先の実例をもとに、ベンダー選択のポイントを少しお話します。
ECサイトを構築する際にベンダー選定の重点はどこにあるのでしょうか?
見積もり価格ですか?会社の信用度ですか?システムの使い勝手ですか?同業種への導入実績ですか?営業担当との相性ですか?
多分選ばれる方の立場や会社の状況等によって千差万別であると思います。
最近はECサイトのパッケージがあり、昔と比べて価格差は大分ちじまってきているとは思います。
基本機能をすべて網羅したECサイトを立ち上げるのには以前ですとスクラッチ開発で2-3千万円かかり、
更にはレコメンド等入れたらプラス5千万円言う時代が有りましたが、今では500万円位で立派なECサイトを立ち上げる事が出来ます。
■ 代表的なECパッケージ
1.㈱ソフトクリエイト
ecbeing は多分国内での導入事例ではNo1ではないでしょうか?
かなり前からECのパッケージ販売をしており、知名度もあります。
2.㈱コマース21
パッケージ名もそのままコマース21です、此方もかなりの導入数を誇るEC専業企業。
3.㈱システムインテグレーター
無印さんを代表に、大手さんのECを多数手がけています。
この3社、特にソフトクリエイトとコマース21は導入実績では圧倒的に多いと言えます。
勿論弊社ネクストソリューションズのECパッケージ「EC-NEXT」http://ec.nextsolutions.co.jp/ も頑張っています。
以下が弊社の導入事例の一部です、弊社は上記ご紹介したパッケージ企業と大きく違うところが有ります、ECサイトの構築をした企業と共に戦略から物流~・・・・・マーケティング迄と、ECに関わる全てをこなしてきました。従って他のECパッケージベンダーよりもECに関わる度合いが深いと言えます。
■弊社EC構築実例
●デザイン家電・雑貨・インテリア
・amadana(アマダナ)ONLINE http://amadanastore.com/
・amadana(アマダナ)ブランディングサイト http://www.amadana.com/
・イデア オンラインショップ(Idea online shop) http://www.ideaframes-online.jp/
●アパレル・ファッション、コスメ、ジュエリー
・セレクトカフェ(SelectCafe) http://shop.cafeglobe.com/
・ベビーウエア「愛情設計」 http://www.aijosekkei.com/
・Agronatura Store【アグロナチュラ ストア】 http://www.agronatura-store.jp/
・DEMARIA(デマリア) http://www.demaria.co.jp/
その他、オシュマンズ、アーバンアウトフィッターズECサイト等
●エンタテイメント・音楽
・commmonsmart (エイベックス・マーケティング株式会社) http://www.commmonsmart.com/
●文房具/ステーショナリー・釣り具
・世界の筆記具 ペンハウス http://www.pen-house.net/
・エサイチ・エイトオンライン https://www.taikobo.co.jp/
●食品・スイーツ
・R.L:ワッフルケーキ販売ECサイト http://www.rl-waffle.co.jp/
・アッシュ・セー・クレアシオン http://www.hc-creation.jp/
さて、話を戻しますが、ベンダー選定のポイントで外せないのが以下の項目です。
基本中の基本ですが、意外と見落とす企業様が多いので敢えて書きました。
1.システム設計書一式
ネットやシステムに強くない会社に見受けられる現象で、見積もりが安さにつられ頼んだのは良いが、そのうち
関係が悪くなり、他のベンダーに運用をお願いしようとした時に、システムの基本設計書、詳細設計書、DB定義
書等が無く、提出を求めたら「無い」との返事、作るなら追加で200万円の請求が来た等・・
そうです、多少高くともリスクヘッジを考えた場合、最低限システムに関する資料を納品時に頂く契約をしない
と後で痛い目に会います。そもそも私の経験上設計もしないでいきなり作り出すベンダーも時にはいます、その
場合後でシステムの機能追加や改修をする時に、拡張性が無かったりして、結局最後は作り直しという最悪な
パターンも考えられます。
2.業種の専門知識
これも実は非常に重要でECと一口に括る事は出来ません。業種によっては特種な要件やバックヤードの
運用方法が変わったりしますので、業界知識のないベンダーは納品後に改修リスクが増える可能性が大いに
あります。
3.マーケティング知識
ECは物を売る為にあるシステムです、物を売った経験のない人が作ったサイトがはたして売れるのでしょう
か?
上記3つのポイントが最低限ベンダーを選定する時に注意するところです、後は予算であったり、実績であったり、或いは提案力や相性等、色々な要素が選定に含まれる事ではありますが、失敗しない為の3つのポイントは抑えておきましょう。