2月に亡くなった義母は、息子である

主人曰く

ワガママで一度腹が立つと

何を言っても聞かない人



大概主人の妹が義母の言うことを

聞いてあげるのが、長年の在り方だったのですが

6年前から大阪から千葉の我が家へ

来ることが多くなりました。

長男である息子が面倒を見ると

いうことになり、持病のある義母と

引き取るだけの部屋がない環境で

家の中はゴタゴタしていました。


主人にすれば止むを得ず

義母を施設に入れる決断をし、

それまでは、デイサービスも拒否し続けた

義母ですが、なんとか行くようになり

次はショートステイとステップアップする中で

とうとう義母の感情的なバランスが

崩れたんでしょうね。

歩けなくなり、認知症が瞬く間に

進んでしまいました。


他人の世話になりたくない。

子どもなんだから親の面倒を見るのが

当たり前
と言っていた人が

有料老人ホームへ息子には

「嫌だと」言わずに入りました。


今年亡くなるまでの2年半

結局3カ所移動しましたが

本当にたくさんの方々の愛情で

歩くこともでき、認知症も前にもどりました。


あのワガママだと思っていた義母ですが

本来の姿は、人の面倒見ることが

大好きで、みんなと笑うのが好きで

大阪のおばちゃんパワー炸裂

していたので、若い施設のスタッフに

慕われていました。


あの義母は、まさか思いもよらない

現実が起こってきた時に

執着心を捨てたのだと思います。

かたくなな心を開かせてくれたのは

周囲の方々の心だと思います。


その執着を捨てることで

本来の自分を表現でき

楽しく生涯を過ごすことを

教えてくれたと思います。


今主人は、自律神経の不具合により

今まで東京マラソンに出場するくらい

走っていたのが、走れなくなっています。

そのために、今まで出来たことや

これからは、出来なくなったことに

執着している状態でしたが

義母のおかげで、執着を捨てることを

学びました。


やっと気持ちのモヤモヤが

晴れたようです。


起こってることは、決して自分を

不幸にすることではなく、より幸せになるために

起こってくるんですね。