浜松東映ミニシアターとして再オープン | 芸能ニュースタレントニュース大好きのエンターテイメント情報ブログ

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 ビル側との20年間の賃貸契約が先月3日で切れ閉館した東映の直営館・浜松東映(静岡県浜松市)が、12月5日(金)から新たにミニシアターとして新装オープンする。東映の直営館が、ミニシアターとして復活するのは初めて。

 館名は「シネマe_ra(イーラ)」で、イーラは静岡県西部の遠州弁「いいら」で「良いもの、良いこと」という意味。「いい映画を通して、いいご縁を大切にした交流を築き、街のなかにエネルギーを提供したい」というねらいがある。東映の元社員で浜松東映の支配人だった榎本雅之氏が、企業や個人から出資をつのり株式会社浜松市民映画館を設立。旧浜松東映を居ぬきで新たに賃貸契約を結び、オープンの運びとなった。

 榎本氏は、「シネコンではなかなか上映されない野心作、問題作、意欲作を積極的に組んでいきたい。邦画のみならず、アジア、ヨーロッパの作品、さらに俳優、監督特集などの企画ものもやりたい。さまざまな交流会も催していくことも考えています」と語る。ステージもやや広めに改装。落語やコンサートなどの開催も可能にし、映画にとどまらない市民の娯楽、文化の発信基地にしたい意向だ。

 ミニシアターの経営・運営は、東京、大阪などの大都市でも非常に難しくなっているのが現状。それでも、全国の地方都市には最近、市民参加型のものをはじめさまざまな運営方式のミニシアターができつつある。シネコンで上映される作品は、どうしてもヒット作や宣伝主動の話題作が多い。こうした画一的な上映に不満を覚える人たちが中心になり、地方ではなかなか見られない作品の上映を推進しようと、ミニシアター運営に乗り出しているのだ。

 今回のようなケースはかなり特殊だが、地方で映画文化を普及させ観客を育成していくことはとても大切な試みだ。東映の直営館閉館という厳しい現実を逆手にとって、新しい映画上映の場が広がっていくことを望みたい。ちなみにオープニング作品は、これまで浜松では上映されていなかった話題作『靖国 YASUKUNI』。今後の上映作品としては『百万円と苦虫女』、『かけひきは、恋のはじまり』、『ブタがいた教室』、『TOKYO!』、『七夜待』などの話題作が並んでいる。


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