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三重、滋賀、京都、大阪の4府県知事・副知事は11日、和歌山市内で記者会見し、国土交通省近畿地方整備局が淀川水系で計画している4ダムのうち、大戸川ダム(大津市)の建設凍結を求める方針を正式表明した。当面はダムによらなくても治水目的が達せられると判断した。淀川水系の4府県がそろって国の方針に異議を唱えた形で、同局は計画案の見直しを迫られそうだ。
京都府の山田啓二知事は「大戸川ダムの優先順位が低いのは各知事の共通認識だ。一刻も早く住民の安全を守る現実論を主張した」と合意に至った理由を説明した。
同整備局は今年6月、治水などを目的に、大戸川を含む4ダムの建設などを盛り込んだ淀川水系河川整備計画案を策定。計画案に対する意見を地元に当たる滋賀県の嘉田由紀子、京都府の山田啓二、大阪府の橋下徹、三重県の野呂昭彦各知事に求めていた。
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