田母神氏招致「間違っていない」 | 芸能ニュースタレントニュース大好きのエンターテイメント情報ブログ

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 参院外交防衛委員会は11日、政府の歴史認識に反する懸賞論文を公表し更迭された田母神俊雄・前航空幕僚長(60)に対し、参考人質疑を行った。田母神氏は同じ論文に航空自衛官94人が応募した問題に関し「(全国の部隊に募集要領をファクスした)空幕教育課長にこういうものがあると紹介はした」と述べた。一方で「私が指示したら(隊員の)応募は1000を超えていたはずだ」と述べ、直接の指示は否定した。

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 また自身の論文について「村山談話は具体的にどこが侵略とは書いていない。論文とは別物だ」と述べ、政府見解に反していないと主張。さらに「私が書いたものはいささかも間違っていない」と改めて持論を展開した。論文は憲法が禁じる集団的自衛権の行使に言及しているが、田母神氏は「一般的な状況を書いた」とする一方、「今は改憲すべきだと思っている。国を守ることについてこれほど意見が割れるようなことは直すべきだ」と主張した。

 論文を募集したマンション・ホテルを全国展開する総合都市開発「アパグループ」との関係については、田母神氏は「車代を含めて資金提供は一切受けていない」と語った。

 野党側は「田母神氏になぜ懲戒処分の手続きをしなかったのか」と追及。浜田靖一防衛相は「田母神氏が徹底抗戦すれば処分に時間がかかる。隊員の士気が落ちる事態は避けたかった」と述べ、騒動の収拾を優先した点を説明した。

 田母神氏は昨年5月、空自の部内誌「鵬友」に今回と同趣旨の論文を寄稿している。この問題について、浜田防衛相は「チェックしていなかったのは問題だった」と不手際を認めた。

 この日は通常の参考人招致と異なり、田母神氏が委員の質問だけに答える形式を取った。田母神氏が持論を一方的に披露することを警戒したためで、会議の冒頭、北沢俊美委員長(民主)が「委員会は論文問題をただす場。個人的見解を表明する場ではない」と田母神氏にくぎを刺す場面もあった。

 問題の論文は10月31日に公表された。「日本が侵略国家というのはぬれぎぬ」などと主張し、過去の侵略戦争を謝罪した政府の「村山談話」(95年)と真っ向から対立する内容。浜田防衛相は田母神氏を空幕長から更迭し、今月3日に定年退職させた。【松尾良】

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