小泉「呆れたよ、ドラクエ延期！」
記者「そうですよね」
小泉「このままじゃ支持率下がっちゃうよ、スクエニの」
記者「売り上げが落ち込んだら、次回作の開発費に響きますからね。ところで小泉さんは正直なところ、麻生総理をどう思われますか？」
小泉「経験値が足りないね。麻生君がレベル上げしてたら、こんな事にならなかった。怒るというより笑っちゃうくらい、ただただ呆れてる。で、なんで早急な対策取らないの？」
記者「何しろ、麻生総理ははぐれメタルが大の苦手だとか……」
小泉「はぐれメタルが苦手なの？ なら、はぐれメタルの美味しいレストラン紹介するよ。麻生総理はここの店の事、耳に入ってないようだから、ファックスで送るから。よく読んどけよ！」
記者「命中率が低いからとか……」
小泉「素早さがないからでしょ。肝心の攻撃力もないし、ステータス異常も発生してるよ。大体、バラモスで手こずってるようじゃ、ゾーマは倒せないよ」
記者「なんとしてでも不景気を打破する時期に差し掛かっている、にも関わらず、足並みが揃わない。そういう事ですね」
小泉「内閣のメンバー、そろそろ、カスタマイズする時期なんじゃないかなぁ？」
記者「麻生さんは？」
小泉「転職してルイーダの世話になればいい。あれだけ資産があれば、勇者から遊び人に転職しても、老後は安泰だろう」
記者「遊び人は賢者になれるとも聞きますが……」
小泉「あんなんじゃねぇ、遊び人でもレベル２０まで上げられないし、悟りの書があっても無理だよ」
記者「よく遊びよく学ぶ、これが真の賢者たる者の心構えである、そういう事ですね」
小泉「それより定額給付金支給しなきゃ、スクエニに」
記者「ついに小泉さんも重い腰を上げる時が来ましたか」
小泉「この定額給付金は、３分の２を使ってでも成立させるべき法案だと思っているから」
記者「その額は？」
小泉「１億ゴールド！」
記者「レートは？」
小泉「１ゴールド１２０円！」
記者「随分、大規模な公的資金投入ですね」
小泉「派遣切りされた人も一時的に送れば、間に合うだろ」
記者「流石、小泉さん！ 国の現状を考えた給付金ですね。ところで、今回の記者会見は、麻生総理に対する宣戦布告と受け取ってもよろしいでしょうか？」
小泉「今回、私が渇を入れた事がせめてもの薬草になって欲しい。ただし、今後もこの様な事が続いたら、マダンテを使ってでも事態を変えなきゃならない！」
こうして“勇者”小泉指揮の下、ドラクエ９の開発が急ピッチで進められる。
※この日記はフィクションです。
