福岡県内有数の進学校を中退し、タカラジェンヌへ‐。


福岡市早良区の修猷館高校2年の遠藤優美子さん(17)がこの春

中学3年から3度目の挑戦で

念願の宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)に合格した。
人生の目標を「医師」から「男役のスター」に方向転換し

背中まであった長い髪もばっさり。


3年生進級を待たずに新しい舞台に飛び込む遠藤さんを

級友や担任も応援している。


遠藤さんが宝塚歌劇を初めて見たのは

中3の正月にあったテレビ番組。
「あの華やかな舞台に立ってお客さんを感動させたい」。
早速、本物の宝塚を母親と一緒に観劇し、心を決めた。


一念発起した遠藤さんは、幼いころから習っていたバレエの

レッスンを週3回から5回に増やし、声楽も週2回習い始めた。
バレエスクールで指導した石田絵理子さんは「20分前には

来てストレッチを始めていた。
誰に言われなくとも、努力することを知っている子です」と

その熱意に太鼓判を押す。


音楽学校を受験できるのは高校卒業までの4回だけ。

今年失敗したら、母親と同じ医師を目指し

国立大学医学部に進学するつもりだった。
が、医師の夢に未練はない。
3月30日の合格発表直後、髪も30センチ切った。


入学後は演劇や声楽、日舞やダンスなど厳しいレッスンが待っている。
「まずは2年後、初舞台に立つ日に向かって頑張ります」と意気込む。

2007/04/03付
西日本新聞夕刊

立派、目的意識を持ち、

誰に言われる事なく努力を惜しまない遠藤さん!

こんな新入社員が欲しい~!