私はそれがないと生きて行けないくらい、本というものが大好きなんですけど。
学生時代、「本なんてだいきらい!」ていう子がけっこういまして。
理由をたずねると、
「面白いから読め!ためになるから読め!」
と親や教師に無理矢理おしつけられて嫌いになったそうなんです(笑)
たぶん、大人たちは本の楽しさや興味ぶかさを伝えようとしたんでしょうけれど、
それが完全に逆効果だったんですね。

なにを「面白い」と感じるのかは、いついかなる時にも、
そのひと自身が選ぶことを許された特権だと思います。

300円で買えるマンガ雑誌の中の物語に感動して、ボロ泣きしたっていいじゃない。
だれかが駄洒落を言って、みんながクスリともしないところで爆笑したっていいじゃない。

それが、個性ってものだと思うんだけどなあ。