上高地最終日(5/30)はやはり、雨上がりいい天気。なんでも日の出が素敵なスポットがあるらしく、廊下の足あとで目が覚める4:50。山の朝は早い…。起きたついでに近所を散策しましたが、鳥の鳴き声と川を流れるみずのおと。欲望が追いかけてこない山奥では、何もかもすがすがしい気分です。



macknのファッショントーク

↑カラフルなテントが気球みたいで、かわいい!



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↑母なりにキャラ弁に挑戦した、とのこと


お天気がよさそうなので、もう一度横尾方面に向かい、そのちょっと奥まで行くことに決定。大きな荷物は宿に預かってもらって、身軽に出発です。



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↑いい天気!



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↑景色だけ



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↑朝はまだ眠っている


一度目に通った時は雨まじりで、少々距離を感じた横尾までの道ですが、お天気がいいと全然印象が違います。あと、ひと晩休んで体力が回復したというのも大きい。足取りは断然軽い。ニリンソウは夜になると花が閉じる性格のようで、まだ花が開いておりませんでした。ねぼすけなのね。一斉にねぼすけのニリンソウの花畑になっていて、かなりかわいらしかったです。



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↑目的地


横尾から涸沢方面に向かう途中に屏風岩というものがあって、お天気的に見晴らしが見事と思われるという母の提案で歩みを進める我々ですが、かなり遠くに見えるし、山間の岩場を指さしてもイマイチピンときません。どんな景色が、世界が待っているのか?想いを巡らせ歩きます。



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↑今日はいい天気!



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↑ちなみに前の日


横尾に到着したのは9:00前。ちょっと寄り道しつつ概ね良いペースです。お天気がいいので、ハイキングのグループと、本格的な格好をした方と、そこそこ賑わっています。スキーやスノーボードをするために、板を担いで登る人が何人かいらっしゃいましたが、あんな重たいものを持って行くなんて、すごすぎます。しかも、リフトがないから、一回滑ったらおしまいなんですって。その一回のために大変な思いをして山を登るなんて、その一回が、よっぽど素晴らしいんだろうなぁ。



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↑近づいてきました


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↑時折上り坂もありました



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↑雪は結構ありました



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↑本格的な景色


昨日、おっかなびっくり眺めていた道を少々緊張しながら最初の一歩を踏み出してみると、当然ですが、普通の山道です。でも、今までの道と違って、急に道幅が狭まって山っぽくなってきました(笑)。山の入り口を散歩してきた程度ではあったのですが、僕にしてみると、登山をしてるような気分!本格的な格好をしている登山客に温かい目で見守られつつ(笑)根雪をまたぎ、石の階段を上ると、遠くにあったはずの屏風岩がどんどん近付いてきました。そして、いつの間にか、川が結構下の方に見えるようになってきて、目の前に屏風岩登場。



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↑ついた!



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↑母のビュー



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↑拡大図



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↑ゴキゲン♪


ふだん、自分の表情を中心に写真を選ぶので、自分が目をつぶっている写真はボツショットなのですが、母の表情がいいので採用しましたが、屏風岩は登山は小学生以来の僕には相当ダイナミックでインパクトのある風景と存在感でした。じっくりみると、雪解け水でしょうか?岩の中腹に滝があることに気づきました。こういうファンタジックな風景って夢の国か天国にあるのだろうと思っていましたが、僕の目の前にあるということに恍惚となりながら、横尾で買っておいたミルクティを飲んで一休み。極楽~。時間にして9:55。普段ならリトルトランクの朝の更新をチェックする時間(すごいでしょ、古着屋さんの入荷のチェックが生活の中心になってるっていうのが・笑)なのですが、今僕はこうして滝を見ている。不思議な気持ちです。そして、もうちょっと先の新村橋まで足を伸ばす予定でしたが、斜面にかなりの距離で残雪があり、グリップ性のない靴で来ていた我々は装備不足でしたので、そこで引き返すことに。次回はこの先に行ってみたい!



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↑バイバーイ!



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↑弱めのパンチ…


横尾に下山する途中、いよいよ最後の方でしたが背後で母の悲鳴が聞こえ、クマが出たかと思いました。母には悪いけど、あとは母に任せてスタコラサ~と思いつつ振り返ったらなんてこたない、カエルちゃんでした。苦手な方もいるので、アップの写真の掲載は控えましたが、いろんな生き物が山で暮らしているんですね。



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↑結構遠いような…



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↑お昼ごはん


横尾に到着したとき、まだ時間が早かったのですが、タイミング的にお弁当をいただきました。徳沢園でお弁当を用意していただいたのですが、なんていったっけ、もち米を蒸した山菜風の炊き込みご飯で、おいしかったです。で、ここから徳沢→明神→上高地と移動するのですが距離換算してみると、時間がちょっと押し気味なような…??まあ、帰りは行きほど写真を撮らないだろうし、平気かな?と思い出発。



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↑徳澤のニリンソウ



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↑レア発見



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↑景色がいいので、帰るのが惜しい


しかしどうでしょう。帰りはまた天候と時間が違うので、風景が全然違うのです。帰る日だからか、妙に天気が良くみえるのです。自由人ならあと一日ゆっくりできるのに…いや、電話さえできればほぼ自由人か、と思いつつ(笑)ニリンソウのお花畑を歩いていたらついに発見!基本的に白いニリンソウなのですが、緑の変種があるんです。行きは全然気がつかなかった。道行く人とここに咲いてますよ~!なんておしゃべりしていたら、明神に到着したころには、予想していた時間より1時間遅れていました。わはは。でも、上高地でお茶しなければ全然大丈夫(なはず)なので、明神からは行きに通らなかった、西側のルートを選択。



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↑木道のコースが好き



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↑こっちの池も好き



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↑時間がきになる(15:01)


こちらのコースは木道があって雰囲気満点なのですが、若干距離があって時間がかかるのです。でも、景色もみたいし…。テキパキ写真を撮って、テキパキ歩いて、ようやく電波が入るようになったので地図を見る前に、まずお洋服の入荷をチェック(笑)。そして、絶対間に合わないってことはないけど、結構タイトな現実を把握。ちなみにバスの時間は15:30。


でも、せっかくきたので、限界まで楽しんで、ダメならダメで乗車券はパーになるけど、松本行きのバスで帰ればいいので、やるだけやるってことで、散策に専念!?それと同時にお土産を買うこと、長野駅に出るバスが長いので何か食べたい、さらにみんなに書いたお手紙を出す、という3つのタスクがのこり、河童橋で別行動開始。母はどうしても白樺荘の売店で売っているコロッケが食べたいとのことで、限界まで作っていただくこととし、わっくんと母を残し、僕は郵便局に向かいつつ先にバス停に行くという作戦。郵便局はなんと15時で窓口がしまっており、ポストに投函すると記念消印が押せないと但し書きがしてあるじゃありませんか。しまった…。しかし、前もそんなこと言って推してくれたいたような気がし、なんにしたってお便りをかいたので、ポストに投函し、バス停までダッシュ。(ちなみにハガキの消印は無事に記念消印でした。



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↑コロッケができた!(15:25)



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↑僕がバス停から電話していたとき(15:27)



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↑ジャスト!(15:31)


そこからは5分もありませんでしたが、永遠を感じる5分でした(笑)。でも、僕たちは間に合うと確信していたのでさほどでしたが、先にバスに乗っていた観光の乗客たちが相当ヤキモキしてしまったみたいで、ヒヤヒヤさせてしまってすみません(笑)。1分前に家族が再開し、なんとか滑り込みセーフ!


…次はもっとゆとりで、ラウンジでお茶したいです(笑)。


登山をしている人にしてみたら、遊び程度の行程ではありますが、僕なりに最初の一歩を踏み出すことが出来て、大変有意義でした。家族で行動していたので、物をとってもらったり、雨になったら協力しあってさっさと着替えるのを手伝ったり、チームワークで乗り切る局面も多く、そういう感じがすごくいい体験でした。幼稚な表現ですが、ちょっと良い子になれたように思います(笑)。そして、母が元気なうちに秋までに涸沢か槍方面に挑戦することにしました。今、その準備をわくわくしながらしています。