ある日の朝。 | 女優で、主婦で、双子です。

女優で、主婦で、双子です。

大好きなお芝居を双子の姉と作りながら、大好きな息子と夫と暮らす日々。
欲張ったっていいじゃない、一度きりの人生だもの。

朝、起きたら父親がヨーロッパに旅立っていきました。


元気に振り向き、ピースをしながら車に乗り込む父。


「年々愛らしくなっていくね」と亜衣と話しながら、3人で見送りました。
ベッドに行くのが面倒なので、そのままソファで寝てたらお湯が沸いてるのにも気付きませんでした。


シャワーを浴びて目を覚ますと、母親に真新しい靴を履かされる私。

「少しキツ目だけと履けそう」と言うと、その靴をくれました。サイズが合わなかったみたい。

「じゃあ、早速履いて行くよ。」と私が出掛けに履いて行こうとしたら、吠えてました。


悔しかったみたいです。靴が大きくて。


母が吠えてましたので、面白いのでその母に向かってバレエダンサーさながら踊って見せつけてみました。新しい靴を。


転びました。


喜ぶ母を背に、気を取り直して駅へと歩き始める私。


駅までの道すがら、見知らぬ高齢のご婦人に手を振られました。


はて…?


と思いながらも、無視するのもどうかと思い、手を振りかえしておきました。


そんな朝です。


おはようございます。