命の繋がり | ありきたりのPeaceをうたえ

命の繋がり

5月20日(金)

こちらに来てからはずっとカヤック隊のきんちゃんファミリーの家にお世話になっていました

ちなみにきんちゃんは今年1月終わりに山口県庁前で上関原発反対の意思を伝えるため今年20才になる仲間5人で10日間のハンガーストライキをやってのけた男

自分と同じくらいの2009年10月に東京から田名埠頭にやってきて、それからは大抵は祝島や田ノ浦に身を置いて上関原発計画白紙撤回にむけてみんなと一緒に活動してる

ほんと逞しくなって、将来が楽しみな若者です

ハンガーストライキを一緒に達成したカンタとゲンちゃんも遊びに来た

自分が20才のときのこと考えたら…みんなすげーな

未来は明るい

というわけでこの日は八王子市にある高尾山へ

勉強不足で詳しくはわからないですが(すみません)東京に残された自然豊かで稀少生物がたくさん住んでる森がある生物多様な里山

電車を降りてウォーキング

気持ちよい汗をかきながら思いきり深呼吸

何も考えず呼吸ができるってすばらしい

空気がうまい!

だがしかし、ここ高尾山でも馬鹿げた工事が行われている

山をくり抜き、森を壊しトンネルを掘ろうとしている

ずっと座り込み抗議してきた人達がいたのだが国が力づくで排除

高尾山までの道路の横を流れる小川は泥水が流れていた

看板には「小さな命を守ろう」、森の木々が書かれた緑色の工事用フェンスに何の意味がある?

金儲けのための嘘八百に囲まれた工事現場、自然破壊現場

ここでも田ノ浦と同じようなことが行われていた

子供達に何を残していくのか?

山の入口の参道には涌き水を使った蕎麦屋さんが建ち並ぶ

お蕎麦を一杯、ビールを一杯

少々ほろ酔いになりながらロープウェイ横の山道を登っていく

シャガの花が咲き乱れている

歩を進めるにつれ森が深くなっていく

脇には透明の小川がそよそよと流れている

山の涌き水

最近聞いた話でトンネル工事の影響で涌き水が枯れてしまったところがあるらしい

長い年月を生き抜いた森の長老達は大きな幹でどっしりとしている

手をあてると何かを聞かせてくれる

見上げれば360°若葉の緑がキラキラと光る

ここにいたら放射能からも守ってくれてる、そんな気になった

身体中の毒を、心の汚れを…最高なデトックスの一日になった気がした

そいえば夜はムササビが動きまわるらしい

やっぱ自然いいな


夜はきんちゃんファミリーと居酒屋さんに行った後、高円寺でバスキング

高円寺またゆっくり来たいです

5月21日(土)

14時から三鷹市にある明星学園高校の会議室で「祝の島」上映会

監督のはなぶさあやさんのトーク

祝島のS水さん、Y坊さん、K村先生、虹のカヤック隊のTJ君、T君、Kちゃんもトークゲストとして参加

会場は80人くらい

震災前に観たときよりガンガン入ってくる

特に祝島の巨大な棚田の平さんのお話は心に沁みる

子供達に何を残していくのか?

祝島の人達は子や孫達に自分達が暮らしてきた、恩恵を受けてきた海を、暮らしを残すために10億にもなる補償金を拒み続け29年間上関原発計画に反対してきた

上映会後、みなさんのトークの後2曲歌わせてもらった

1、何もない荒野へ
2、心の島

ありがとうございました


豊かな海…豊かな山々…広い空…空の彼方…宇宙

丸い地球

人間…あなたの心

永遠に繋がっている命の繋がり

東京から山口の帰り、名古屋近くのSAによって、きしめん食べた

生まれ育った土地の食べ物は味覚を超えて美味しかったです

祝島S水さん、Y坊さん、K村先生、T君、TJ君、Kちゃん、Kちゃんファミリー…出会ったみなさんありがとうございました

感謝と祈りを込めて
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