東京都港区に旧朝香宮邸であり、かつては迎賓館として使用された「東京都庭園美術館」があります。
そこで並河靖之の七宝展が行われていたので、先日、出張の合間に行ってきました。
公共交通機関としてはJR山手線の目黒駅から行くのが便利です。
目黒駅からの歩道には案内が掲示されています。
正門から既に高貴な雰囲気が漂ってきます。
門を入ってすぐに建物があるわけではありません。草木に囲まれながら歩いていきます。
そして、美術館です。
こういう歴史的な建物になると、建物自体が観賞の対象になり、各室の案内ガイド(音声ガイド)も用意されています。
ルネ・ラリックの作品がふんだんに使われた各室の優雅さにうっとりです。
各地から集結した展示作品は下絵も含め140点あり、見応え十分です。有線七宝の鮮やかな壺や皿に魅了されます。
七宝作品は多くが海外へ流出しました。今回は英国のヴィクトリア&アルバート(V&A)美術館からのものもありました。
鳳凰草花図飾壺と草花図飾壺1対(V&A美術館)
並河は製法を弟子たちに伝授しなかったこともあり、同様の七宝は現在作られることはないようです。
この美術館では建物だけの展覧会もやるようですので、また日程が合えば行ってみたいと思いました。
この展覧会は4月9日まで開催されています。
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