ナインハーフ3
パソコンテレビGyaO で「ナインハーフ3」を見た。
「ナインハーフ3」は、仕事の取引のために億万長者ディボワの邸宅を訪れたビジネスマンのマットが、ディボワの美しい妻エミリーに惹かれていく様子を描く、人気エロス・シリーズの第3弾。GyaOには「美しき人妻の欲望の罠。エロティック・サスペンス」という凄い煽り文句もつけられている。
シリーズ第一弾の「ナインハーフ
」ではミッキー・ロークのセクシーさに惚れた覚えがあるので、今回もちょっと期待していたのだが、まったくの期待ハズレだった。
エロティックというには色気が足りず、純愛というには心情描写が足りず、サスペンスというにはスリルが足りず、何もかもが中途半端な感じであった。
最後のオチも後味が悪くて最悪。人間の気持ちを平気で弄ぶ金持ちどもには反吐が出そうだったし、やつらに振り回せれただけの主人公はミジメだった。
ビジネスとしては成功したのかもしれないが、結局は奴らに屈服したわけだから、どうしてもスッキリしない。どうせなら、わざと投資で大損をさせるなりして復讐すれば良かったのにね。というか、その復讐劇を中心に描いたほうが面白かったかも。
ただ、ものすごく楽天的な見方をすれば、ビジネスに成功した上に、美人妻と寝れて、男冥利につきる出来事だったとも言えるかもしれない。まあ、自分だったら、耐えられない屈辱だと感じてしまうだろうけどね。