THE GADD GANG 「THE GADD GANG LIVE」 | ネットで動画を楽しもう

THE GADD GANG 「THE GADD GANG LIVE」

スティーブ・ガッド率いる、ザ・ガッド・ギャングの1988年の六本木ピット・インでのライブをGyaOで配信している。

スティーブ・ガッドといえば、クラプトンのバックバンドや数々のセッションなどで活躍している名ドラマー。エリック・クラプトンがギターの神様なら、こちらはドラムの神様。私の中では、スティーブ・ガッドならぬ、スティーブ・ゴッドである。

テクニシャンなドラムの神様だが、このライブでは超絶テクはあまり見られない。
自分が率いてるバンドではあるが、一人だけ目立つようなプレイはせず、あくまでもサポートに徹した渋いドラムを叩いている。フロントのメンバーも気持ち良かったのだろう、終始リラックスムードが漂っていた。

7曲目の「Signed, Sealed, Delivered」の中では、阿修羅のごときドラムソロで会場を沸かせている。
この人のドラムソロは見ていて飽きないので好きだ。カウベルを織り交ぜたり、バリエーションが豊富だからというのもあるが、ドラムだけでも音楽になってるからだろう。テクニックと歌ごころの両方を備えた、素晴らしいドラマーだと再認識させられる。

このライブでの演奏曲は有名なブルースが多く、あまり彼らを知らない人でも楽しめると思う。
特に「A Whiter Shade Of Pale(青い影)」はオススメ。
しっとりしたオルガン、語りかけるようなギター、熱いサックス。そして、しっかりバックを支えるドラムとベース。すべてが素晴らしいと言わずにはいられない。
スポットライトのせいか、サックスのロニー・キューバの目が濡れてるように見えたのは気のせいだろうか?

― 出演者 ―
DRAMS:STEVE GADD(スティーヴ・ガッド)
GUITAR:CORNELL DUPREE(コーネル・デュプリー)
BASS:EDDIE GOMEZ(エディ・ゴメス)
KEY:RICHARD TEE(リチャード・ティー)
SAX:RONNIE CUBER(ロニー・キューバ)

― 収録曲 ―
1.Things Ain't What They Used To Be 
2.I Can't Turn You Loose 
3.Watching The River Flow 
4.My Girl 
5.Changes 
6.A Whiter Shade Of Pale 
7.Signed, Sealed, Delivered 
8.Honky Tonk 
9.I Can't Stop Loving You

THE GADD GANG 「THE GADD GANG LIVE」 [2006/10/16(月)正午まで]
GyaO - 音楽 - ジャズへの誘い~厳選ライブ映像~