エリア88
新谷かおる原作のベストセラーマンガ「 エリア88
」のテレビアニメ化。
内戦で揺れる砂漠の国で活躍する外国人傭兵達の哀愁を描く。
戦場カメラマンの新庄真の視点から、凄腕パイロットの風間真を中心とした傭兵たちの姿を描いている。
このカメラマンは原作には出てこないオリジナルキャラらしいが、テレビアニメ版では副主人公の扱いになっているようだ。というか、最初はこっちが主人公なのかと思っていた。「スピード・グラファー
」といい、最近は戦場カメラマンを主人公にするのが流行ってるんだなぁと勘違いしてたよ。
激戦区の戦場が舞台ということで、毎回のように傭兵仲間が死んでいくわけだが、あまりウェットには描いていない。あまり感情を出さないことで、いちいち死を悼んでいられないぐらい殺伐とした戦場の雰囲気を上手く表現してるように思える。
戦闘シーンはCGで描かれているようで、リアルで臨場感のある映像にしあがっている。通常シーンも綺麗な絵に仕上がってるんじゃないかと思う。まあ、どんなに最新技術を使ってても時代が経つとチープになってしまうかもしれないが。
ちなみに、このテレビアニメ版は原作のファンの間では評価が良くないようだ。原作を読んでない自分としては、テレビアニメ版も十分に楽しめる作品に仕上がってるように感じたのだけれども。
AmazonのDVDの評価
をみても、だいたいボロクソにけなされている。主な理由として、テレビアニメ版は12話しか制作されておらず、ストーリーがしっかり描ききれていないからのようだ。
しかし、ここまでボロクソな評価をされると、逆に原作マンガに興味を持ってしまうものらしい。中古でもいいから、読みたいという欲望がムクムクと沸いてくる。
こ、これが、原作ファンの作戦だったのか!?